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過去の監視データの保存日数PandoraFMSに限りませんが、監視システムでDBの管理は重要です常に監視やパフォーマンスデータを保存し続けると、膨大な量となってしまうため適度に削除して情報を平均化することが不可欠です。 しかしあまりに丸められてしまうと、欲しい情報が得られなくなるのも事実です。 デフォルトでは、7日経つとイベントデータやトラップデータは削除されます。 監視データは毎日情報が丸められ(つまり精度を落として)、45日が経過すると削除されます。 つまり今日のCPU使用率グラフは詳細で、昨日のCPU使用率グラフは概要です。そして45日以前のCPU使用率グラフなどは見られなくなります。 しかし「年度末のシステム負荷を見積もるため、参考として去年の年度末のCPU負荷を参考にしたい」という要望もあるでしょう。 もしシステムの容量に余裕があるなら、1年くらいは保存したいものです。 監視規模が大きく、監視項目も多い環境だと高精度なデータの保存はDBを肥大化させます。 長期間保存したいのなら監視間隔を大き目にしたり、丸めを大きくしたりしましょう。(5分おきのデータを2時間おきに丸める、など) マニュアルを参考にすると良いでしょう。 コンソールの設定・パフォーマンス 「設定」-「パフォーマンス」-「データベースメンテナンスオプション」で設定できます。 ここではデフォルト設定なので、 イベントデータ保持日数 7日 7日以前の障害イベントなどは確認できない、という意味です。 データ保持日数 45日 データを保存しておく期間。つまり過去45日分のデータしか確認できません。 ここを大きくすれば、1年前のデータも閲覧できます。 データ保持日数(丸め込みなし) 0日 丸めないデータ、つまり正確な数字を保有する日数です。通常は毎日丸められます。 データ縮小時の丸め込み単位時間 (1-20) 1時間 1を指定すれば丸めの際に1時間の平均値を保存し、2を指定すれば2時間の平均値を保存します。 つまり数字が大きくなるほど精度が落ち、データ量が少なくなります。 ドキュメントより これは、丸め込みを行う時間単位です。たとえば、5分間隔で実行されるモジュールは、1日に 288個のデータを生成します。丸め込み間隔を 2に設定すると、データは 2時間ごとの平均になります。結果、1日 288個のデータが 12個になります。この値が大きいほど精度が低くなります。1に近い値をお勧めします。 長期間のデータを保存したければ、DBのサイズが大きくなることと、精度を犠牲にする必要があるでしょう。 |
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