旧・質疑応答 − こんなときはどうすればいいの? |
以下の文章は、以前に公開していた質疑応答です。現在ではすでに古くなった情報が多いのでご注意下さい。リンクなども切れています。
以下、Gucchi's Lyrics Plug-In (以下、GLPと略します)を使った場合を中心としたFAQです。しかし、他のソフトウェアに関しても、有用な情報が載っていると思います。
FAQといっても、読み物形式になっていますので、お暇な方は一読されてみると、意外に新たな発見があるかも知れません。
(00/05/08 りりくすEx 1.00βの公開とともに更新)
なお、このFAQは駄歌詞屋が勝手に書いたもので、Gucchiソフトさん、Nullsoftさん(WinAMPの作者)がおっしゃったことではありません。
超基本編
基本編
1.プラグインのインストール方法が分かりません。
2.歌詞表示用のウィンドウが出ません。
3.ウィンドウは出るけど、歌詞が表示されません。
4.全部の行で、タイミングがずれて表示されます。
5.文字化けします。作成編
1.どうやってタイムタグを付けるのですか?
2.Lyrics Editorの設定はどうするのですか?
3.完成したのを表示させてみると、途中からズレています。ズレ編 (00/5/8 改変)
1.タイムタグのズレ問題について
2.ズレの種類
3-1.パターンAの原因と対策
3-2.パターンBの原因と対策
3-3.パターンCの原因と対策
4.拙作歌詞ファイル管理ソフト「りりくす」による自動ズレ補正 (99/12/13 追加)埋め込み編 (00/1/17 追加)
1.歌詞を曲ファイルに埋め込むにはどんな方法がありますか?
2.歌詞が埋め込まれた曲は、どうやれば歌詞を表示して再生できますか?
3.歌詞を埋め込んだ曲ファイルのID3タグを修正したら、歌詞が消えてしまいました。
4.歌詞を埋め込んだ曲ファイルをRMPに変換したら、歌詞が消えてしまいました。技術資料編 (00/5/14 追加)
1.タイムタグの定義 (現在作成中)
2.WinAmp時間と標準時間
3.@タグの定義
4.LYRICS3V2.00の定義番外編
1.歌詞の入力って面倒なんですが。
2.どこから歌詞を手に入れればいいのですか?
3.GLP のスキンってどこにありますか?
1.WinAmpって日本語化できるのですか?
答えは「はい」です。
最近のWinAmpは、各言語に対応できるように、「Language Kit」に対応しています。
そして、日本語に対応させるための「Japanese Language Kit」が、様々なサイトから発表されています。(WinAmpのサイトにはありません。)
したがって、WinAmpとは別に、Japanese Language Kit も手に入れる必要があります。
駄歌詞屋のおすすめの Japanese Language Kit は、「道具」のページでも紹介した tmsVU の作者である T-Matsuo氏の 「WinAmp 日本語化キット」です。こちらから手に入れてください。また、必ず、あなたがお使いのWinAmpと同じバージョンの日本語化キットを手に入れてください。
この日本語化キットは Language Kit も含まれていますが、それだけではなく、さらにWinAmpにパッチを当てることによって、より快適な日本語環境で使えるようになります。また、導入も簡単で、DLしたexeを実行するだけで、インストール及び設定が自動的に行われます。
1.プラグインのインストール方法が分かりません。
↑目次へWinAmp は終了させておきましょう。
Gucchiさんのホームページから gen_gslyrics112.zip をダウンロードしてください。(バージョンは上がっている可能性があります)
(どうも本当に「閉鎖」してしまったようなので、こちらからDLしてください。)それを解凍して、gen_gslyrics.dll と gen_gslyrics.chm を WinAmp の Plugins フォルダ(普通は、C:\Program Files\winamp\Plugins\)にコピーします。
WinAmp を立ち上げます。WinAmpの上部中央付近を右クリックして出てくるメニューの一番下に、「Gucchi's Lyrics」と出ていれば、インストールは成功です。
(補足1)解凍しても、gen_gslyrics.dll が見あたりません。
拡張子 DLL のファイルが表示できていますか? Windows98 なら、My Computer を開いて、メニューから「表示」−「フォルダオプション」を開いて、「表示」−「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックを外して下さい。Windows95 なら、My Computer を開いて、メニューから「表示」−「オプション」を開いて、「表示」−「すべてのファイルを表示」を選択してください。
(補足2)ヘルプが表示できません。
解凍してでてきた gen_gslyrics.chm をダブルクリックしても、「ファイルを開くアプリケーションの選択」画面になってしまう場合は、あなたのマシンが chm 形式のヘルプファイルに対応していないことになります。そういう場合は、IE4.0 をインストールすると chm がみれるようになります。
↑目次へプラグインのインストールはきちんとできていますか?
