8月13日


 ハリケーンの傷跡



崩れた家
 今日は、海沿いの村に行った。この村は、ハリケーンで土地が削られ、7割の家屋が完全に水没してしまった場所である。今も水は引いていない。ここには大きな川の河口があるが、川面よりも土地が低くなってしまったため、もう水が引くことはないと思う。村は寸断され、今ではボートが村人の日常の交通手段になっている。
 多くの村人は、この土地を去ってしまった。崩れた家屋、沈んだバスは、今もそのまま放置されている(写真:崩れたままの家)。金井さんも、ここに来るのは久しぶりだけど何も変わっていないと言っていた。
 村を歩いていたら、たまたまAPSOのスーザンに出会った。APSOは世界各地で様々なプロジェクトを行っているアイルランドのNGO。今もホンジュラスで援助活動をしている数少ないNGOの一つである。彼女はこの村に事務所を構えて、付近の村々の支援活動を行っている。彼女の事務所で、数時間にわたっていろいろと有意義な話をした。

 APSOの事務所で長居したために、昼食を食いそびれてしまった。朝食も食べていないし、昨夜は体調が悪くて早く寝たためカロリーメイト1箱しか食べていない。腹が減った。
 アパートに戻ってきてシャワーを浴びたら、もう家庭教師が来ていた。空腹のままスペイン語のお勉強。先生にもちょっとは配慮してもらおうと思って、今日は何も食べていないこと、とても疲れていることをスペイン語で一生懸命説明したら、「スペイン語をだいぶ覚えたね」とほめられただけで何も配慮してくれなかった。また、この日に限って「〜を食べている」とかいう例文が多くて空腹に輪をかけた。
 結局、食事にありつけたのは夕方6時。Sopa de pollo(鶏肉のスープ)がとてもうまかった。ビールもうまかった。



Seiji OHMORI 1999