5月 2日(火)


 ホンジュラスの料理



魚料理
 今日はまずトコアという町に行って、スイカ栽培用の肥料と農薬を買った。そして、それをスイカの栽培をしているベインティシンコ・デ・アブリルに持っていった。

 仕事を終えた後、トルヒーヨの近くのサンタフェという村に行って、魚料理を食べた(写真:ロコという白身魚)。昨日も今日も新鮮な魚。贅沢な毎日である。
 こちらの料理は、決してまずくはないが、油をたっぷり使ってあって、味が濃いのが難点である。勤務先の食堂で濃い味には慣れていたつもりだったが、それよりも濃い。薄味好みのオレは、この場所には住めないな、と思ってしまう。一方、辛いものが好きな金井は、濃い味の料理にさらに香辛料をたっぷりとかけていた。彼女の味覚は完全に麻痺しているようだ。味覚に限らず、B型の金井には繊細さというものが、まったくない。まあ、中米で生活するためには、その方が向いていると思うが。
 毎日、濃い味のものを食べていると、「ざるそば」とか「そうめん」とかが食べたくなってくる。こんなに暑いとさっぱりしたものが欲しくなるのが普通のような気がするが、こっちにはさっぱりした料理がない。
 街で流れている音楽も、ラテン系の暑苦しいものばかり。日本では郷ひろみがカバーした『ラ・ビーダ・ローカ(アチチーの曲)』は、聞かない日はないというぐらいにどこかで流れている(もちろんスペイン語バージョン)。もっと涼しげな曲を流せばいいのにと思うが…。これがラテン系のノリなのだろうか? オレはついていけない。



Seiji OHMORI 2000