複式フクシキ簿記ボキ
以上イジョウで、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショのイメージはつかめたのではないでしょうか。
貸借タイシャク対照表タイショウヒョウが、現在ゲンザイ残高ザンダカ資産シサン内訳ウチワケアラワします。
損益ソンエキ計算書ケイサンショが、収益と費用ヒヨウ、そして利益リエキアラワします。
個人コジン家計カケイにとっても、自分ジブン財産ザイサン賞味ショウミどのくらいあるのかをハカるのは大切タイセツでしょう。
また、出費シュッピ内訳ウチワケて、ナニ使ツカいすぎているのか、収入シュウニュウ支出シシュツのバランスをることも
できるでしょう。
なので、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショは、企業キギョウだけでなく、個人コジン家計カケイにおいても役立ヤクダって
くるものです。ただ個人コジンにとってはスコオオげさですが。
では、日々ヒビ発生ハッセイする、入出金ニュウシュッキンをどのように記録キロクすればよいのでしょうか。
複式フクシキ簿記ボキでは、これにタイして仕訳シワケというものをオコナいます。
家計簿カケイボ記録キロク方法ホウホウとはどこがどうチガうのでしょうか。
サキほど、単純タンジュン家計簿カケイボにカテゴリを追加ツイカしました。
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ カテゴリ 相手アイテ 入金ニュウキン 出金シュッキン 残高ザンダカ
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ 資本シホン   \50,000   \50,000
2006/5/2 仕送シオク 資本シホン オヤ \100,000   \150,000
2006/5/3 家賃ヤチン 費用ヒヨウ マル不動産フドウサン   \60,000 \90,000
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク 備品ビヒン マルオート \150,000   \240,000
2006/5/5 電話代デンワダイ 費用ヒヨウ NTT   \10,000 \230,000
2006/5/6 アルバイトダイ 収益 MAC \100,000   \330,000
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ 借入カリイレ アイコム \300,000   \630,000
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ 備品ビヒン バツオート   \500,000 \130,000
二輪車ニリンシャ自動車ジドウシャ資産シサンなすため、現金ゲンキン備品ビヒンわったとカンガえます。
こうしてカテゴリごとに集計シュウケイすれば、資本シホンがいくらで、備品ビヒンがいくらでというのがわかります。
現金ゲンキンについては残高ザンダカればわかります。
これでもナンとか、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショ作成サクセイできそうですが、これだけではナニかと
不都合フツゴウです。
ナニかというと、
・すべて現金ゲンキン取引トリヒキになっている
というテンです。
個人コジンでも、現金ゲンキン取引トリヒキ以外イガイにも銀行ギンコウ、クレジットカード決済ケッサイなど、様々サマザマカタチ取引トリヒキオコナって
います。
そこで、これらの口座コウザやカードを、ハコ容器ヨウキ見立ミタてて、そこからおカネれされるとカンガ
ます。
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ 相手アイテ 金額キンガク To From
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ   \50,000 普通フツウ預金ヨキン 資本シホン
2006/5/2 仕送シオク オヤ \100,000 普通フツウ預金ヨキン 資本シホン
2006/5/3 家賃ヤチン マル不動産フドウサン \60,000 費用ヒヨウ 普通フツウ預金ヨキン
