|
||
|
Linuxのパフォーマンス監視(SNMPプラグイン)Linuxサーバでもパフォーマンスを収集したいと思うことでしょう。ここではCPU使用率(5分平均)とメモリ使用率、ディスク使用率を監視します。 Linuxのパフォーマンス監視はSNMPプラグインで行います。ウィザードで登録できて簡単です。 Linux側ではSNMPが設定済みであるとします。 SNMPプラグイン設定は、SNMPウィザードから実行します。 CPU使用率(5分平均)の監視 ウィザードモードで「他のSNMPデータ」を選択し、「Load Average (Last 5 minutes)」を選択し、追加します。 最後にモジュール作成をクリックします。 メモリ使用率 メモリのパフォーマンスは、使用率と空き容量率があります。 空き容量(KB)での取得もできますが、あまり使い勝手が良いとは言えないでしょう。 使用率 ウィザードモード「他のSNMPデータ」から、「Memory use(%)」を選択し、追加します。 モジュール作成をクリックします。 使用率なので、1GB中、600MBを使用していれば、60%という値が取得できます。 空き容量率 ウィザードモード「ディスク空き容量」から、「Physical memory」を選択し、追加します。 モジュール作成をクリックします。 空き容量率なので、1GB中、600MBを使用していれば、40%という値が取得できます。 メモリ使用率警告 メモリ使用へ警告を設定したければ、モジュール追加後、閾値を設定します。 例えば、メモリ使用率なら、90を超えた場合に警告を出したければ、以下のように設定します。 警告状態 最小90・最大0.00 逆にメモリ空き容量率の場合、メモリ空き容量率が10%を下回った場合に警告を出すことになります。 そのときは「最小=0.00 最大=10.00」と設定します。 閾値の意味については「閾値を超えたらアラートを発生させる」を参照してください。 ディスク空き容量率 ウィザードモード「ディスク空き容量」を選択すると、パーティションが列挙されます。 その中から、監視したいパーティションを選択し、追加し、モジュール作成をクリックします。 空き容量が%値で取得されます。 ディスクを選択しても空き容量が取得できない場合、SNMPによりディスク監視が公開されていない可能性があります。 ルートディレクトリ(/)や/dataパーティションの容量を監視したい場合、対象サーバの/etc/snmpd.confに disk / disk /data という行を追加し、snmpdをリロードしてください。 ネットワーク使用量 ネットワーク使用量はSNMPインターフェースウィザードを使用します。 Linuサーバが所有しているインターフェース一覧が取得されます。 loやトンネルなど、実際に取得する必要のないインターフェイスも表示されます。 その中から「それらしいもの」を選択します。 各モジュールが表示されるので、「ifInOctets(入力トラフィック量)」と「ifOutOctets(出力トラフィックj量)」を選択し、モジュール作成をクリックします。 PandoraFMS 5.1以降なら、さらに「ifOperStatus」を追加します。 この3つを監視すると、エージェントページに「インターフェイスモニタ」のパネルが追加され、インターフェイスグラフを入出力で表示できます。 複数のサーバへの適用について もし貴方が百台のLinuxサーバに同じ監視を設定したいと思うなら、Linux用のモジュールテンプレートを作成したいと思うでしょう。 しかしSNMPプラグインモジュールは、モジュールテンプレートに追加できません。 その場合はOIDによる監視を検討すべきでしょう。 しかしSNMPプラグインによる監視にも、複数設定の方法がないわけではありません。 一括設定により、サーバの監視モジュールをコピーすることができます。 Linux1に必要な監視項目をひととおり設定します。 次に、一括設定から[モジュール操作]-[複数モジュールコピー]を選択して、Linux1の設定モジュールをLinux2からLinux100の99台へコピーすることで、とりあえず対処できます。 |
|