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2002.11.01 | 時代に惑わされて |
季節は秋、もう11月か。
私は長期休暇をとっていた。
会社に戻ってみると、なんだかみんなやる気がなく、退職者も数名でた。
私の「This is not WARAI」コーポレーションは低迷期に入ったようだ。
もともと今年の5月から心機一転したわけだが、
ワールドカップ、そして私の長期休暇と連続して欠席したおかげで、
実はあんまし活動してなかったのである。
いつのまにかベンチャー企業の波も消えており(てか今年はなかったような)、
私のプロジェクトチームたちも何かと不安だったのだ。
(ちなみにプロジェクトチームは10人、てかこれが会社だ)
私は目標はあるが、こうもチームが乱れては、私も動揺してしまう。
喧嘩に明け暮れ、酔いつぶれ、過食症にもなる。
そこにとある映画に出会った。
店の影で、タバコをふかしていると、目の前に映画館があった。
それは小さな映画館で、老人が一人で運営していた。
入ってみると数十名しか入れそうもなく、客は私を含め6人。
普段私はこういう映画館には足を運ばないのだが、
この日はこの寂しい映画館と自分がだぶったように見えた。
明かりが暗くなり、映画が始まった。
スクリーンには・・・人影が。
「おっさんかぶってる。」
映写機を回すおじいさんは、数分気がつかなかった。
「・・・死んでいるのか?」
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