インストールが成功していれば、WinAmpの上部中央付近を右クリックして出てくるメニューの一番下に、「Gucchi's Lyrics」と出ているはずです。この中から、Displayer... を選んで下さい。
それでも出ない場合は、同じく Options... を選んで、「Displayer」−「歌詞ファイルがないときウィンドウを隠す」のチェックを外して下さい。
↑目次へ歌詞ファイルは正しい名前で、正しい場所(フォルダ)に入れておく必要があります。
まず、ファイル名ですが、演奏するwavやmp3ファイル名のピリオド(.)より前の名前と同じファイル名にする必要があります。ピリオドより後ろは、txt にして下さい。
(例) abc.mp3 と同期する歌詞ファイルの名前は abc.txt
次に、歌詞ファイルの置き場所(フォルダ)ですが、次の2カ所の内、どちらかに配置して下さい。
1. 演奏するwavやmp3と同じフォルダ。
2. 歌詞ファイル用のフォルダ(どこでもよい)。
基本的には 1. のフォルダがおすすめです。ファイル名のチェックもしやすいですし。ただ、すでに CD-R に焼き付けてしまった mp3 ファイルなどの場合、追加で焼くのも面倒ですので、2. をおすすめします。ただし、2. を行う場合は、GLP の Option の「共通」−「歌詞フォルダ」にその歌詞ファイル用フォルダを設定しておく必要があります。
なお、宣伝になりますが、拙作ソフト「りりくすEx」は、もともとこれらのファイル名を合わせることを目的として作ってあります^^;
↑目次へズレ編を参照して下さい。
↑目次へ私の環境では文字化けが起こったことはないのですが、たまにそういう話を聞きます。まず、疑うべきなのはフォントの設定です。どのフォントにしても文字化けするかどうか確かめましょう。
また、GLP の現在のバージョンは 1.12 です。もし それ以前のバージョンをお使いなら、新しいバージョンでお試し下さい。
1.どうやってタイムタグを付けるのですか?
