コンタクトレンズ

□ コンタクトレンズはDIA(レンズ直径)、PWR(度数)、BC(ベースカーブ)という、3つの数値で決定されています。
□ 乱視用の場合はCyls(円柱) Axis(軸)のデータが必要になります。


知っておきたいコンタクトレンズの数値
PWR
(SPH)
コンタクトの度の強さを示す数値
-1.00 -3.00 -4.75などで表示されています。
数値が大きくなるほど、度が強くなります。
なお、「+」は遠視用のレンズを示します。 カラーレンズには度のないもの、「0.00」も用意されています。
BC
ベースカーブ(Base Curve)といわるるもので、レンズのカーブ(曲面)の度合いを示す数値です。
8.3,8.4,8.5,8.6,8.7,8.8,8.9,9.0などで表示されています。
数値が小さいほど、カーブが強く、大きいものほどゆるくなります。
Steep, Median,Flat あるいはSAG1(8.7), SAG2(8.4)などで表されるレンズもあります。
DIA
レンズの大きさ(直径)を表す数値
この数値はレンズ毎に固定値になっている場合が殆どで、注文の際には、省略される場合がほとんどです。
13.8,14.0,14.2,14.5 などで表示されています。
CY/AX
乱視用の数値。乱視レンズのオーダーにはPWR,BC,DIA 以外にこの数値が必要です。
CY(円柱:-0.75,-1.25,-1.75等)
AX(軸:10,20,70,110,160,180等)
で表されます。
ADD
遠近両用の手元補正用の数値。
Acuvue Bifocal など。遠近両方レンズの度数はPWR -5.50 (+1.00)と 2つの度数が表示されています。
この数値は、遠くを見るときは-5.50で、近くをみるときは+1.00ゆるめるという意味です。
遠用の度数に対して、手元用に+1.00 〜 +3.00までゆるめることが可能です。
マルチ
フォーカス
遠近両用タイプのひとつ。
Focus Progressive など。手元補正を(+3.00位まで)無段階で調整するタイプです。
Acuvue Bifocal などの固定補正用のタイプと違い、補正度合は個人差により異なります。
シングル
BCタイプ
BCが固定のタイプ。
デイリーズ、ボシュロム 1Day、フレッシュルックなどBCが8.6の1種類でほとんどのコンタクトユーザーにフィットするよう設計されたタイプのレンズです。


終日装用とは
起きている間だけレンズをはめ、眠るときは必ずレンズをはずす装用方法
連続装用とは
レンズをつけたまま眠ることができる装着方法(最長1週間まで)
煮沸消毒とは
熱を加えてレンズを消毒する方法
コールド消毒とは
レンズを化学洗浄消毒する方法



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コンタクトレンズのトラブル
コンタクトレンズをはめると痛い
コンタクトレ ンズの周辺部あるいは内面に傷や破損があるなどの原因が考えられます。ハードレンズの場合には、目の角膜のカーブとコンタ クトレンズの内面のカーブがよく合っていないということもあります。
コンタクトレンズが外れる
角膜とコンタクトレンズの内面のカーブがよく合っていない可能性があります。レンズが古くなって変形していたり、ソ フトレンズの場合は裏表を間違えていたりして、合わなかったという例もあります。涙が足りなくてもはずれやすくなります。
コンタクトレンズをすると光がまぶしい
涙の分泌が少なく、コンタクトレンズの表面が乾いて いたり、コンタクトレンズの表面に傷や汚れがある可能性があります。また角膜の中央部に角膜炎や角膜潰瘍を生じていることも考えられます。
目が真っ赤になって 痛い
連続装用のできないコンタクトレンズを使用していたり、コン タクトレンズに亀裂が入っている場合や、角膜に傷がついて、角膜炎や角膜浸潤、角膜潰瘍を生じていることなどが考えられます。