今日から被災地の村をまわる。今日は、ベインティシンコ・デ・アブリルという村に行って、以前配布したトタン板がきちんと使われているかの確認を行った。AYUCAでは、建築資材を配布した後、その使用状況までも確認している。資材を転売して儲けようとたくらんでいる人もいるからである。
この村の名前「ベインティシンコ・デ・アブリル」とは、スペイン語で「4月25日」という意味である。この村ができた日付らしい。通常なら毎年4月25日は村をあげてのお祭りを行うはずなのだが、1998年10月のハリケーン『ミッチ』後は、住民たちが貧しくなったためお祭りを行っていないそうだ。 最近、AYUCAはこの村でスイカの栽培のプロジェクトも行っている。農場に行ってみると、ちょうどスイカの小さな芽がぽつりぽつり出始めていたところだった。農場で作業をしていた人たちは、順調にスイカが育っていることに喜びを感じているようだった。見ている方も、なんかうれしくなった。 村を離れるときには、村人がバナナを枝ごとくれた(写真)。普通、こんなにたくさんもらっても困ると思うが、大家さんのファミリーに配ると喜ばれるのでありがたくいただく。 その後、トコアという町に出て、農薬や肥料を買ってトルヒーヨに戻った。
前回ここに来たときには車がなかったので、移動手段はバスかヒッチハイクだったが、その後でAYUCAは車を購入したので、今回は自家用車での移動である。 |
Seiji OHMORI 2000