↑目次へGLP の Editor を使ってタグをつけます。
その前に、Options の Editor の項目をあらかじめ設定しておいて下さい。設定の仕方は、次の項目(2.と3.の補足3)を参照して下さい。
まず、「エディットモード切替」を押して、文字が入力できる状態にして下さい。(仮にこれを歌詞入力モードとします)
そして、歌詞を入力して下さい。すでに入力された歌詞があるなら、読み込んだり、コピー&ペーストしたりしてください。ペーストは、Ctrl + V で可能です。
次に、「エディットモード切替」を押して、タイムタグ入力モードにしてください。
そして、WinAmp で曲を演奏し、Editor をアクティブにしてください。
そして、タイミング良くスペースキーを押していきましょう。
間違ったときは、Del キーを押すと、その行のタイムタグを消すことができます。
その他にも便利な訂正機能がたくさんありますので、詳しくは、GLP のヘルプの「Editor」−「編集のコツ」を見て下さい。
編集し終わったり、途中でも、うまくいってるか確認したければ、「編集」−「Displayerへ転送」で確認できます。
最後には保存をお忘れなく。
↑目次へGLP の Options... の Editor の項目ですが、次のように設定することをおすすめします。(あくまで個人的なおすすめ)
常に再生中ファイルを開く → どっちでもいいですが、僕はチェックしてません。
空白行を飛ばして改行する → チェック無し
?ミリ秒同期を取る → -250
最後の -250 はどういう意味があるかというと、実際にスペースキーを押したタイミングより、実際には 250ミリ秒だけ早く歌詞表示を行うということです。
なぜ、そんな設定にするかと言えば、2つの理由があります。
1つ目は、カラオケ目的で歌詞表示するなら、ドンピシャのタイミングで歌詞が表示されても、遅すぎて歌いにくい ということです。ちょっと早めに歌詞が出た方が、歌いやすいはずです。
2つ目は、よく知らない曲にタグ付けをしようとしても、スペースキーを押すタイミングが先読みできない ということです。カラオケ目的でちょっと早めに歌詞を出したいなら、歌い出しよりも先にスペースキーを押せばよいのですが、熟知した曲でないと、先読みは難しいでしょう。
ということのなので、-250 という値自体は、お好みです。慣れてくれば、0でもかまわないと思います。
(補足)前のバージョンでは「空白行は同期しない」というオプションがあったのですが(しかも愛用してた(^^;)今のバージョンにはないようです。間奏部分は早めに表示されている必要性はないので、このオプションを愛用していたのですが、今後実装されるのだろうか?ヘルプにはあるんだけどな...
(補足2)今のバージョンではちゃんと「空白行は同期しない」がありますね。
↑目次へ(根本的な解決策(補足3)ができましたが、これまでの「ズレ」問題の解説として、以前の文章も載せておきます。)
Editor で作ってみて、Displayer に転送して、実際に曲を聞いてみると、途中からなんだか微妙にズレたりしませんか?
そのズレ始める所って、なんか覚えてません?
そう、タグ付けを失敗して、WinAmp で直接巻き戻したり、shift+Z や X キー等で巻き戻したりしたところです。
すなわち、「タグ付けしはじめたら、基本的には、巻き戻すな、早送るな」ということです。
失敗したところは、Del で消しておいて、また後で、最初から演奏し直すのがベストです。
この原因は、Guchhiさんもヘルプで書かれているように、winampの時間制御がいい加減だからです。
mp3の場合、一度wavに変換し直してから、タグ付けすると、巻き戻したりしても、多少はよいようですが、それでも、場合によっては、1秒前後のズレが生じます。こんなにズレては、「拡張」タイムタグの意味なし(^^;;;
(補足)
