ファイルをサーバにアップロードするものです。これは OSX に組み込まれている URL 転送コマンドラインツール curl のアップロード機能を簡単に利用できるようにするものです。
設定さえ済ませば、アップロードしたいファイルをうpれっとにドラッグ&ドロップするだけで、適切な場所にアップロードされます。
MacOS X 10.6(Snow Leopard)の日本語環境で動作確認しています。 10.5 以下では検証できてませんが 10.5 ならたぶん動作すると思います。10.4 以下はわかりません。
アップロードでは転送元のフォルダ階層(ファイルパス)がそのまま転送先の URL のパスに反映します。階層の基準点はうpれっと自身が存在するフォルダになります。
例えばうpれっとをホームディレクトリの サイト フォルダに設置し、アップロード先の URL を
ftp://some.domain.com/xyz
に設定した場合、 サイト フォルダのファイル file1.html は
ftp://some.domain.com/xyz/file1.html
に転送され、 サイト フォルダの folder1 フォルダのファイル file2.jpg は
ftp://some.domain.com/xyz/folder1/file2.jpg
に転送されるといった具合になります。つまり、うpれっとが存在するフォルダ下のファイル(サブフォルダのファイルも含む)のみがアップロードの対象になります。
転送先 URL にファイルが存在する場合は上書きされます。ファイル名に日本語等が混じっていても問答無用でアップロードします(サーバ上では変な名前になるかもしれません)。 サイト フォルダの外のファイルはアップロードの対象にはならず、無視されます。
アップロードの際には、うpれっとと同じディレクトリに うpれっと.log という名前のログファイルが作成され(※)、転送が始まる直前にコンソール (Console.app)で表示され、リアルタイムで更新されます。
(※同名のファイルが存在しても上書きされます。うpれっとを別名に変更した場合などは、<その名前>.log になります。)
設定は次の3段階で行います。
アップロード先の URL とアカウント(ログイン名とパスワード)はキーチェーンアクセスで設定します。キーチェーンアクセスはアプリケーションフォルダのユーティリティフォルダ内にあります。
下の図の様なダイアログが出てくるので、アップロード先 URL, アカウント名, パスワードを入力し、「追加」ボタンを押します。
(アカウント名とパスワードが不要な場合はアカウント名として * 一文字のみを入力します(例えば curl オプションに --netrc を与える場合)。パスワードのみが不要な場合はパスワード欄に * 一文字のみを入力します。)

図に示されている様に入力した場合、 some.domain.com という名前の項目が新たに作成されるはずです。ダブルクリックして編集することもできます。下の図のようになります:

図の水色の部分が項目名です。うpれっとはこの名前(および、項目が所属するキーチェーンファイルのパス)を検索キーとして、キーチェーンからアップロード先の情報を取得します。したがって、同じ名前のインターネットパスワード項目が複数あると意図した項目と別の項目から転送先の情報を取得してしまう事があります。この名前を後で変更した場合、次に述べるうpれっとの設定もやり直す必要が生じます。
(FTP URL 入力時の注意) 下の2つは意味が異なります:
ftp://some.domain.com (ユーザのホームディレクトリ) ftp://some.domain.com/ (ルートディレクトリ)
上段の形式の URL は FTP サーバの利用者のアカウントのホームディレクトリを表します。サブディレクトリ(ホームからの相対パス)は ftp://some.domain.com/xyz の様に記述します。通常はこちらの形式で指定することになるでしょう。
下段の形式の URL は FTP サーバのルートディレクトリを表し、サブディレクトリ(絶対パス)は ftp://some.domain.com//xyz の様にスラッシュを余分に入れて記述します。
どのアップロード先、すなわち、どのインターネットパスワード項目を利用するかを、うpれっとに教えてあげる必要があります。
利用するインターネットパスワード項目を選択…」を選択します。login.keychain になります)。some.domain.comになります。一般的にはここまでの設定で十分な事が多いですが、必要に応じて詳細な設定を与えることも可能です。SSL(FTPS, HTTPS)を利用する場合もオプション設定が必要になります。例えば FTP 転送は PASV モードがデフォルト(ルータなどで家庭内 LAN を構築している場合はこちらが適切でしょう)ですが、サーバの都合などの理由で PORT モードにしたい場合もあるでしょう。あるいはより詳細なログを出力させることも可能です。
うpれっとを単独で起動して表示されるリストダイアログで「アップロードオプション設定ファイルを Finder に表示」を選択します。開かれるウインドウ内に _curlrc.txt というファイルが見つかるはずです。これがオプションの設定ファイルです。これをユニコードを扱えるテキストエディタで開いて編集します(注意:文字コードは UTF-8 , 改行コードは LF です。これらは変えないように)。設定の仕方やそれぞれのオプションの意味はファイル内に書いてあります。
フォルダをドラッグ&ドロップして中の文書を一括してアップロードすることもできます。 ただし、一度にアップロードできるフォルダは一つまでです。 また、アップロードの対象となるファイルはフォルダ内の文書ファイル(ファインダの情報ウインドウやリスト表示の種類カラムで 〜Document または 〜書類 と表示されているもの)に限られます。
デフォルトでは確認ダイアログが表示され、再帰的にサブフォルダの内容もアップロードするかどうかや確認ダイアログの省略も指定できます(単独で起動して「フォルダのアップロード…」を選択して下さい)。
いずれにせよ、うpれっと が存在するフォルダの外のフォルダは対象外になります。
デフォルトでは、アップロード実行中にログウインドウが開いて、進捗状況などを表示しますが、これをオフにすることもできます(ログファイル自体には記録されます)。また、ログは実行ごとに新たに上書きするようになっていますが、既存のログを残して追記するようにすることも可能です。これらの設定もうpれっとを単独で起動して変更できます(「ログファイルの自動表示…」「ログ出力…」)。
うpれっとはアプレット( Apple Script で書かれたアプリケーション)です。 スクリプトエディタで開いてソースコードを覗いたり、編集してカスタマイズすることもできます。
実行時に利用されているリソースは:
実際の転送処理は汎用の URL 転送コマンドラインツール curl が用いられています。転送の際に実行されるコマンドは次のようになっています:
curl -q --globoff -u <ユーザ名:パスワード> --config <設定ファイル> -T <file1> <URL1> -T <file2> <URL2> ...
名称:うpれっと(英名 Upplet)
Copyright © 2005-2011, 広瀬行夫(HIROSE, Yukio)
このソフトウエアは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。