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク マルオート \150,000 現金ゲンキン 備品ビヒン
2006/5/5 電話代デンワダイ NTT \10,000 費用ヒヨウ VIZAカード
2006/5/6 アルバイトダイ MAC \100,000 現金ゲンキン 収益
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ アイコム \300,000 現金ゲンキン 借入カリイレ
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ バツオート \500,000 備品ビヒン 現金ゲンキン
2006/5/9 PC売却バイキャク 友人ユウジン \100,000 備品ビヒン 売掛ウリカケキン
ノチ説明セツメイのため1つ追加ツイカしました。
これでだいぶわりました。ナニわったかというと、
出金シュッキン入金ニュウキンという区分クブンではなく、どの容器ヨウキからどの容器ヨウキにおカネ価値カチ)が移動イドウしたか
というふうにしたことです。
なので一見イッケンしただけでは、おカネったのかハイってきたのかわかりませんし、残高ザンダカラン
なくしたので、おカネがいくらノコっているのかもわかりません。これらをすには集計シュウケイオコナ必要ヒツヨウ
あります。
また、「おカネ価値カチ)が移動イドウしたか」としたのは、容器ヨウキカン移動イドウしているのは、おカネそのものというより
カネ匹敵ヒッテキする価値カチ移動イドウしているということなのです。
タトえば、備品ビヒン容器ヨウキから現金ゲンキン容器ヨウキへの移動イドウ、これは実際ジッサイには二輪車ニリンシャ現金ゲンキンわったことを
意味イミしているのですが、備品ビヒン容器ヨウキハイっていた15マンエン相当ソウトウ価値カチが、15万円マンエン相当ソウトウカミくず
わっただけのことです。銀行ギンコウ口座コウザカミくずがハイっているわけではなく、実際ジッサイにあるのは電子デンシ
データです。銀行ギンコウには預金ヨキン残高ザンダカ相当ソウトウ現金ゲンキンいてません。ワタシがあえて現金ゲンキンのことをカミくずと
言っているのは、紙幣シヘイとは実体ジッタイではなく、価値カチアラワ媒体バイタイぎないからです。
そうカンガえると現金ゲンキン相対的ソウタイテキなものでしかありませんが、株券カブケンなどとチガって、価値カチハカ尺度シャクド一体イッタイ
になっています。つまり、10万円マンエンはいつまでも10万円マンエンです。それは、エン基準キジュンにして記録キロク集計シュウケイ
オコナっているからです。これがドルを基準キジュン記録キロク集計シュウケイオコナっているとすると、1万円マンエンサツ価値カチは、
為替カワセによって変動ヘンドウすることになります。
また、ここでは、家賃ヤチン電話代デンワダイ支払シハライサキを、まとめて「費用ヒヨウ容器ヨウキにしています。ここは細分化サイブンカしても
よいのですが、ここでは一括イッカツして費用ヒヨウ容器ヨウキにしています。細分化サイブンカした場合バアイ家賃ヤチン容器ヨウキ通信費ツウシンヒ容器ヨウキ
にすることはあっても、マル不動産フドウサン容器ヨウキやNTT容器ヨウキにすることはありません。どこにハラったかよりも
どういうい名目メイモク使ツカったかを集計シュウケイするからです。
オナじように、借入カリイレ資本シホンも収益も、まとめてあります。
これはどのように集計シュウケイされるかというと、Fromにあるものはマイナス、Toにあるものはプラスというカタチ
集計シュウケイします。
上記ジョウキ場合バアイ初期ショキ残高ザンダカが0だとすると、
資本シホン -150,000
普通フツウ預金ヨキン 90,000
費用ヒヨウ 70,000
現金ゲンキン 50,000
VIZAカード -10,000
備品ビヒン 250,000
収益 -100,000
借入カリイレ -300,000
売掛ウリカケキン 100,000
マイナスなのは、他人様タニンサマからってきたおカネです。つまり、他人様タニンサマ財布サイフ勘定カンジョウアラワしています。
資本シホンや収益については、マイナスを補填ホテンする必要ヒツヨウがありませんが、借入カリイレ、VIZAカード(クレジット、け)
