FMV-590T2spと最新ATマザーボード

いくらメモリーを積んだってフライトシムは速くなりませんからねぇ。

というわけでBIOSTARのM6VLAを通販で購入。Viva! ATさんが参考になりました。同時にCeleron 800MHz(Coppermine-128K, FSB 100MHz, C0ステップ)とノーブランドSDRAM PC133 CL=2も購入。

製品仕様
……興味のないことは書かない。
メーカーサイトのM6VLAページはこちら
でも今のところpdfマニュアルがダウンロードできないのでM6VLBページを参考に。
DステップのCoppermineにBIOSアップで対応できるかどうか。
スロットは上から順にAMR x1, PCI x2, PCI/ISA x1。
オンボード(オンチップ)VGA/Sound。
シリアルポートが1つしかないので注意。
内容物一覧
マザーボード x1
ATA/66ケーブル x1
FDDケーブル x1
スロットカバー(RS-232C + Parallel Port)x1
スロットカバー(VGA + PS/2 Mouse)x1
スロットカバー(LINE-IN + MIC + LINE-OUT + Game Port)x1
Quick Guide(2つ折りの紙1枚)x1
Drivers and utilities CD x1
Application Pack CD x1
USB用スロットカバーとかはありません。

ハード編

デジカメとか持ってなくてごめんなさい。FMV-590T2sp Home Pageさんのマザー換装のページを参考にしてください。違うところだけ書きます。

Celeronのリテールファンは取り付けるの大変でした。M字形の止め具を押し下げるだけならまだしも広げるのが大変で。結局ラジオペンチで少し変形させました。

マザーに直付けされているATキーボードコネクタですが、Win95を使う関係もあり、今回はビニル線を使ってAT-PS/2変換コネクタにつなぎました。

マザーベースのマザーを付け替えるときに新しいマザーに穴がなくて基板の裏に隠れるスペーサーははずしましょう。基板にあたります(考えてみれば当たり前)

シャドウベイを戻そうと思ったら……CPU(ファン)がじゃまで入らない! とりあえず5インチベイのCDROMドライブの上に置きました(何も固定とかせず)。冷却にはもってこいの場所(笑)

USBは……そのうち。

シリアルとパラレルはスロットカバーをばらしケースのと付け替えました。これで色までPC99仕様。

さあ電源オン!……オフ! う、動かない……。

……AT電源コネクタだ……メモの見方間違えた……(12ピンなんだけど6ピンずつに分かれてて、しかもFMVだと黒が外側なのに対してATだと黒が内側になっている。なまじ両方メモったもんだから……)

今度こそ!……

(……色々省略……)

……動いたーっ! 壊れてなくてよかった……。

ソフト編

実は今まで8.4GBのハードディスクを認識させるのにOntrack Disk ManagerのDDO (Dynamic Drive Overlay) を使っていまして、どうやら新しいマザーでもそれを使わないと中のデータが読めないらしいです。(生の状態でFDISKで見るとでっかいパーティションが1つ。なまじ生でアクセスできるより安全設計?)

今さらDisk Managerの使い方を説明するのもなんですが、整理しておきます。

  1. dgdisk.exeをダウンロード。
  2. 空きフロッピーに展開。これがDisk Managerの起動ディスクになります。
  3. Windows上でフロッピーのSetup.exeを実行するとWindows版のDisk ManagerであるDiskGo!がインストールされます。こちらを使いたい人はどうぞ。ちなみに、セーフモードでは動きません。以下Disk Managerの方の説明をします。(いや、最初のインストール時にはDiskGo!を使ってたんですけどね。Google検索をおすすめします。)
  4. DDOを使わない場合は特に悩むようなことはありません。ちなみにこのソフトはどういうものかというと、新しいHDDにシステムを丸ごとコピーする機能のあるHDDインストール支援ソフトです(ていうかコピー機能に用がない場合はただのHDD情報表示&HDDジャンパ設定データベースです)。ドライブコピー機能はFAT16<->FAT32も可能?(↑のDiskGo!のフォルダ内にFilecopy.exeとFilecopy.txtというのがあります。バックアップ用途にも結構使えそうな。(追記:ありゃ、リアルモードDOSだとLFNが扱えないって、そこら辺にあるフリーソフトと変わらないじゃん。))
  5. DDOを使いたい場合は気をつけてください。どうもそういう人のための説明が不十分な気がします。
  6. DDOは基本的にMBRに書き込まれます。FDISK /MBRなどすると無効になります。動作は、マザーのBIOSが(先頭だけでも)読み込めるディスクから起動しようとそのディスクのMBRが実行されるとDDOがディスクBIOSを上書きしてBIOSが対応してなかった大容量ディスクの全域がアクセスできるようになる。という感じ。って、liloといっしょじゃん。
  7. 説明が前後しますが、Disk Managerはライセンスがきつく、対象メーカーのHDDがつながっていないと動きません(DiskGo!ならそういったことはないのですが)。なのでまずHDDをつながなければいけない場合もあります。で、どうするかというと……
  8. HDDのジャンパー設定で2.1GBリミッターを設定する、必要はありません。たぶん。これをやると完全に容量2.1GBのハードディスクとして振舞います。残りの領域にアクセスするのは不可能。DDOを使う必要もなくなるのでその状態で使うのも一つの手です。
  9. READMEに書いてあるとおりHDDをはずしてBIOSでCHSを1024x16x63に設定する、とか、やるのかもしれませんが、590T2spのBIOSは設定と実際につながっているものとの整合性をチェックするらしく、途中で止まってしまいました。(?)
  10. 結局どうしたかといえば、HDDをつないだ上でBIOSで何も設定せずに(HDDを自動認識するマザーの場合は自動認識をオフにする必要があります)Disk Managerを起動しました。(Windowsの起動ディスクなどでコマンドプロンプトまで行ってからDisk ManagerディスクのDM.EXEを実行できるんですが、それではBIOSで認識していないディスクが認識できないようでした。Disk Managerの起動ディスクからブートしてください。)
  11. で、起動した後は……知らん。DDOはその仕様上インストール時にハードディスクのどれかをフォーマットする必要があり(たとえば私のようにデータディスクを増設しただけという場合1台目のドライブのMBRが増設したデータディスクに隠されたDDO本体をロードするらしい)、Disk Managerは「新しいハードディスクを認識してフォーマットしてパーティション分けをします」という支援ソフトのふりをしてるので、それに付き合ってやってください。(DDOが動いている状態ならパーティション分けはFDISKでできます。)MBRを書き換えてしまってDDOが動かない、などといった場合はサブメニュー内にMaintainance OptionsとかいうメニューがありますのでそこでMBRを修復するだけです。
  12. 本来のCHSと違う設定をするとどうしても途中で止まる590T2spでは、2.1GBリミッターを使う以外に大容量ディスクを起動ドライブにすることは不可能、ということだったりしたのかな?

