CW MOUSE 取扱説明書

Mr.S(shinoda)

タイトル CW MOUSE Ver. 0.83e
動作環境 Win98 || WinNT4.0 || Win2K|| WinME
書庫内容 CW_MOUSE.TXT , CW_MOUSE.EXE , CW_MOUSE.HLP , CWM_HOOK.DLL
転載 ドキュメント内に記載されている条件内で自由
作者 Mr.S (Shinoda System Products)
使用方法 CW_MOUSE.HLP を参照してください。

 

目次

はじめに

CW Mouse とは

動作環境

このソフトの使用条件等

インストールとアンインストール

インストール

アンインストール

使用方法

起動

メニュー

終了

動作の一時停止

モールス入力の方法

BS,スペース,ENTERの入力

設定項目

スピードの設定

マウスの動作モード

動作の仕組み

ファイル構成

フック

キーイベント

モールス符号の一覧

モースル符号一覧表

モールス符号の覚え方

最後に

隠し機能

仕様 (バクと呼ばないで!!)

開発環境

CW Mouse とは

このツールでどんなことができるか?

 CW Mouseはマウスのボタンでモールス符号を打つことによりキーボード入力をエミュレーションするソフトです。

 例えば、メモ帳でAという文字を入力したければ、メモ帳を立ち上げて「ト ツー」といったタイミングでマウスをクリックすれば良いのです。

 キーボードをエミュレーションしているのですから、当然 ショートカットキー等の入力にも使えます。例えば、選択範囲をコピーをしたいのなら、コントロールを押しながら「ツー ト ツー ト」と入力すれば良いのです。

このソフトを、どんな用途で使えるか?

 「こんなツール、何に使うんだ??」と思っている人も多いでしょう。  もし、あなたのキーボードのあるキーが突然反応しなくなったらどうしますか?  もし、あなたのキーボードがハングした時、キー入力が必要になったら...?  机の上にキーボードを置くスペースが無い人  マウスを愛している人  無線従事者の勉強中の人などにも便利です。  この他にも、使い方はあなたの発想次第です。

動作環境

 作者も厳密な動作環境は把握していませんが、とりあえず書いておきます。 OS

Windows95 Windows98 WindowsNT4.0 Windows2000 で動作確認しました。

その他の Win32 系のOSでも動くかもしれません。

本体のスペック HDD 100Kbyte

MEM Windowsがまともに動く程度

CPU Windowsがまともに動く程度

周辺機器 マウス 推奨環境 3ボタンマウス又はホイールマウス

GM音源、FMシンセなどのMIDIデバイスを使った音源

(本格的な音源だと、かえって気持ちが悪いかも)

このソフトの使用条件等

このソフトを使用する際の注意事項

 このソフトは、フリーソフトウェアとします。著作権は作者(Mr.S)が有します。

 本プログラムによって生じたいかなる障害、損害において作者は一切責任を負いません。 バグの修正、バージョンアップなど  バグの修正、バージョンアップ等の要望があれば、作者へメールなどにより連絡していただければ良いのですが、その義務は、一切老いません。 このソフトの転載条件等  このソフトの、転載、雑誌などへの添付は自由です。その際、作者に連絡を頂ければとても嬉しいのですが、特に強制はしません。  ただし、以下の項目については厳守してください。

・アーカイブの内容を変更しない。 (圧縮形式の変更、テキスト化等の、元のアーカイブ内の内容が変わらない程度の変更は可能です。)

・著作権表示を変更しない。

作者への連絡方法

 とりあえず、Vectorのホームページから、作者番号: VA021390を見つけてしてください。そちらにメールアドレスが記載されているはずです。

インストール

 配布のアーカイブを適当なフォルダ(ディレクトリ)に解凍して下さい。

 これでインストールは完了です。  レジストリは、一切変更しませんので、インストールはこれで完了です。

 設定をデフォルトから変更したい場合は、本体の入っているディレクトリは書き込み可能な状態にしておいて下さい。設定内容は、本体と同じフォルダに自動作成されるcw_mouse.ini に書き込まれます。

