BAT MAC 取扱説明書

Mr.S(shinoda)

目次

このソフトについて
インストール
オプション

オプションの指定方法
全オプションの一覧

MACアドレスを変換テーブル(データベースファイル)に登録する
MACアドレスを判定する

BAT_MACの起動時の書式
BATファイルの例
登録台数が255件を超える場合のBATファイルの例
NT系のCMDの場合の秘技
グループ分け

ファイルレイアウト
開発環境
作者について
最後に

このソフトについて

　バッチファイル上から、そのパソコンに接続されているLANカードのMACアドレスを判定し、各種処理を自動でを行うことを支援するソフトです。

　各種設定やログオン時の処理を、バッチファイル等を用いて自動化している管理者さんは、結構多いのではないでしょうか。そこで、問題となるのが、個々のパソコン毎に違う処理をしたい時の対処法です。「バッチファイル上で機種判別ができればどれだけ便利だろうか」と考えた管理者さんは少なくないでしょう。作者(Mr.S)もそのうちの一人です。
　GUIでMACアドレスを調べたり、単にMACアドレスを表示(STDOUTに出力)するだけのソフトは結構多いのでしょう、しかし、それを利用して処理を自動化できるソフトは、なかなか見つからないですね。

　一般的に、LANカードのMACアドレスはユニークな(同じ値が２つ以上無い)アドレスです。したがって、パソコンに刺されているLANカードのMACアドレスを調べることにより、そのパソコンを特定する(以下、機種判別)ことが出来ます。

　機種判別をするには、他にCPUのIDを用いる方法もありますが、その機能を備えていない環境も結構多いのではないでしょうか。それに比べ、機種判別を必要とする環境では、LANカードが刺さっているケースがほとんどではないでしょうか。この理由を考慮し、今回は、機種判別にMACアドレスを用いることにしました。

　このソフトでは、MACアドレスから、1?255までの任意の数への変換テーブルを作成し、その数をERRORLEVELとして返します。BATファイル上で、このERRORLEVELに応じた処理をすることにより、機種判別による自動処理を実現できます。

インストール

　特に、インストール作業を行う必要はありません。BAT_MAC.EXEと、後程作成する変換テーブルを、好きな場所にコピーするだけです。

オプション

・オプションの指定方法

　オプションを指定するには、BAT_MACを起動する際に、BAT_MAC の後にオプション文字列を付加してください。例えば、現在実行中のパソコンのMACアドレスを一覧表示するには以下のようにします。
 

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -P C:\CHEE'S\>

　オプションには、動作を指定するものの他に、パラメータを指定するためのものもあります。これらのオプションを指定する場合は、オプション文字列の後、スペース区切りでパラメータを入力して下さい。また、オプションを複数指定する

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -P -L 0 C:\CHEE'S\>

このとき、オプションの並び順は適当で構いません。
※ 一部、共存できないオプションがあります。(-A と、-S など)

・全オプションの一覧


　-P

　現在、OSが認識しているネットワークカードのMACアドレスを一覧表示します。プロトコルをインストールしてある場合、同じMACアドレスが複数個表示されます。この場合、LANA番号がそれぞれ異なった値になっているはずです。LANA番号との対応を知りたい場合は、ネットワークのプロパティの「NetBIOS」の項目を探して詳しい情報を得ることができます。
　-S
　OSが認識しているネットワークカードのMACアドレスと、事前にデータベースに登録しておいたMACアドレスを照合し、見つかった場合は、事前に登録しておいた ERRORLEVEL を返し、見つからなかった場合は、ERRORLEVELとして"0"を返します。
　また、照合に使うデータベースファイルのファイル名は、"-F"オプションで指定します。"-F"オプションを省略した場合、BAT_MAC.DAT"が適用されます。
　-J
　CSVファイルから専用のデータベースファイルに変換します。このとき、各ファイル名は　"-F" , "-C" オプションで指定してください。
　データベースファイルに変換するには、以下のようにして下さい。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -J -F RIKA.DAT -C MAMI.CSV C:\CHEE'S\>

　上のコマンドは、MAMI.CSVを データベースファイルRIKA.DATに変換する例です。デフォルトファイル名として"-F" オプションを省略した場合は "BAT_MAC.DAT" が、"-C" オプションを省略した場合は "BAT_MAC.CSV" が適用されます。
※ 出力先ファイルが既に存在していた場合は、追加ではなく上書きされます。
　-K
　データベースファイルから専用のCSVファイルに変換します。このとき、各ファイル名は　"-F" , "-C" オプションで指定してください。
　データベースファイルに変換するには、以下のようにして下さい。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -K -F RIKA.DAT -C MAMI.CSV C:\CHEE'S\>