については、アトでおカネ補充ホジュウして0にっていく必要ヒツヨウがあります。
費用ヒヨウ他人様タニンサマ財布サイフアラワしています。なので、これは自分ジブンモノ資産シサンではありません。
これで、だいぶ整理セイリされてきました。
しかし、まだりません。それは、
容器ヨウキカン移動イドウ一対一イッタイイチになっている。
ということです。
タトえば、100,000エン商品ショウヒンげました。そのとき、60,000エン現金ゲンキンで、ノコり40,000エンはつけで
となると、ウエヒョウではりません。ツギのようにします。(Toを借方カリカタ、Fromを貸方カシカタえます。)
*なお、借方カリカタ貸方カシカタ言葉コトバ自体ジタイには、由来ユライはありますが意味イミはありません。仕訳シワケミギくものが
貸方カシカタヒダリくのが借方カリカタです。ついでにイマまで容器ヨウキといっていたものを勘定カンジョウ科目カモクえます。
強引ゴウインですが、タンなる言葉コトバです。(^^;
日付ヒヅケ 内容ナイヨウ 相手アイテ To(借方カリカタ) 金額キンガク From(貸方カシカタ) 金額キンガク
2006/5/1 先月センゲツから繰越クリコシ   普通フツウ預金ヨキン \50,000 資本シホン \50,000
2006/5/2 仕送シオク オヤ 普通フツウ預金ヨキン \100,000 資本シホン \100,000
2006/5/3 家賃ヤチン マル不動産フドウサン 費用ヒヨウ \60,000 普通フツウ預金ヨキン \60,000
2006/5/4 二輪車ニリンシャ売却バイキャク マルオート 現金ゲンキン \150,000 備品ビヒン \150,000
2006/5/5 電話代デンワダイ NTT 費用ヒヨウ \10,000 VIZAカード \10,000
2006/5/6 アルバイトダイ MAC 現金ゲンキン \100,000 収益 \100,000
2006/5/7 消費者ショウヒシャ金融キンユウ アイコム 現金ゲンキン \300,000 借入カリイレ \300,000
2006/5/8 自動車ジドウシャ購入コウニュウ バツオート 備品ビヒン \500,000 現金ゲンキン \500,000
2006/5/9 PC売却バイキャク 友人ユウジン 備品ビヒン \100,000 売掛ウリカケキン \100,000
2006/5/9 商品ショウヒン売却バイキャク キャク 現金ゲンキン \60,000 収益 \100,000
      売掛ウリカケキン \40,000    
最後サイゴ取引トリヒキでは二行ニギョウ使ツカっています。
最後サイゴ取引トリヒキのような取引トリヒキがあるために、ホカ取引トリヒキもすべて金額キンガク両方リョウホウかなければなりません。
これは非常ヒジョウ冗長ジョウチョウオモえるかもしれませんが、これが複式フクシキ簿記ボキ仕訳シワケのやりカタです。
実際ジッサイけることで利点リテンもあります。
それは、
別々ベツベツハナして集計シュウケイできる
というテンです。トクカミ伝票デンピョウ)を使ツカって記入キニュウをしていた場合バアイは、ミギヒダリハナして、科目カモクごとにアツめて
集計シュウケイすると便利ベンリです。
しかし、イマはコンピュータでやってしまえば、ベツ二度ニド入力ニュウリョクする必要ヒツヨウはないでしょう。
会計カイケイソフトを使ツカったことがありませんが、最後サイゴのケースをノゾいて、PCジョウ伝票デンピョウ入力ニュウリョクする場合バアイ、1カイ
だけでいいとオモいます。
とはいえ、このように両方リョウホウくので、複式フクシキ簿記ボキというわけです。
簿記ボキホンには「取引トリヒキには両面リョウメンがある」なんて説明セツメイしているけど、おカネ価値カチ)が一方イッポウからもう一方イッポウ
移動イドウしているのだから、両面リョウメンがあるのはたりマエのことです。
そして移動イドウ方向ホウコウは、ツネミギ貸方カシカタ)からヒダリ借方カリカタです。
しばしばヒダリからミギ方向ホウコウカンガえたホウかりやすい場合バアイもありますが(トク振替フリカエ場合バアイ)、実体ジッタイとしては
ミギからヒダリです。
振替フリカエとは、勘定カンジョウ科目カモクベツ勘定カンジョウ科目カモク変更ヘンコウすることです。これはあとで説明セツメイします。
サキほど、To、Fromで集計シュウケイしたとき、資本シホン借入カリイレ、収益がマイナスになりました。
