2002.05.16リニューアルパーティ後日

ここ数日の話をしよう。

あのリニューアルパーティの数日後、
実は私は肺結核をわずらい、今日まで入院していたのだ。
お気づきのように、まだ初期症状であり、わりかし早く退院できたのだ。
尚、当然ながら今も通院している(今さっきも耳鼻科に行ったとこだ)。

入院中、言うまでもなく退屈だ。
しかし入院というのは普通人生でそう何回も経験できるもんじゃない。
そういう意味では全てが新鮮だ。
私の場合、当然個室を頼んだハズなのだが、何故か大部屋。
病気でへこんでいるときに、他のへこんでいる患者など見たくもなかったが、
まあどうせなので暇つぶしに観察した。


私の隣の患者は、全身包帯ぐるぐる巻きだ。
話を聞くところ、そういうファッションだそうだ。
何故入院してるのか、最後までわからなかった。

私の向かい側の患者は、老人で肝臓ガンだそうだ。
老人はもう魂が抜けたかのように、食っては寝、食っては寝の生活だ(病院)。
しかしたまにオナラをする(くさくはない)。


欧米の病院というのは、なかなか手荒い。
点滴もプスっとさして、確認もしない。
表情もブスーとしていて、なんか全体的に小太りが多い。

そんな中、際だってキレイな女性看護婦がいた。
やはり暇なので、その女性を眺めるのも一日の暇つぶしの一つだ。
ある日その看護婦が私のとこにきた。

「気分はどうですか〜?」
「だいぶいいですよ。」
「そうですか、じゃあ朝ご飯も食べてくださいね〜。」
「はい。」

内心はどうであれ、表情は優しく笑顔だ。
やはり美人とブスの差なのか・・・。


私は見た・・・。
あの優しそうな美人が、老人の朝ご飯全体に・・・。

サランラップをかけているところを。