アンインストール

 アンインストールする時は、単に構成ファイルを削除するだけで結構です。

 ただし、削除する前には、アプリを通常終了させて下さい。異常終了、強制終了のあとや、起動中に削除しようとした場合、DLLが削除できないことがあります。

起動

 このツールは起動するには、CW_MOUSE.EXE のアイコンをダブルクリックするだけです。

 すると、タスクトレイに次のアイコンが表示されるはずです。

 このアイコンをシングルクリックもしくは右クリック(右クリックモールス入力モード時は除く)すると、メニューが表示されるはずです。このメニュー から、終了 、などの項目が選べます。

 メニューの詳しい(?)内容については、メニューの項目を参照してくださいえ。

メニュー

 タスクトレにアイコンが表示以下のアイコンが表示されていることを確認して下さい。

 表示されていない場合は、CW Mouse が起動されていませんので、起動操作を行って下さい。

 このアイコンをシングルクリックすると、以下のメニューが表れます。

メニューの内容は、以下のようになります。 ヘルプ
このヘルプを呼び出します

このソフトについて

よくあるAboutダイアログです。

プロパティ

このソフトの動作設定です。

設定項目には、スピードの設定マウスの動作モード等があります。詳しい内容は、それぞれの項目を参照してください。

※スピードの設定に、隠し機能があります(^_^;

CW Mouse の終了

このプログラムを終了させます。そのままです。詳しくは(詳しく説明のしようがないけど) 終了の項目を参照してください。

終了

 下のメニューで終了を選ぶと終了します。

 何らかの事情で、異常終了した場合は、残念ですがあきらめてください。一度、OSを再起動したほうが無難かもしれません。

動作の一時停止

 この機能は、CW Mouseの動作を一時的に無効にしたいときにしようします。

 たとえば、真ん中のボタンを使用するアプリを利用している場合や、2ボタンマウスモードに設定してある場合などに有効です。

 具体的な使用方法ですが、まず、タスクトレイに次のアイコンが表示されていることを確認してください。{bmct cw1.bmp}

 表示されていない場合は、CW Mouseが起動されていませんので起動させてください。

 このアイコンをダブルクリックすると、以下のように変化するはずです。

 上の状態が、CW Mouseが使用可能な状態、下の状態が、CW Mouseが一時停止の状態です。

 アイコンをダブルクリックする度に、この状態が入れ替わります。

 一時停止状態では、真ん中ボタン(2ボタンモード時には右ボタン)は、通常(CW Mouse が組み込まれていない状態)の動作になります。

モールス入力の方法

 マウスの真ん中ボタン(2ボタンモード時には右ボタン)で普通に鍵を使うように入力してください。すると、通常のキーボードと同じ動作になります。

※マウスの動作モードを変更する方法は、マウスの動作モードの項目を参照してください。

 キーボードのイベントをエミュレーションしているので、普通のキーボードと同等な動作をします。ですから、CTRLキーを押しながら「ツー ト ツー ト」で、クリップボードへコピー、SHIFT+「ツー ト ト ト ト」で!マークになります。これは、仕様です。

 モールス符号を忘れた場合は、モースル符号一覧表を覗いてみてください。

BS,スペース,ENTERの入力

BS(BackSpace)は、訂正符号「・・・・・・・・)」になっていますが、ENTER、SPACEは、独自拡張で、新たな符号を割り当ててあります。

 ENTERは、「−−−−」

 SPACEは、「−−−・」

と、なっています。

 上記以外のモースル符号につきましては、モースル符号一覧表を覗いてみてください。

スピードの設定

 まず、「スピードの設定」とはどういうものなのかを説明しましょう。この設定項目では、短点の長さをミリ秒単位で設定します。長点の長さ及び、文字の区切りの空白の長さは、短点の長さの3倍くらいとなっています。

 メニューでプロパティを選ぶと、以下のようなダイアログボックスが出てくるはずです。

 このダイアログボックスの、「短点の時間」と書いてある所のテキストボックスに、ミリ秒単位で数値を入力してください。ただ、「ミリ秒」と言って、ピンとくる人は少ないでしょうから、隣に「Play」ボタンを用意しておきました。このボタンを押すと、設定したスピードで、「CW」とモールス信号が鳴り響きます。ただし、FMシンセ、GM音源などのMIDIにマップされたデバイスが無いとダメです。

