blackboxのインストール

-軽いWindowManager- (for Vine2.1バージョン)
項目
  1. blackboxのインストール
  2. Vine用の設定
  3. bbkeysをインストール
  4. bbkeysの設定
  5. X起動時にbbkeysも起動させる
  6. biffの設定
  7. bbpppの設定

1.blackboxのインストール

VinePlusに用意されている、 「blackbox-0.61.0-0vl2.i386.rpm」を持ってきてインストールする。 しかし、そのままでは問題が、、
# rpm -Uvh BLACKBOX.RPM

$ setwm blackbox
Mmmm....Sorry but I don't know the window manager...

2. Vine用の設定

もしかしたら、設定できないのかも知れない。 そんな不安を抱えつつ、へルプを出してみた。 ない。。。
やっぱり無い、、、

仕方がないので、適当に自分で設定できるように変更。 一応バックアップはとっておいた。
/usr/bin/setwm

        fvwm2*|FVWM2*)
        CMD=fvwm2
        WM=fvwm2
        ;;
	blackbox*|BLACKBOX*)
	CMD=blackbox
	WM=blackbox
	;;
        twm*|TWM*)
        CMD=twm
        WM=twm
        ;;

/etc/X11/xinit/Xclients

	twm*|TWM*)
	    startWM twm twm &&\
                 exec kterm -C -title Login -n Login -sb -geometry 80x25-0-0 -ls
            ;;
	blackbox*|BLACKBOX*)
	    startWM blackbox blackbox
    esac

これで普通のマネージャと同じように「setwm」で選択できるようになった。

$ setwm blackbox
OK, restart X to move to blackbox

同様の方法で、他のマネージャを登録することができた。 例えば、mlvwmとか。


3. bbkeysをインストール

特にキー配置がだめだめなので、カスタマイズ用のソフトを使う。 ということで、Downloadしてきた 「bbkeys」。 tarを持ってきて自分でコンパイルすることにする。 ついでに、中にあったspecファイルで RPM,SRPM をつくった。面倒くさがり屋の人はこれをどうぞ。

無事インストール完了。 そして設定をする。

4.bbkeysの設定

分からない。マニュアルを読んでも、やっぱりピンと来ない。 とりあえず、起動してしまえ!
そうすると、設定ファイルがないとか怒られる。 うーん。

「rpm/BUILD」の中を見ると、「bbkeysCconfgC」なるコマンドがあるではないか。 これだ!
早速起動すると、

-[ .Ye  Olde bbkeys Bkygrabber Configuration Device. ]-
(略)
Enter Key to Grab to begin, or 'Q' to quit.Tab
Enter Modifier name (Shift, Control, Mod1, Shift+Mod1, etc.).Mod1
Enter action to perform (Lower, Raise, Close, Minimize,
        Workspace1, Workspace2, Workspace3, Workspace4,
	(略)
	ShadeWindow, MaximizeWindow, StickWindow).NextWindow

こんな具合いにやると、「~/.bbkeysrc」ができあがってる。 中を見ると、

KeyToGrap(Tab), WithModifier(Mod1), WIthAction(NextWindow)

という風になっている。 コツが分かったので、あとはこのファイルを手書きで編集する。
「rpm/BUILD/data/README.bbkeys」にもサンプルがあったので、 カット&ペースト。 できあがった設定ファイル

どうやら、グラフィカルにやる方法もあるらしいが、 qt2のライブラリが必要のようだ。 僕はインストールしなかったのでmakeできなかった。

5. X起動時にbbkeysも起動させる(for Vine)

ただ、X起動時に、「bbkeys -i」も一緒に起動しなければ意味がない (あとからやっても問題はないが、めんどう)。 で、rootになってファイルを編集。とりあえずバックアップをとってから、 blackbox用の設定が書かれている部分を書き直す。
/etc/X11/xinit/Xclients

        blackbox*|BlackBox*|BLACKBOX*)
            sleep 1 && bbkeys -i &
	    sleep 2 && gkrellm -w &
	    sleep 3 && bbrun &
	    startWM blackbox blackbox
            ;;
		     
とする。そうすれば、startxで起動したときに、他のプログラムも同時に起動する ことになる。


6. biffの設定

bbmailというソフトがあるので、使おうとしたが、設定法が良く分からない。 で、VinePlusに入っていた「gkrellm」をよくよく見てみると、 メールチェックもできるらしい。

ということで、 これを使うことに決定。他にもいろいろついているやつは必要ないので、 最小限の分だけ表示させるようにする。

これの設定法は非常に簡単。 出てきたWindowの上で右クリックで「configure」を選択するだけ。 これで、かなり快適な環境ができあがった。 便利なことに、バッテリー残量を表示する事もできる。

後にprocmailとfetchmailを利用することによって、 簡単なスクリプト でbbmailを使うことができるようになった。

bbmail.bb

bbmail.mailbox.1.proc: ~/.bbtools/mailcheck.pl
      
このように指定することにより、来ているかどうか分かるようになった。


7. bbpppの設定

WindowMakerでは、Dockにxppxpがあって、さまになっていたが、 blackboxでxppxpを起動すると、少々不格好になる。 しかし、ppxpの設定でうまく行っているので、これ以上変えたくない。

bbtoolsであるbbpppをインターフェースとして使うことにした。
.bbtools/bbppp.bbのうちの、

bbppp.startCommand:		ppxp so-net -C connect
bbppp.stopCommand:              ppxp -C disconnect

ってな感じで、設定すれば良い。オプションの「-C」がポイント。 コマンドラインに入らずコマンドを実行できる。


イメージ

今使ってる画面の感じは、こんな感じ。 クリックすると、大きい画面が見られますが、すごく大きいので覚悟してください。 原寸大です。

参考ページ