　上のコマンドは、データベースファイルAIMI.DAT を YUMIKO.CSVに変換する例です。デフォルトファイル名として"-F" オプションを省略した場合は "BAT_MAC.DAT" が、"-C" オプションを省略した場合は "BAT_MAC.CSV" が適用されます。
※ 出力先ファイルが既に存在していた場合は、追加ではなく上書きされます。
　-A <ERRORLEVEL>
　OSが認識しているネットワークカードのMACアドレスと、"-S" オプション指定時に、そのMACアドレスが検出された場合に返す戻り値(ERRORLEVEL)を出力(追加)します。
　出力先は、"-C" または "-F" オプションで指定したファイルになります。両方とも指定すると、両方のファイルに出力されます。
　また、"-L" オプションでLANA番号が指定されていない場合は、最初に発見したMACアドレスが出力されます。
　-L <LANA>
　LANA番号(LANA (Local Area Network Adapter 番号)を指定する時に使用します。このオプションは単体で指定することはありません。-A,-S,-P 等で、目的のLANA番号を明示したい場合に利用して下さい。
　-F <データベースファイル名>
　データベースファイルのファイル名を指定します。このファイル名は、"-S"オプション指定時時には、読み込むデータベースファイル。"-A"オプション指定時時には、書き込むデータベースファイルのファイル名です。"-S" オプション指定時に、このオプションが指定されしなかった場合、デフォルトで、"BAT_MAC.DAT" が適応されます。
　このオプションを指定しなかった場合、"BAT_MAC.DAT"が読まれます。
　-C <CSVファイル名>
　CSVファイルのファイル名を指定します。
　"-A" オプション指定時にこのオプションを指定すると、テーブルをテキスト形式で書き出します。CSVファイルは、データを整理しやすくするためにサポートしているフォーマットであり、検索用のデータとしては使えません。検索用のデータとして使用する場合は、専用のデータベースファイルに変換しなければなりません。
　-M <パターン>
　検索時等にMACアドレスをマスクすることができます。
　例えば、検索時に、データベースファイルに "12:34:56:78:90:AB" 登録されているMACアドレスを、マスクパターン"FF:FF:FF:FF:00:00" で マスクして検索すると、　"12:34:56:78:00:00"?"12:34:56:78:FF:FF"の65536種類のアドレスで一致します。

　この話を聞いて「ピン」とこない人は、指定しない方が無難でしょう。

MACアドレスを変換テーブル(データベースファイル)に登録する

　1.CSVファイルから、MACアドレスを変換テーブル(データベースファイル)に登録する

・CSVファイルの作成

　CSVファイルを作成するには、２種類の方法があります。

(a)BAT_MACを利用して、現在使用中のパソコンが認識しているネットワークカードのMACアドレスを、CSVファイルに追加し、この作業を、登録したい全てのパソコン上で行う。

　まず、MACアドレスを登録したいパソコンのLANA番号の一覧を表示します。一覧を表示するには、以下のようにします。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -P LANA(0) : 00:80:c8:49:1c:09 LANA(1) : 00:80:c8:49:1c:09 LANA(2) : 00:80:c8:49:1c:09 LANA(3) : 00:00:00:00:00:00 MASK : ff:ff:ff:ff:ff:ff　 C:\CHEE'S\>

　この一覧の中から、登録したいMACアドレスのLANA番号覚えておいて下さい。
　どの、LANA番号を登録してよいのかわからない場合は、WINDOWSのネットワークのプロパティの「NetBIOS」の項目を参照して、どのLANA番号のMACアドレスを登録するか決めましょう。

※ LANA番号は、CSVファイルには保存されません。従って、上の例のようになった場合、０?２のどのLANA番号を選んでも、結局MACアドレスは同じなので、適当なLANA番号を指定しても構いません。

　次に、MACアドレスをCSVファイルに登録します。書式は次のようになります。

BAT_MAC -A [返すERRORLEVEL] -C [保存するCSVファイル名] -L [LANA番号]
　例えば、LANA番号が0のMACアドレス(00:80:c8:49:1c:09)が見つかったときに、
ERRORLEVEL を 123 と返すようにするとき、CSVファイル、MAMI.CSVに保存したい
場合は、次のようなオプションで実行します。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -A 123 -C MAMI.CSV -L 0 C:\CHEE'S\>