※GSやXG等(KORG派の人も含めて) の良い音源で再生させると気持ち悪い音がします。

なお、このソフトには、ちょっとした隠し機能がありますが、気にしないで下さい。

 設定を有効にするには、OKボタンを押してください、このボタンを押すと、本体と同じディレクトリに「CW_MOUSE.INI」が作成されます。ですから、設定を保存したい場合は、本体が格納されているディレクトリは、書きこみができる状態(アクセス権、ライトプロテクト、属性等)にしておいてください。

マウスの動作モード

 このモードは、マウスの右ボタンでモールス入力をするモードです。  このソフトは、もともと、「マウスの真中ボタンでモールス入力」というコンセプトなのですが、それでは、2ボタンマウスを利用している人や、「インテリマウス」を使っているけど、ドライバを入れるのが面倒で2ボタンマウスとして使っている人等にも利用してもらえるようにこの機能を実装しました。

 メニューでプロパティを選ぶと、以下のようなダイアログボックスが出てくるはずです。

メニューの「右クリックでモールス」にチェックを入れると、モールスの入力が、真ん中ボタンではなく右ボタンになります。

 設定を有効にするには、OKボタンを押してください、このボタンを押すと、本体と同じディレクトリに「CW_MOUSE.INI」が作成されます。ですから、設定を保存したい場合は、本体が格納されているディレクトリは、書きこみができる状態(アクセス権、ライトプロテクト、属性等)にしておいてください。

ファイル構成

CW Mouse は、以下のファイル構成になっています。

CW_MOUSE.EXE

 本体です。このファイルを実行すると、プログラムが起動されます。

CWM_HOOK.DLL

 フック部分のDLLです。

CW_MOUSE.HLP

このHELPファイルです。

CW_MOUSE.TXT

 とりあえずのReadmeのような物です。

CW_MOUSE.INI

 設定を保存したときに作成されるINIファイルです。このファイルは、パッケージには含まれていませんが、スピードの設定 や、マウスの動作モード等の設定画面でOKを押すと、自動的に作成されます。

フック

 このソフトでは、マウスのメッセージを取得し、真ん中ボタンに関するメッセージを本体に渡し、さらに、本来受け取るはずのアプリに渡さないようにする時に、グローバルフックを利用しています。

 具体的には WH_MOUSEでフックを掛け、WM_MBOTTUN* のメッセージを受け取った場合は、本体プログラムにWM_USERでその旨を伝え、次のフックプロシージャに何も渡さずに、前のフックプロシージャにTRUEを返しています。

キーイベント

 本体プログラムでは、フック用のDLLから受け取ったメッセージをもとに、モールス符号を解析し、入力された符号に相当するキーコードのキーイベントを発生させています。

 具体的には、フック用のDLLから受け取ったWM_USERのメッセージをもとに、クリックの間隔を測定し、それをもとにキーコードを生成し、keybd_eventを発生させています。

モースル符号一覧表

アルファベット

A
・−
N

−・

B
−・・・
O
−−−
C

−・−・

P
・−−・
D
−・・

Q

−−・−
E
R
・−・
F
・・−・
S
・・・
G
−−・
T
H
・・・・
U
・・−
I
・・
V
・・・−
J
・−−−
W
・−−
K
−・−
X
−・・−
L
・−・・
Y
−・−−
M
−−
Z
−−・・

数字

1
・−−−−
6
−・・・・
2
・・−−−
7
−−・・・

3

・・・−−
8
−−−・・
4
・・・・−
9
−−−−・
5
・・・・・
0
−−−−−

記号

+
・−・−・
.
・−・−・−
=
−・・・−
,
−−・・−−
/
−・・−・
?
・・−−・・

(

−・−−・

−−・・・
)
−・−−・−
・−−−−・
-
−・・・・−

・−・・−・

特殊キー(独自拡張)

BS
・・・・・・・・・
SPACE
−−−・
ENTER
−−−−

暗記方法については 覚え方を見て下さい。

モールス符号の覚え方

 モールス符号の暗記には、いろいろな方法があるが、今回は「ごろ合わせ」の覚え方を紹介しましょう。

 例えば、「CW」の「C」ですが、「−・−・」を、ごろ合せで、コードネーム。何となく、そう聞こえますよね... 「コードネームはセーラーV」 ちょっと古いかな...