……これであってるのだろうか。自信がない。

さて、次はWin95の調整です。VIA FAQ集さんを参考に。

普通にWindowsを立ち上げたらドライバのインストールが始まってしまい、インストールしますか?->キャンセルを繰り返したらフリーズして、リセットしたらレジストリが壊れてしまいました(爆)しかたがないのでd2fでバックアップしておいたシステムを書き戻しました。

とりあえずセーフモードで立ち上げ、一応落としてあったUSB Supplementをインストール。その後なすがままにハードウェア検出と再起動を繰り返すこと10回くらい、その間ブルースクリーン1回。

で、CD-ROMドライブのDOS用ドライバとか用意してなかったおかげで、どうやってもCD-ROMドライブが認識できない。しかたがないのでネットから4in1ドライバをダウンロード。インストール。

CD-ROMドライブが認識できたのであとはグラフィックとオーディオのドライバをインストール。

順番がめちゃくちゃだよなぁ。とりあえずの問題はVIA IRQ Miniport Driverが入っていないせいかPCIバスにびっくりマーク。

換装の感想ってやつ

かなりいいです。全然重くならないです。Donutでタブ30個ぐらい開いてかちゅ〜しゃとAL-MailとWWWCと「何か」が立ち上がってると今まではDonutはしょっちゅうロックするしかちゅ〜しゃは通信中何も操作を受けつけなくなるしで大変だったんですが、今はチョー快適です。どんなドライバーの安定性よりも最低限のCPUパワーとメモリー。

フライトシムは2fpsが15fpsくらいになったかな? いい感じです。

でもメニューの開く速度とかでもうちょっと体感したい。ので窓の手でスタートメニューの表示速度->最速、タイムスライス値を最適化する->オン。おお、このメニューの無駄な速さ。

さらにその後

メインメモリーバスのクロック周波数設定はBIOS画面のAdvanced Chpset Features->DRAM Clockです。マニュアル分かりずらー! VIA Patch for Win95も導入。

とにかくBIOSTARのサイトから落としてきた4in1のSetup.exeをこの環境で動かしてもVIA IRQ Miniport Driverをインストールする選択肢が出てこない(Win95OSR2.0 + USB Supplement)。ほかに方法が見当たらなかったのでSetup.exeをだまそうと色々試した結果、Setup.exeと同じディレクトリにあるInstall.datのCUSTOMIZE=0の行をCUSTOMIZE=1に書き換えると無事選択肢が出てきた。インストール後とりあえずびっくりマークのついてないほうのPCIバスを削除、再起動すると、ビデオやサウンドなど一通り全自動でハードウェア認識。吹っ飛んだ細かい設定をし直し。おかげでフリーズしなくなりました。

上の影響でモニターの設定が(モニター不明)になってて、画面のプロパティのディスプレイの詳細を見たら、解像度設定のタブが2つに増えてる。もしかして探してた仮想スクリーン設定!? わーい! どれどれ……おしい。動かない。

CPUクーラー取り付け時にマザーに一発食らわせちゃったせいか、ハードウェアカーソルやOpenGLの調子が悪い。それはともかく、Super πが4分50秒だなんて恥ずかしくて誰にも言えんわ、っておい。今度古ビデオカードつけて試してみるか。

……10秒改善。

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