正確に実験したわけではありませんが、この問題の根本的な解決策(かもしれない)を見つけました。答えは、「WinAmpを最新(2.2x以降)にする」です。実は、WinAmp は、2.11以前と2.20以降で、mp3のデコードエンジン(ファイルから音に変換するコア部分)がまるっきり変更されています。そして、新しいデコードエンジンは、このズレが少ないようです(私の実感)。ただし、この新しいデコードエンジンは、実はだいぶ不評を買っている代物で、CPU負荷率が高い、設定できるオプションが少ない、などの欠点を抱えています。はっきり言うと、アップグレードならぬダウングレードです。なぜ、新バージョンで、こんなエンジンに積み替えたかというと、前のエンジンの開発側から使用権のことで訴訟を起こされる危険性が出てきたからだそうです。 と、こんな理由で、私は2.2xにアップデートはしても、デコードエンジン(in_mp3.dll)は2.10のものに戻して使っていました。ところがどっこい、新しいエンジンでタグ付けしてみたら、巻き戻しても、早送りしても、ほとんどズレない!? さすがは、CPU負荷率の高いだけはある(^^; ってことで、僕は現在は、WinAmpを2つのフォルダにインストールして、普段使う用(関連付けあり)とタグ付け用(関連付けなし)を使い分けています。
(これのさらなる補足) 「2.11以前と2.20以降で、mp3のデコードエンジンが違う」と書きましたが、2.3以降ではまた元のデコードエンジンに戻ったようです。(補足2)
まだ、完全に確認をとったわけではないのですが、さらなる根本的な解決方法をご紹介します。 それは、「イントロを早送りしてしまえ」です。コロンブスの卵のような発想ですが、どうやら、ズレるのは、最初の早送り・巻き戻しの時だけのようです。つまり、1度目の早送り・巻き戻しでズレてからは、その後何度早送り・巻き戻しをしても、もうズレないようなのです。したがって、最初に無駄なイントロなどを早送りしてしまってから、タグ付けを開始します。もちろん、それ以降はズレませんから、いくらでも巻き戻してタグをつけなおしてください。そして、ここが肝心なのですが、タイムタグをつけ終わったら、もう一度最初から演奏を開始して、「タイムタグの微調整」を行ってください。これですべてのタイムタグを、早送り・巻き戻しをしない状態にあわせてやるのです。これで完成です。
この方法は、一応自分のところでは(GLP Ver1.06 + WinAMP 2.5c )では、うまくいってます。みなさんも試してみてください。(補足3)
根本的な解決策がGLP側に搭載されました。オプションの「WinAmpの早送り、早戻しのバグを修正する」にチェックを入れてください。副作用として、大きく早送り、早戻しをすると、頭出しに時間がかかるようになりますが、どんなに早送りや巻き戻しをしても、ズレません。Gucchiさんはヘルプで「ズレることもある」と書いていらっしゃいますが、自分の環境ではほとんどずれなくなりました。(曲の開始10秒ぐらいの時に早戻しするとズレることがあります。)このオプションは、mp3(rmp)再生時のみ対応です。wavやwmaには対応していません。
1.タイムタグのズレ問題について
タイムタグの付いた歌詞をWinAmp+GLPなどの歌詞表示対応ソフトでリアルタイム歌詞表示してみると、タイミングがズレて表示されることがあります。実は、このズレというのには、様々な原因があり、それによってズレ方も様々なのです。ここでは、徹底的にこの「ズレ問題」について説明したいと思います。
ズレるときのズレ方には基本的には次の3種類があります。
(A) 最初から最後までだいたい同じくらいのズレ方をしている。(全ての行で1秒くらい早いとか遅いとか)
(B) 途中までは合っているが、ある行から先が突然ズレ出す。
(C) 最初は合っているが、曲が進むにつれて、だんだんタイミングが遅くなったり、早くなったりする。
そして、これらのズレパターンは、しばしば、複合して起こることがあります。なぜならこの3パターンは、それぞれ別の原因に由来しているためです。
では次からは、このズレパターン別に原因と対策法を説明します。
これは他人が作ったタイムタグ付き歌詞を表示させようとした場合によく起きます。これには次の2つの原因が考えられます。