　このとき、MAMI.CSV が存在しない場合は新規作成し、既に存在している場合は、最後に追加されます。

　次に、CSVファイルを編集します。編集する内容が無ければ、編集しなくても構いません。編集するには、表計算ソフトやカード型データベースソフト等のCSVファイルが編集可能なソフトを使います。また、このソフトが出力するCSVファイルは、テキストエデッタでも見やすいようなレイアウトで出力されますので、Notepad(メモ帳)などで編集しても構いません。

　ファイルのレイアウトは、1列目に返すERRORLEVEL、2列目にMACアドレスになります。

　最後に、編集後のCSVファイルを専用のデータベースファイルに変換します。　書式は次のようになります。

BAT_MAC -J -C [読み込むCSVファイル名] -F [書き込むデータベースファイル名]
　例えば、MAMI.CSVからRIKA.DATに変換したい場合は、次のようなオプションで実行します。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -J -C MAMI.CSV -F RIKA.DAT C:\CHEE'S\>

この時、RIKA.DATは上書きします。追加ではありませんので、注意して下さい。

　(b)EXCELなどで、直接MACアドレスのリストを作成し、CSV形式で保存する。

　まず、EXCELなどの、CSV形式で出力が出来るソフトを立ち上げます。

　次に、1列目に返すERRORLEVEL、2列目にMACアドレスになるように表を作ります。
　この時のファイルフォーマットについては、次の章で述べます。
　そして、その表をCSV形式で出力して下さい。

　最後に、前回説明したのと同様にCSVファイルからデータベースファイルに変換します。

　例えば、MAMI.CSVからRIKA.DATに変換したい場合は、次のようなオプションで実行します。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -J -C MAMI.CSV -F RIKA.DAT C:\CHEE'S\>

　2.MACアドレスをデータベースファイルに直接登録する

　まず、前回、CSVファイルにMACアドレスを追加した時と同様に、登録するMACアドレスのLANA番号を調べて下さい。
　次に、どのERRLEVELで登録するか決めます。
　登録する時のオプションは、以下のようになります。

BAT_MAC -A [返すERRORLEVEL] -F [保存するデータベースファイル名] -L [LANA番号]

　例えば、LANA番号が0のMACアドレス(00:80:c8:49:1c:09)が見つかったときに、ERRORLEVEL を 123 と返すようにするとき、データベースファイル、RIKA.DATに保存したい場合は、次のようなオプションで実行します。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -A 123 -F RIKA.DAT -L 0 C:\CHEE'S\>

　このとき、RIKA.DAT が存在しない場合は新規作成し、既に存在している場合は、データの最後に追加されます。

MACアドレスを判定する

・BAT_MACの起動時の書式

　BAT_MAC でMACアドレスを判定するには、以下のオプションで実行して下さい。

BAT_MAC -S -F <データベースファイル名>

　例えば、RIKA.DATの内容を元にMACアドレスを判定するなら、次のようなオプションで実行します。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> BAT_MAC -A 123 -F RIKA.DAT -L 0 C:\CHEE'S\> BAT_MAC -S -F RIKA.DAT BAT MAC Version 0.71 detect 123 (00:80:c8:49:1c:09) C:\CHEE'S\>

　このとき、OSへは、ERRORLEVELとして 123 が返されます。ERRORLEVELの受け取り方は、次節を参照して下さい。また、一致するMACアドレスが見つからなかった場合は、0を返します。
　画面表示を消したい場合は、以下のようにして下さい。

C:\CHEE'S\

C:\CHEE'S\> @BAT_MAC -S -F RIKA.DAT > NUL C:\CHEE'S\>

・BATファイルの例

　実際に、ERRORLEVELを判定して自動処理をする例をあげてみます。

上の例は、1?3 の ERRORLEVEL が返されて時は、その旨を、それ以外の登録されているパソコンの ERRORLEVEL が返されて時は、「このパソコンは、登録されていますが、なにもしません。」というメッセージを表示し、登録されていない場合は、「このパソコンは、登録されていません。」というメッセージを表示する例

・登録台数が255件を超える場合のBATファイルの例

　それでは、登録台数が、255件を越える場合の例を2つ紹介しましょう。
一つ目は、sample2.batで、一番簡単な例です。
二つ目に、sample3.batで、登録台数が、510台を越える場合は、こちらの方が高速になります。

