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4. ランチャーのさらなる適応策

 さて、前の2つを基本原則として、2つにそれぞれにあるインフレの圧力に対応する策としては、

といった要素の様々な組合せがありえる。

 その中でも特に Mutter Launcher を位置付ける上で考えたのが、

だった。

 これらは、それぞれにお互いへのあゆみよりともいえる。

 検索結果の表示は(ユニークに決まれば補完)はコンピュータの側からの選択アイテムの提示であるし、逆に複数のアイテムを取りまとめるアイテムの導入は、特にそれが階層を持った場合には、ユニークな場所までそれを展開していくストロークは綴りを打ち込む動作と類比できる。

 さて、ここまで来て、大まかに現状のランチャーの2区分である

の2区分を位置付けられると思う。

 それぞれ、今までの整理の流れを当てはめると、コマンド型は「文字/綴り」型、ボタン/メニュー型は「アイテム/オブジェクト」型を継承/実現化したものというように位置付けられる。

 いわゆる GUI アプリケーションの中で、これらの2分類も明確に別れているわけではなくて、特にボタン/メニュー型ではキーボード操作への適応の意味合いも含めて、「文字/綴り」の操作を導入するなど、ある意味明確な2分類というより、お互いに交じわっている部分もある。

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