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G3 カード導入

カウンタ

続いて G3 カードを差して G3 化. 目指すは iMac を上回ること...

2000/02/06


G3 カード購入

 とりあえず秋葉館に行き, G3 カードを物色. 実は下調べも何にもせずにただ漠然と G3 カードを買おうと思って行ったわけ. ほとんど衝動買いのようなもの (苦笑).

 僕が名前を知っていたのは Booster だったけど, ちょっと値が張る. で, MACh Speed G3 400 MHz を候補に.

 Linux で動作するのか聞いたけど, さすがに動作保証はしてくれない. この辺もしっかりとチェックしてから来れば良かったとちょっと後悔... 学生にゃ高い買い物だけにもっと慎重になれば良かったなぁ.

取り付け

 家に帰って早速取り付ける. 前回のメモリ増設で, 少しはハードへの抵抗も無くなったが, それでも「壊したらどーしよー」と思ってしまう小心者...

 G3 カードのパッケージを開いてみると, 中にはマニュアルと G3 カードとリストバンドが入ってた. リストバンドはどうやら静電気防止のためらしい. うーむ, 静電気にかなり臆病になっている俺としてはすごく心強い. たぶん, このバンドが実は何の効果がないとしても, 俺はかなりの自信を持って取り付けに着手できると思う. まぁ, 心理的に助けてくれればそれで結構 (とは言え, もちろんこのバンドはちゃんと静電気防止の機能は果たしてると思います).

 取り付けは思ったより簡単. マニュアル通り, PowerPC 604 を引っこ抜いて, そこに G3 カードを差すだけ. マザーボードにあるリセットボタンを押すんだけど, 僕は省略しましたが, 別に問題なし. とりあえずディップスイッチの設定はデフォルトのまま. 次に L2 キャッシュですが, こいつはなるべくなら外した方が良いとのことなので, 貧乏性の私としては L3 キャッシュとして使われることを期待してそのまま.

起動

 取りあえず, 本体は開けたまま起動. 何かあったときにすぐに中をいじれるからね. で, 起動は良好. 400 MHz でちゃんと動作しています.

 今まで, ことえりの変換ウィンドウが死ぬほど遅かったのが嘘のように実にキビキビと動くようになったし, ウィンドウの開閉も実に速い. これが G3 かぁと妙に感心してしまう. さらにその速さを実感できるのは Netscape Communicator の起動. ほんとに瞬時に起動してくれます. 普段よく使うアプリケーションなだけにこの速さは非常に嬉しいです.

不都合

 今回も成功!! と思ったのもつかの間. しばらく使っていると調子が悪いことに気がつきました. というのは, 以下の二点.

  • 特定のアプリケーションでフリーズ.
  • 描画が乱れる.

 mp3 ファイルや SoundVQ ファイルでよく音楽を聞くんだけど, こいつらが非常に不安定. mp3 に関しては, QuickTime Player と SoundApp の両方で試してみたけど, 突然固まってしまう. 固まる場所が特定できず, SoundVQ に関しても同様に突然固まります.

 これはイカンと思い, とりあえずディップスイッチの設定をいろいろと変えて試してみた結果, 48 * 8 = 384 MHz で動作させると安定しました. 7600 はバススピードの上限が 50 MHz だけど, 50 MHz だとちょっと不安定なようです.

 続いて, 描画が乱れるっていうのは, 部分的にかすれたような感じで描画されてしまうのが見受けられます. これはディップスイッチでいろいろと変更しても一向に改善されませんでした.

 で, 何気なくバックサイドキャッシュを無効にしてみたら, きれいに描画されるようになりました. どうやら, バックサイドキャッシュを利用していると描画が乱れるようです. バックサイドキャッシュを無効にすると G3 カードの力が半減されてしまうので, 有効にしてあります. 描画が乱れると言ってもめちゃくちゃ乱れるというわけじゃなく, 一部がかすれる程度だし, 再描画を行わせたり, 少し時間が経つとちゃんと描画されるので, 我慢できる範囲です.


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