1) 曲の最初の無音部の有無の違い
mp3ファイルをCDから作る場合、CDから吸い出すソフト(リッパー)を使うことになりますが、このリッパーのオプションなどに、「曲の最初(と最後)の無音部を含むかどうか」などという項目があります。当然、無音部なしで吸い出した曲とありで吸い出した曲では、イントロの長さが違うことになります。この長さの違いのため、タイムタグがズレてしまうことがあるのです。
2) GLPの[Options]-[Editor]-[修正]の値の違い
GLPの[Options]-[Editor]には、「修正」という項目があります。これを使うと、タイムタグを入力するときに、スペースキーを押したタイミングからわざとズラしてタイムタグを設定することが出来ます。この値は人によって好みがあると思いますので、タグを付けた人とあなたの好みが違うと、ズレているように感じられてしまうのです。
さて、このズレパターンAに対する対処法は、GLPのEditorで解決できます。要するに、全てのタイムタグに±何ミリ秒かの修正をしてやればよいのですから、GLPのEditorで歌詞を読み込み、[編集]-[タイムタグの微調整]を開き、下の方の「値を設定」のところに修正したい値を(マイナスなら-を付けて)入力し、右隣のOKボタンを押せば良いのです。
ただ、このやり方だと、どのくらいズレているのかを予測して修正するので、何度かトライ&エラーをしなくてはなりません。そこで、もう1つのやり方としては、同じ[タイムタグの微調整]で、[変更範囲]の[始め]を歌い出しの歌詞に合わせ、[Jump]ボタンを押し、歌い出しの部分で[現在の時間を入力]ボタンを押し、右上のOKボタンを押せばよいのです。ただし、この[Jump]ボタンを使うのであれば、GLPの[Options]-[共通]-[早送り、早戻しバグを修正]にチェックを入れて、WinAmpを再起動しておく必要があります。
以上の2通りの方法とも、修正内容をGLPのDisplayerに反映させるためには、修正後、[編集]-[Displayerへ転送]をする必要があります。Ctrl+Tでもいいです。
これは自分で付けたタイムタグでも起こるズレパターンです。原因は「WinAmpの早送り、早戻しバグ」にあります。
なぜか、WinAmpで早送りや早戻しをすると、正確な再生時間を保てなくなってしまうのです。従って、タグを付け間違えたときなどに早送りや早戻しをして、もう一度付け直す作業をすると、それ以降のタグが全てズレてしまうのです。
このズレに対する対策法は、タグ付けするときに、GLPの[Options]-[共通]-[早送り、早戻しバグを修正]にチェックを入れておけばよいのです。ただし、このオプションを変更した場合は、一度WinAmpを再起動しないと、変更が有効になりません。
また、このオプションは、mp3 (rmp) のみ有効です。
また、このオプションにチェックを入れると、早送りや早戻しに時間がかかるようになってしまう副作用が発生します。しかし、タイムタグを付けるときだけでなく、リアルタイム歌詞表示させているときに、早送りや早戻しをしても、表示がズレてしまうなど、歌詞表示に関しては、このWinAmpのバグは致命的とも言えますので、極力、このオプションにはチェックを入れておくことをお奨めいたします。
このズレパターンはタグ付けをするときに発生するので、かならず前もって対処しておいてください。
実は一番やっかいなのがこのズレです。パターンAと同じく、他人が付けたタイムタグ歌詞で起こります。
この原因を説明する前に、再生時間には実は「WinAmp時間」と「標準時間」の2種類があることを説明しなくてはいけません。
「なに言ってるんだ、再生時間に何種類もあるわけないだろ」とお思いでしょうが、実は、WinAmpで表示されている再生時間は、実際の時間より進み方が早いのです。お疑いであればストップウォッチを使って WinAmp のタイムカウンタと比べてみてください。3分くらい演奏すると 1秒くらいのズレが生じているのが確認できると思います。これはWinAmpでの再生時間の算出方法に問題があるからなのです。このWinAmp特有の進み方をする時間のことを 「WinAmp時間」と呼び、他のプレイヤーなどで経過する正しい時間のことを「標準時間」と呼びます。 これらの時間に関する詳しい説明は、こちらをご覧ください。
