2014/08/10 CentOS6.5/PandoraFMS5.0SP3





アラートの一括削除・設定

複数の新規エージェントの追加や、ダウンタイムの設定など複数のエージェントのアラートを設定することがあります。
そういうときは一括設定を使用します

アラートに限らずそのほかの項目も一括設定できますが、うかつに設定すると設定情報が大幅に変更される恐れがあります。
まずは一つだけを「一括設定」して、変更される内容を事前に把握しておくことが重要です。



一括設定により、複数のエージェントからアラートを削除します。

1.設定済みのアラートテンプレートの確認

「モニタリング」-「エージェント/アラート表示」を使用して、どのエージェントになんのアラートが設定されているかを事前に確認しておきます。



エージェントのアラートも事前に確認しておきます。

現実的には一括削除が必要な状況は、「同じアラート(モジュールとテンプレートの組み合わせ)」ですが
同じモジュールが設定されていないエージェントからでもアラートを一括削除できます。




2.一括設定でアラートテンプレートを削除


「一括設定」-「アラート操作」-「選択アラート削除」を選択し、削除するアラートを選択します。

エージェントを複数選択すると、選択したエージェントのお揃いのモジュールが表示されます。
アラートとは、テンプレ−トとモジュールがセットになることで構成されるので、ここでモジュールを選ぶことで削除するアラートを絞り込めます。
ここではFdServerとWebServerにそろって設定されているHostAliveを選択します。
Critical condition (3 poll error)とHostAliveの組み合わせアラートが削除されます。

Anyを選択すれば、選択したアラートテンプレートが使用されているアラートが全て削除されます。
複数のサーバで使用されているモジュール構成が異なる場合などに便利です。
しかし「HostAliveとCheck HTTPのCriticalアラートを削除しよう」と思って、モジュールが共通じゃないからAnyを選択して削除したら、誰かが設定しておいてくれたCPU90%のCriticalアラートも一緒に削除してしまった、ということも考えられます。、
Anyを使用するときは「モニタリング」-「エージェント/アラート表示」を確認しておきましょう。




3.削除されたことを確認

削除されました。





4.アラートテンプレートを一括設定する

アラートテンプレートを一括設定する必要性があるときは、普通エージェントへ共通のモジュールが設定されている場合です。
例えば全サーバのHostAliveモジュールへアラートを設定したい場合、すでに全サーバへHostAliveモジュールが設定済みである必要があります。

「一括設定」-「アラート操作」-「選択アラート追加」を選択します。

最初は「エージェント選択時の動作」では「共通モジュールの表示」が選択されています。
エージェントを複数選択したとき、お揃いのモジュールのみがピックアップされます。
ここではHostAliveです。

この機能の良いところは、例えば全サーバのHostAliveへアラートを追加したいとします。
しかし仮に、1台だけHostAliveの設定が漏れていたとします。
こんなとき「共通モジュール」だと、「全てのサーバに設定されているモジュール」にHostAliveは該当しないため、設定漏れに気づくことができます。

Anyを選択すれば、選択したエージェントが持っているすべてのモジュールへアラートを追加します。
これも初期構築のときに多用するかもしれません。
しかしモジュールがすでに多数設定されている場合は、意図しないモジュールへアラートを追加してしまう恐れが十分にあるので、作業前に確認が必要です。

エージェント選択時の動作で「全モジュール表示」を選択すると、すべてのエージェントで使用されているモジュールが一覧表示されます。
こちらでHostAliveモジュールを選択してアラートを追加すると、HostAliveモジュールを持たないエージェントへのアラート追加は無視されます。

つまり複数アラート追加は、モジュール基準です。





5.追加されたアラートを確認

「モニタリング」-「エージェント/アラート表示」もしくはエージェントのアラートを表示し
期待した通りにアラートが追加されているか確認します。



アラートのアクションは、アラートテンプレートのデフォルトアクションが使用されます。
別のアクションを使用したい場合は、引き続き一括設定でアクションを変更します。






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