これはFrom(貸方カシカタ)にあるものをマイナスで計算ケイサンしていたからです。
しかし、複式フクシキ簿記ボキでは、基本的キホンテキにマイナスは使ツカいません。
借方カリカタ貸方カシカタ集計シュウケイし、オオいほうからスクないホウいて、残高ザンダカオオホウ記載キサイします。
サキほどのレイではツギのようになります。
借方カリカタ 貸方カシカタ
資本シホン 150,000
普通フツウ預金ヨキン 90,000
費用ヒヨウ 70,000
現金ゲンキン 50,000
VIZAカード 10,000
備品ビヒン 250,000
収益 100,000
借入カリイレ 300,000
売掛ウリカケキン 100,000  
合計ゴウケイ 560,000 560,000
借金シャッキンなどはマイナスで表現ヒョウゲンしたホウ実態ジッタイアラワしているようにえますが、言葉コトバ場合バアイはプラスで
表現した方がいいでしょう。
借方カリカタ貸方カシカタ合計ゴウケイ一致イッチします。これがバランスシートわれるゆえんですがFromとToにドウ金額キンガク
書いたのだから当然です。
トータルすると、
貸方カシカタには、資本シホン負債フサイ買掛金カイカケキン借入カリイレトウ)、収益がて、
借方カリカタには、資産シサン費用ヒヨウます。
そして貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショミチビすことになります。
資産シサン 負債フサイ
  資本シホン    貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ
   
費用ヒヨウ 収益      損益ソンエキ計算書ケイサンショ
簿記ボキ魔法マホウ
複式フクシキ簿記ボキは、一見イッケン不思議フシギなもので魔法マホウのようです。
その魅力ミリョクかれて、会計学カイケイガク世界セカイハイっていくヒトもいます。
ゲーテは、簿記ボキこそ人間ニンゲン立派リッパ発明ハツメイヒトつだといっています。
ワタシはそうはオモいませんが。
ある手順テジュンシタガっていたらあら不思議フシギ貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショ
できてしまった!
しかしこれは不思議フシギでもナンでもありません。
ツギのような魔法マホウ公式コウシキみたいなものです。
テキスト ボックス: ある数を思い浮かべてください。
それに5を足してください。
それから2を引いてください。
それに4を掛けてください。
それを2で割ってください。
それから6を引いてください。
それを2で割ってください。

その数はあなたが最初に思い浮かべた数ではありませんか?
貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショしたものを算出するようにすると
借方・貸方の記述の場所が必然的に決まっていきます。
それにシタガって記述キジュツしていたら、貸借タイシャク対照表タイショウヒョウ損益ソンエキ計算書ケイサンショ算出サンシュツされるのは当然トウゼンです。
容器ヨウキカンガえる(もう一度イチド
しばしば借方カリカタ貸方カシカタ記入キニュウしていて混乱コンランするのは、
あたかも借方カリカタ貸方カシカタ両方リョウホウのおカネ実在ジツザイしているかのようにえるテンです。
単純タンジュンハコ説明セツメイしているホンがありますが、このテン危険キケンがあります。
タトえば、1000エン売上ウリアゲがあった場合バアイ
借方カリカタ 貸方カシカタ
現金ゲンキン 1000エン 収益 1000エン
仕訳シワケします。こうするとあたかも収益のハコに1000エンハイっていて
現金ゲンキンハコにも1000エンハイっているようにえます。
しかし物理的ブツリテキには現金ゲンキンは1000エンしかありません。
収益の1000エン現金ゲンキンの1000エン別物ベツモノではありません。
一方イッポウ資産シサン購入コウニュウした場合バアイタトえば
借方カリカタ 貸方カシカタ
備品ビヒン 100,000エン 現金ゲンキン 100,000エン
とすると、物理ブツリテキ現金ゲンキン備品ビヒンわったカタチ
直観的チョッカンテキにわかりやすいのです。