このズレパターンCのように、曲が進む毎に少しずつズレていく原因は、この「WinAmp時間 と 標準時間 の違い」にあるのです。
「そんなこと言ったって、どうすりゃいいんだよ。WinAmpを使う限りは、WinAmp時間でタグ付けしたりすればいいんだろ。実際の時間の進み方と違ったっていいじゃないか。」
いえ、違うんです。「標準時間」は標準と言うだけあって、どんなサンプリングレートの曲ファイルでも同じ進み方をしますし、同じサンプリングレートでも、mp3 と wma で違ったりしません。しかし、「WinAmp時間」では、同じ曲でも、サンプリングレートが違ったり、mp3, wav と wma では時間の進み方が違ってしまうのです。また、昨今では WinAmp + プラグイン 以外にも歌詞表示に対応したプレイヤーやタイムタグソフトが増えてきていますが、こういうソフトでWinAmp時間をサポートしているソフトは数少ないのです。(サポートしたいソフト作成者の方は、こちらをご覧ください。)
とは言っても、自分で作ったタイムタグならいいのですが、他人が作ったタイムタグを使わせていただこうと思った時、タグ付けした人、あるいは、あなたのどちらかが WinAmp時間を使っている場合は、どうしてもズレ補正を行う必要があります。
さて、長くなりましたが、ではどうやってズレをなおしたらいいかですが、2つの方法があります。
1つは手動的な方法ですが、ズレパターンAでの修正の応用です。ズレパターンAでは、歌い出しのタイムタグを修正しましたが、同時に、最後のタイムタグも同様に修正することによって、途中のズレも全て解消できます。
もう1つは 自動的な方法です。拙作「りりくすEx」では WinAmp時間 と 標準時間 を変換する機能があります。詳しくは次章をご覧ください。
GLPの1.12では、[Options]-[共通]の[WinAmpのバグ修正]に[標準時間]が付加されました。もしあなたがタイムタグを付けるときに、後で WinAmp 以外の「標準時間」を使っているプレイヤで歌詞を表示させるのなら、チェックをつけておいた方がよいでしょう。もしGLPを使って表示させているのなら、どちらがいいかはあなたのお好みです。
4.拙作歌詞ファイル管理ソフト「りりくす」による自動ズレ補正
宣伝になってしまうのですが、このHPで公開しているソフト「りりくすEx」では、これらのズレ問題に対処すべく、「ズレ補正機能」を追加してあります。
これは、歌詞ファイルに、タイムタグと一緒に、「補正用データ」を付加しておくことによって、あとで、他の人がその補正用データを元に、自分の曲にあったタイムタグに変換するという方法を用いています。また、補正用データがなかったとしても、ある程度までの補正は可能です。
補正用データの付加や、それを元にした補正作業が、拙作「りりくす」で簡単に行えます。
(ただし、パターンBのズレに関しては、タグを付けた人のミスですので、補正は行えません。)
1.歌詞を曲ファイルに埋め込むにはどんな方法がありますか?
歌詞を曲ファイルに埋め込むには、私が知っている限りでは、2つのソフトが対応しております。1つは、Lyrics3 Pluginと同じ作者が開発した、Lyrics Editorです。ただし、このソフトは、日本語や、RMPファイルには対応しておりません。
で、実は拙作「りりくすEx」が対応しています。^^;
2.歌詞が埋め込まれた曲は、どうやれば歌詞を表示して再生できますか?
LYRICS3 V2.00というフォーマットで埋め込まれた歌詞は、GLPかLyrics3 Pluginで表示することができます。もちろん、日本語対応のGLPをおすすめします。GLPで表示されないという方は、次の点に注意してください。
(1)GLPは最新バージョン(1.12)ですか?
(2)拡張子は.mp3になっていますか?