A ・−

adder(アダー)

加算回路のこと
B −・・・

B plus(ビープラス)

Niftyで使われていたプロトコル

C −・−・

Code Name(コードネーム)

開発中の名前
D −・・

D-SUB(ディーサブ)

コネクタの形状ですね
E そのまま
F ・・−・

fread(エフリード)

C言語でファイルから読み込む時に

G −−・

GeForce(ジーフォース)

nVIDIAのビデオチップ

H ・・・・

handle(ハンドル)

プログラマーなら解るかな?

I ・・

ISO(イソ)

国際規格ですね
J ・−−− 自動応答 そのまま
K −・− 警視庁 捕まっちゃダメヨ
L ・−・・ Linux

誰もが知っている(?)OSです。

M −− mailer メールを送信するソフトですね
N −・

node(ノード)

中継点
O −−− ODP オーバードライブプロセッサの略
P ・−−・ Power Port 電源ポートのこと
Q −−・− 救急司令

119番は、救急司令と消防司令

R ・−・

resource(リソース)

資源のこと
S ・・・ SHIFT シフト
T

tar(たー)

UNIX使いには説明不要かな?

U ・・−

UNDO(アンドゥ)

アンドゥ機能のこと
V ・・・−

velocity(ベロシティ)

音の強さ(隠し機能では設定不可)

W ・−− 和集合

OR のことです

X −・・− XC

X68kのCコンパイラ

Y −・−− 用紙方向 プリンタの設定項目に有りました
Z −−・・ ざーざー雨

一般的なやつ

 

 覚えにくかったら、自分で作りなおしてくださいネ!!

隠し機能

 隠し機能として、スピードの設定時の音色、音程等を変更することができるおまけ機能がついています。

 設定方法ですが、

 まず、CW Mouseを起動し、メニューから「プロパティ」を呼び出し、Okボタンを押します。

 次に、メニューから「CW Mouse の終了」を呼び出し、一旦プログラムを終了させます。

 すると、本体と同じディレクトリに CW_MOUSE.INIというファイルが作成されます。

 テキストエデッタなどで、CW_MOUSE.INIを開いてください。すると、以下のような内容になっているはずです。

CW_MOUSE.INI
[CW_MOUSE]
SPEED=80
LEFT_BUTTON=0

そこに以下のような項目を追加してください

CW_MOUSE.INI
[CW_MOUSE]
SPEED=80
LEFT_BUTTON=0
NOTE= 80
INST= 80
NOTE= に設定してある80がデフォルトの音程、 INST= に設定してある80がデフォルトの音色番号です。 音色のバンク切り替えは行っていませんので、GMのマップのみです。 この数字を(0〜127の範囲内で)自由に変えてみてください。

仕様(バクと呼ばないで!!)

 このソフトでは、純粋にキーボードをエミュレーションしています。ですから、SHIFTを押しながら、「トトトトト」なんてすると、たとえば106キーボードなどでは、「5」ではなく「%」と出力されます。これは、バグではなく仕様です。

開発環境

使用言語

Microsoft Visual C++ 6.0

ヘルプコンパイラ

Microsoft Help Workshop 4.03

ヘルプ(RTF)の編集

Microsoft Word 98 SR2

アイコンの作成

Microsoft Visual Studio のアイコンエデッタ

ペイントブラシ

使用OS

Windows NT 4.0 Workstation SP5

使用マウス

Microsoft Intelli Mouse Explorer

使用マシン

自分のは激遅なので、学校のやつ。

使用ドリンク

JOLTコーラ

リポルタミンD

コーラクリームソーダ

しゃきっと夏みかん

使用BGM

chee's スナップショット

Scooter Call Me Manana(輸入版)

Scooter ...and the beat goes on!

浜崎あゆみ A(monochrome)

VA Exciting Hyper Night vol.11

開発中に買いに行った雑誌

ラジオライフ

トラ技

B.L.T(創刊から買ってます)


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