　まずは、sample2.bat について説明しましょう。
　次の例は、まず、ASAMI.DATを検索し、見つからなかった場合はTOMO.DATを、次にMEGU.DATをそれでも見つからなかった場合は、その旨を表示します。


sample2.bat

@ECHO OFF bat_mac -f asami.dat -s > NUL IF ERRORLEVEL==1 GOTO ASAMI1 IF ERRORLEVEL==2 GOTO ASAMI2 IF ERRORLEVEL==255 GOTO ASAMI255 IF ERRORLEVEL==0 GOTO TOMO GOTO EXIT :TOMO bat_mac -f tomo.dat -s > NUL IF ERRORLEVEL==1 GOTO TOMO1 IF ERRORLEVEL==2 GOTO TOMO2 IF ERRORLEVEL==255 GOTO TOMO255 IF ERRORLEVEL==0 GOTO MEGU GOTO EXIT :MEGU bat_mac -f tomo.dat -s > NUL IF ERRORLEVEL==1 GOTO MEGU1 IF ERRORLEVEL==2 GOTO MEGU2 IF ERRORLEVEL==255 GOTO MEGU255 IF ERRORLEVEL==0 GOTO NOTFOUND GOTO EXIT :ASAMI1 echo 熊切あさ美 1号機が検出されました。 GOTO EXIT :ASAMI2 echo 熊切あさ美 2号機が検出されました。 GOTO EXIT :ASAMI255 echo 熊切あさ美 255号機が検出されました。 GOTO EXIT :TOMO1 echo 森知子 1号機が検出されました。 GOTO EXIT :TOMO2 echo 森知子 2号機が検出されました。 GOTO EXIT :TOMO255 echo 森知子 255号機が検出されました。 GOTO EXIT :MEGU1 echo 五十嵐恵 1号機が検出されました。 GOTO EXIT :MEGU2 echo 五十嵐恵 2号機が検出されました。 GOTO EXIT :MEGU3 echo 五十嵐恵 3号機が検出されました。 GOTO EXIT :NOTFOUND echo このパソコンは、登録されていません。 GOTO EXIT :EXIT

　上の例の場合は、制御構造は簡単ですが、台数が増えると、処理に時間がかかってしまいます。

　次に、sample3.bat について説明しましょう。
　この方法を理解するには、マスクの概念を理解できていて、かつ、自分の管理化にあるパソコンのMACアドレスの分布を把握していなくてはなりません。
　以上2つの条件に合致しない場合は、この方法をおすすめしません。

　次の例は、まず、検出したMACアドレスの下位2BITのみ取り出し、その結果より、それぞれ別々のデータベースファイルから検索しなおします。まず、下の例の前提条件として、例で使用するMACアドレスとを以下のようにします。

 

MACアドレス	マシン名
12:34:56:78:90:00 12:34:56:78:90:28 12:34:56:78:90:45 12:34:56:78:90:7D 12:34:56:78:90:52 12:34:56:78:90:36 12:34:56:78:90:CB 12:34:56:78:90:2F	新井利佳1 新井利佳2 上田愛美1 上田愛美2 藤岡麻美1 藤岡麻美2 篠原由美子1 篠原由美子2

　上の例の名前は、MACアドレスを元に決めたもので、実際には、こううまい具合に分かれる事はありません。

　上の例の場合、データベースファイルの登録内容を以下のように構成します。
 

CHEES.DAT
  1 , 00:00:00:00:00:00
  2 , 00:00:00:00:00:01
  3 , 00:00:00:00:00:02
  4 , 00:00:00:00:00:03

RIKA.DAT
  1 , 12:34:56:78:90:00
  2 , 12:34:56:78:90:28
AIMI.DAT
  1 , 12:34:56:78:90:45
  2 , 12:34:56:78:90:7D
MAMI.DAT
  1 , 12:34:56:78:90:52
  2 , 12:34:56:78:90:36
YUMIKO.DAT
  1 , 12:34:56:78:90:CB
  2 , 12:34:56:78:90:2F


　以上の条件を前提に、sample3.bat を理解して下さい。

・NT系のCMDの場合の秘技

　Windows NTや、2000では、環境変数 %ERRORLEVEL% に戻り値セットされます。あまり知られていませんが、こんな便利な機能があるので、是非使いましょう。
　まず、sample4.bat を例に、%ERRORLEVEL% の便利な使い方を紹介しましょう。次の例は、各コンピュータ用に作ったレジストリファイルを適用する例です。
　レジストリファイルは、C:\CHEE'S￥REG_FILE\REG.1 ? REG.255 に保存します。バッチファイルでは、返ってきたERRORLEVELが拡張子となるファイルをレジストリに反映させます。