(たとえRIFF RMP形式のファイルでも、拡張子は.mp3にしてください。)(3)それでもだめなら、次の3.4.を読んでください。
3.歌詞を埋め込んだ曲ファイルのID3タグを修正したら、歌詞が消えてしまいました。
その編集を行ったソフトがLYRICS3 V2.00に対応していないと考えられます。(実際には、ID3v1なら、たいていのソフトで平気なのですが、RMPファイルのSIフィールドなどでは、ソフトがきちんと対応していなければ消されてしまうと思います。)
ですので、歌詞が埋め込まれたファイルのタグを修正するならば、ちゃんと対応したソフトを使うべきです。拙作「りりくす」のVer0.50β以降であれば、対応しております。
4.歌詞を埋め込んだ曲ファイルをRMPに変換したら、歌詞が消えてしまいました。
これも、まず、上記3.と同じ原因が考えられます。
しかし、ちゃんと対応したソフトで変換しても、GLPで歌詞が表示されなくなってしまうことがあります。でも、1つ確認してください。RMP(RIFF RMP形式) にフォーマットを変更したときに、拡張子も.rmpに変更していませんか?実は、GLP1.12では、拡張子がRMPだと、埋め込まれた歌詞の表示ができないようです。この場合は、単に、拡張子を.mp3に直せば、またGLPでちゃんと表示できるようになります。
番外編
1.歌詞の入力って面倒なんですが。
↑目次へ根性です。いや、愛情です(^^;;
なんて、冗談は置いておいて、入力が速い人は、やっぱり手入力が一番速いと思います。
楽をしたいなら、スキャナ+OCR作戦です。
一応説明しますと、スキャナで歌詞を読みとります。このままでは、ただの字が書いてある絵のファイルですので、これを文字(テキスト)に変換しなくてはいけません。これを行うソフトが OCRソフト です。僕が持っているのは、読取革命Ver3 と 読んdeココVer3 です。両方とも市販品です。この手のソフトは、オンラインソフトでは存在しません(十中八九)。後者は現在 Ver5 までアップデートしてますので、最新の情報は分かりませんが、僕の持っている2つを比べる限りでは、読取革命の方が認識成功率が高いです。
OCR時のコツですが、ジャケットなどの歌詞は新聞なんかに比べて小さい文字の場合が多いので、なるべく高い解像度で読み込む必要があります。また、豪華な色使いやデザインのため、OCR には不向きな印刷状態であることがしばしばあります。そういうときは、OCRソフトでいきなり読み込むのではなく、別の画像処理ソフト(Paint Shop Proとかね)でグレースケール画像として読み込んでから、白黒2値化を丁寧に行ってから、OCRにかけた方が、うまく認識できます。
しかも、各CDで文字の色なんかが違ってきますので、CDごとに最適な読み取り&変換条件を設定しなくてはならず、それを探し出す手間も考えると、やっぱり手入力した方が速いと思いますよ。
ただ、読み取り元が、CDジャケットじゃなくて、歌本などの統一された印刷物ならば、一度条件を決めてしまえば、同じ条件でどんどん変換できますので、結構おすすめな方法ではあります。
↑目次へはい、CD買いましょう(^^;
どうしても買えない状況にいるあなた。例えば海外在住とか。
そういう方は、ネットで探すっきゃないですね。まずはいわゆる歌詞サイト。探すと結構たくさんありますよ。次に、適度にメジャーなアーティストなら、ファンが個人で作ってるページ。コアなファンなら歌詞も公開してたりします。穴場なのが、アーティストのオフィシャルページ。売り出し中のアーティストだったりすると、歌詞が載ってたりします。
日本にはいるけど、CD買うお金がない人。
聞き取りましょう(^^; いいじゃないですか、少しくらい間違ってたって。思いこみOK。どうせパソコンの前でひとりで熱唱してるだけだし(^^;;; よく分からないところは、ボックスにでも行ったときに、メモっておけばいいし。
レンタル。そう、レンタルすればいいじゃん。合法だよ(^^; そんなに高くないし。中古屋もあるでよ。
あとは歌本。本屋さんに行けば、3誌くらいあるはずだよ。最近のシングルはもちろん、アルバムとか古い曲の特集とかも載ってます。1冊500円くらいで、300曲くらい載ってます。そう考えるとお得でしょ。
↑目次へVer 1.01 になって、いつの間にかスキン対応になってるみたいです。
誰か、GLP用のスキンがあるところを知っていたら、僕にも教えて下さい。(答えになってないっつうの(^^;;;)
他にご質問が有れば、掲示板へどうぞ。