ところが、収益や費用ヒヨウといったものは内容ナイヨウアラワしているだけなので
これだと直観的チョッカンテキにわかりにくいのです。
どうすれば、えるカタチでわかりやすくなるのでしょうか。
やはりハコ用意ヨウイします。
そしてそれぞれのハコ中身ナカミ移動イドウさせるのです。
ワタシは、簿記ボキらないコロ家計簿カケイボのアプリケーションをツクったのですが、
入出金ニュウシュッキン管理カンリするだけではなく、カネ存在ソンザイがどこにあるのか、財布サイフ
銀行ギンコウ口座コウザなのかわかるように、容器ヨウキマスターを導入ドウニュウしました。
そして、この容器ヨウキカン移動イドウを、「移動イドウ」と定義テイギしました。
タトえば、銀行ギンコウからおカネろす場合バアイ以下イカのようになります。
入出金ニュウシュッキン区分クブン From To 金額キンガク 内訳ウチワケ 取引トリヒキサキ
移動イドウ みずぽ 財布サイフ 10,000 引出ヒキダシ  
この結果ケッカは、
みずぽ -10,000
財布サイフ +10,000
となります。
出金シュッキン場合バアイであれば、
出金シュッキン 財布サイフ   3,000 コメ ヒガシトモ
入金ニュウキン場合バアイであれば、
入金ニュウキン   みずぽ 100,000 給与キュウヨ Xシャ
としました。こうすると、どの容器ヨウキにいくらノコっているかがすぐにわかります。
この容器ヨウキカンガカタはクレジットカードにも適用テキヨウしました。
出金シュッキン Visa   1,000 食事ショクジ 和寇ワコウ
移動イドウ みずぽ Visa 1,000 引落ヒキオトシ  
ローンカードの場合バアイ同様ドウヨウにできます。
出金シュッキンした段階ダンカイでは残高ザンダカはマイナスになります。これが借金シャッキン状態ジョウタイです。
そして、容器ヨウキからウツすことでマイナスをします。
※この出金シュッキン入金ニュウキン移動イドウ概念ガイネンは、出金シュッキン伝票デンピョウ入金ニュウキン伝票デンピョウ振替フリカエ伝票デンピョウ
一部イチブ対応タイオウします。ただし、伝票デンピョウ入金ニュウキン出金シュッキン現金ゲンキンだけで、それ以外イガイ
振替フリカエ伝票デンピョウなのでカナラずしも一致イッチはしません。
このカンガカタ発展ハッテンさせて、すべての取引トリヒキ容器ヨウキカン移動イドウにします。
出金シュッキンサキ容器ヨウキは、「他人様タニンサマ
入金ニュウキンモト容器ヨウキも、「他人様タニンサマ
移動イドウ 財布サイフ 他人様タニンサマ 3,000 コメ ヒガシトモ
移動イドウ 他人様タニンサマ みずぽ 100,000 給与キュウヨ Xシャ
移動イドウ Visa 他人様タニンサマ 1,000 食事ショクジ 和寇ワコウ
移動イドウ みずぽ Visa 1,000 引落ヒキオトシ  
コメ支払シハラいの3,000エンは、他人様タニンサマ容器ヨウキ移動イドウしたとカンガえます。
入金ニュウキンの100,000エンは、他人様タニンサマ容器ヨウキから移動イドウしたとカンガえます。
備品ビヒン購入コウニュウした場合バアイは、
移動イドウ 財布サイフ 備品ビヒン 10,000 事務ジムツクエ ヒガシトモ
となります。
この場合バアイ正確セイカクには財布サイフから他人様タニンサマ(おミセ)の容器ヨウキに、10000エン
移動イドウし、備品ビヒン自分ジブンのところにやってきたのですが、
財布サイフナカの10,000エンが、備品ビヒン容器ヨウキ移動イドウしたとカンガえます。
移動イドウするのは、おカネそのものではなく、おカネ同等ドウトウ価値カチ移動イドウしたと
カンガえます。実際ジッサイには価値カチ目減メベりしているものの、った時点ジテンでは、
購入コウニュウガク同等ドウトウ価値カチがあるとカンガえるのです。
これは価値カチ変化ヘンカしない有価ユウカ証券ショウケン購入コウニュウしたときのことをカンガえると
よくわかります。
財布サイフ -100,000
有価ユウカ証券ショウケン +100,000
とします。
目減メベりするものについては、あとで価値減少分を差し引きます。
この場合バアイ他人様タニンサマ容器ヨウキ価値カチ移動イドウすることになるのですが、
この他人タニンサマはどこか特定トクテイ他人タニンではなく、虚空コクウ他人様タニンサマということ
になるでしょうか。虚空コクウ他人タニンサマとはヘンかもしれませんが、文字モジドオ価値カチ目減メベりしたのですから、