　今回は、REGEDITを例に挙げましたが、COPY コマンドや、リソースキット内のツール等を利用することにより、色々な動作が可能になるでしょう。

・パソコンをグループわけし、そのパソコンが属するグループを判定して見よう。

　戻り値と、MACアドレスの関連付けは、１対多 で構成することができます。
　例えば、新井利佳、上田愛美、藤岡麻美、篠原由美子の４人のパソコンのMACアドレスをERRORLEVEL 1 で登録し、五十嵐恵、熊切あさ美、森知子の３人のパソコンのMACアドレスをERRORLEVEL 2 で登録すれば、CHEE'S のパソコンか METAMO のパソコンなのかを判定するこ
とができます。
　ただし、その逆の 多対１ には設定できません。もし、上田愛美を1と3で二つ登録したとしても、ＮＥＯちゃっきり娘と CHEE'S の両方のエラーレベルを返すことはできません。　

ファイルレイアウト

・CSVファイル

　CSVファイルは、フィールドの区切りがカンマで、レコードの区切りがCR+LFの形式のものです。１フィールド目が、OSに返すERRORLEVELを表すフィールドで、1〜255までの整数になります。２フィールド目が、MACアドレスになります。
　下に記述例を示します。

 

1	11:22:33:44:55:66
2	66:55:44:33:22:11
10	12:34:56:78:9A:BC
255	FF:EE:DD:CC:BB:AA

・データベースファイル

　データベースファイルは、(登録データ数 × 8)バイトの長さのバイナリデータになります。

　1レコードのファイルレイアウトは、1バイト目がERRORLEVEL、2バイト目が予約で、必ず0、3バイト目から8バイト目までは、MACアドレスになります。そして、このデータが登録してあるMACアドレスの数だけ続きます。

例えば、以下のCSVファイルをデータベースファイルに変換すると、次のようになります。


1	11:22:33:44:55:66
2	66:55:44:33:22:11
10	12:34:56:78:9A:BC
255	FF:EE:DD:CC:BB:AA




	+0	+1	+2	+3	+4	+5	+6	+7	+8	+9	+A	+B	+C	+D	+E	+F
0000	01	00	11	22	33	44	55	66	02	00	66	55	44	33	22	11
0010	0A	00	12	34	56	78	9A	BC	FF	00	FF	EE	DD	CC	BB	AA

　この説明を読んでも意味が分からない場合は、データベースファイルの直接編集をしない方が無難です。

開発環境

使用ソフト

Microsoft Visual C++ 6.0
notepad.exe(WindowsNT4.0付属のメモ帳)
Stirling(DDS2(後藤和重)さん作のバイナリエデッタ)

使用OS

Windows NT 4.0 Workstation SP6a

使用BGM(CD)

chee's　スナップショット
chee's　ガラガラゲッチュ
CHEE'S　トモダチ
METAMO　JA-DO

使用ドリンク

ペプシコーラ(大学の自販機で、500ml缶で\110)　
# JOLTの自販機が学内から消えちゃったので...
リポルタミンＤ(タウリン1000mgの他に、人参600mg配合されています)

作者について

・メールアドレス

we_are_chees@anet.ne.jp(2001/04 現在)
　このメールアドレスは、普段常に使っている正式なアドレスではありません。正式なメールアドレスは以下の方法で見つけ出すことができます。
　まず、Vectorのホームページから、作者番号:VA021390を見つけてしてください。ソフトウェア名や、作者名(Mr.S)で検索すると見つけ出せるでしょう。
　そして、作者(Mr.S)のプロフィール等を確認してください。メールアドレスは、こちらに記載されています。また、作者のホームページにも記載されています。

・職業

学生、データベース関連のプログラマ、学校のパソコン室のスタッフ。

・CHEE'S のオフィシャルファンクラブ「Easter Egg plus」の会員番号

No.00000000328 (本当はこんなに桁数ないです)

最後に

　このソフトは、フリーソフトウェアですので、特に送金をする必要はありません。とくに「このソフトが気に入ったのでカンパしたい」という奇特な人は、CHEE'SのCDを買って、売上と、今後の発展に貢献してあげてください。

VECTOR の私のページ
学校(P-Ken)の私のホームページ
VECTOR の私の作者ページ

中部大学パーソナルコンピュータ研究会(P-KEN)
P-KEN (tigereye)

PKen Design (WEBマガジン)
SPP(Short Program Party)

CHEE'S オフィシャルページ