2015/02/11 CentOS7.0/PandoraFMS5.1





PandoraFMS5.1をSP1へアップデートする

PandoraFMS 5.1SP1へのアップデートを行ってみます。

5.1SP1になっていくつかの改善点がありましが、一番身近なのは
「インターフェースのトラフィックグラフで、インとアウトが同時に表示可能」になったことです。
今までInトラフィック量とOutトラフィック量が別々のグラフで、使いにくかったですからね。
あとはTCPセッション監視の速度改善とかいくつかあるようです。



1.アップデートのリポジトリを確認

インストールのときに使用したリポジトリが残っているでしょうか。
残っていなければ、記述します。

#vi /etc/yum.repos.d/pandorafms.repo

[artica_pandorafms]
name=CentOS6 - PandoraFMS official repo
baseurl=http://artica.es/centos6
gpgcheck=0
enabled=1


アップデートへのキャッシュ更新

#yum makecache




2.WMIモジュールのアップデート

単にyumから「yum install pandorafms_server」でアップデートすると、WMIのインストール回りで失敗する可能性があります。




libsasl2.so.2の依存関係の回避のために--skip-brokenを用いることができます。
とありますが、実際は回避できません。

SourceForgeからRPMをWGETやブラウザでダウンロードし、wmiを先にアップデートします。

SourceForge

今回使用したバージョンはwmic-4.0.0tp4-0.x86_64.rpmでした。
rpmコマンドでインストールします。

#rpm -ivh wmic-4.0.0tp4-0.x86_64.rpm




3.アップデート

再度yumからアップデートすると、成功しました。
#yum install pandorafms_server



加えてコンソールもアップデートします。
#yum install pandorafms_console




続いてPandoraFMSのコンソールにログインすると、なにやらうざったいキャラが表示されます。
とりあえずコンソールはアップデートされたようです。




しかしサーバがアップデートされているか、よくわかりません。
以下のコマンドでPandoraFMSを再起動してみます。
#systemctl restart pandorafms_server.service



バージョンが5.1SP1になっているのが確認できます。







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