物理的ブツリテキても価値カチ虚空コクウえていることになります。
現金ゲンキン紛失フンシツオナじようなものです。
こうしてみると貸方カシカタかれる負債フサイ資本シホン、収益、いずれも他人様タニンサマ容器ヨウキから、自分ジブン
容器ヨウキ価値カチ移動イドウしていることになります。個人コジン企業キギョウ場合バアイ資本シホン自分ジブンしたもの
ですが、その場合バアイでも個人コジン企業キギョウ自分ジブンとは別物ベツモノカンガえます。
他人様タニンサマ -100,000
現金ゲンキン +100,000
一方イッポウ借方カリカタかれる費用ヒヨウ自分ジブン容器ヨウキから他人様タニンサマ容器ヨウキ移動イドウしていること
になります。
現金ゲンキン -100,000
他人様タニンサマ +100,000
こうしてみると、簿記ボキ記帳キチョウする必要ヒツヨウのあるすべては、容器ヨウキアイダでの価値カチ移動イドウ
ということになるのです。
直方体: 現金
直方体: 資本
直方体: 費用
直方体: 売上
直方体: 借入
直方体: 備品
直方体: 商品
費用ヒヨウ資本シホン借入カリイレ、収益の容器ヨウキ他人様タニンサマ容器ヨウキです。
費用ヒヨウ水道スイドウ光熱費コウネツヒ給料キュウリョウ売上ウリアゲ原価ゲンカ減価ゲンカ償却ショウキャクなど、もうスコ細分化サイブンカします。
借入カリイレは、借入カリイレ買掛金カイカケキン未払ミハラキン支払シハライ手形テガタなどに細分化サイブンカされます。
他人様タニンサマ容器ヨウキは、特定トクテイのだれだれとは明記メイキしません。
また、その容器ヨウキは、あくまでもワタシタイしての取引トリヒキ容器ヨウキであって、
その残高ザンダカは、ワタシタイしての取引トリヒキ残高ザンダカです。
これらの容器ヨウキカン移動イドウがあり、それぞれの容器ヨウキ単体タンタイでは、プラスマイナスで取引トリヒキ
記録キロクされ、そのトータルで残高ザンダカまります。
この取引トリヒキ記録キロクするサイ
現金ゲンキン -100,000
水道スイドウ光熱費コウネツヒ +100,000
記載キサイするのではなく、マイナスのものは右側ミギガワってきて、
マイナス記号キゴウ使ツカわないように記録キロクします。
ここがポイントです。
水道スイドウ光熱費コウネツヒ 10,000 現金ゲンキン 10,000
つまり、右辺ウヘンかれたものは実際ジッサイには、プラスではなくマイナスを意味イミしています。
合計ゴウケイ残高ザンダカしたときに、借入カリイレ100,000となったとき、借入カリイレ容器ヨウキはマイナスになって
います。ただ合計ゴウケイ残高ザンダカ右辺ウヘンいているので、プラスで表現ヒョウゲンします。
そして、移動イドウ方向ホウコウカナラミギからヒダリです。
タトえば、買掛金カイカケキン支払シハライ手形テガタ振替フリカえる場合バアイも、ミギからヒダリです。
買掛金カイカケキン 100,000 支払シハライ手形テガタ 100,000
支払シハライ手形テガタ容器ヨウキがマイナスになって、買掛金カイカケキンにプラスが加算カサンされるのです。
言葉コトバジョウでは、買掛金カイカケキン支払シハライ手形テガタ振替フリカえたのだから、この場合バアイ方向ホウコウは、
ヒダリからミギじゃないかとオモうかもしれません。もしマイナスが移動イドウしたとカンガえる
ならば、ヒダリからミギ移動イドウしたとカンガえてもカマいません。
このように容器ヨウキ移動イドウカンガえると、ベツオボえなければならないことはこの方向性ホウコウセイ
だけで、あとはりません。資産シサン増大ゾウダイヒダリで、減少ゲンショウミギでなどと丸暗記マルアンキする必要ヒツヨウ
ありません。
特殊トクシュなケース
ハラモドし・値引ネビ
現金ゲンキン 1,000 水道スイドウ光熱費コウネツヒ 1,000
1000エンオオハラいすぎていたのでモドってきた場合バアイ
他社タシャサマ容器ヨウキから現金ゲンキン容器ヨウキに、おカネ移動イドウします。
返品ヘンピンされた
売上ウリア 1,000 現金ゲンキン 1,000
返品ヘンピンした
現金ゲンキン 1,000 仕入シイレ 1,000
これは打消ウチケしというふうにカンガえることもできますし、他人様タニンサマとのアイダで、現金ゲンキン移動イドウした
カンガえてもいいでしょう。