クリップボードデータ送受信ソフト「RClip for Windows」試験場


 RCLIPWIN は、MS-Windows 用のクリップボード・ビューアーです。
 拙作の OS/2版 RClip から、 ネットワーク送受信機能(だけ)を Windows 向けに移植した・・・という代物です。

 現状では、OS/2版のアーカイブ(ver4.0以降)にオマケとしてバンドルという形でリリースしておりますが、 今のところWindows版をソロデビューさせる予定は無いので、OS/2版のアップデートを行わない間は、 引き続きこちらのページでWindows版のバージョンアップ版を公開していこうと思います。

ダウンロード(ver0.34)

■目次


■動作環境

 MS-Windows95以降または NT4.0以降 + ネットワークサポート(NETBEUI or TCP/IP)
(Windows98SE、WindowsNT4.0(SP6)、WindowsXP(SP2) で動作確認)

■使い方

 RCLIPWIN.EXE を適当なディレクトリに置いて、実行させるだけです。
(コマンドラインオプション /E を指定するか、日本語以外の環境だと、英語モードで動作します)

 既に RCLIPWIN が実行済みである状態で、再び RCLIPWIN を実行させると、既存 の RCLIPWIN のウィンドウをアクティブにし、後で実行された方はすぐに終了します。
(多重実行は行われません)

 メイン・ウィンドウには常時、クリップボード内のテキスト(またはビットマップ)データが表示されます。
 また、タイトルバーに、テキスト表示時は TXT、ビットマップ表示時は BMP、何れでもない場合は Unknown、クリップボードが空の場合は Empty と付記されます。

 ネットワーク先のマシンにクリップボード内のテキスト(またはビットマップ)データを送信したい場合は、 まず、送受信側双方のマシンで RCLIPWIN.EXE を実行させ、 「オプション→送受信設定」ダイアログを開き、御自身のネットワーク環境に合わせて、 「パイプ送受信」または「TCP/IP送受信」の何れか(あるいは両方)を有効にして下さい。
 TCP/IPを用いる場合は、続いて、送受信側双方の「ポート番号」の値(デフォルトは5000)が同一である事を確認して下さい。
 設定が済んだら、「設定」ボタンを押して下さい。
(送受信処理が有効になると、タイトルバーに [Recv] と付記されます)

Windows9X 上では、パイプによる受信を行えません。
(OSに機能が実装されていないっぽい)
パイプによる送信は可能です。その場合、実行直後にいちいちエラーメッセージが表示されますが、我慢して下さい...(^^;)
(あるいは、パイプ機能の設定を無効にして、TCP/IPによる送受信のみを利用して下さい)

WindowsXP 上では、パイプによる送信も受信も行えません。
(原因は不明・・・NETBEUI がサポート外になったので、仕方無いのかも知れない)
TCP/IPによる送受信を利用して下さい。

 準備が整ったら、送信側マシンで「ネットワーク送信:パイプ」または「ネットワーク送信:TCP/IP」ダイアログを開き、受信側マシンの マシン名、またはホスト名(またはIPアドレス)を入力して「実行」ボタンを押して下さい。
(送信処理中は、タイトルバーに [Send] と付記されます)

 なお、この Windows版同士の通信は勿論、Windows版 ←→ OS/2版間での通信も 可能です。ただし、OS/2版から送信されたテキスト(CF_TEXT)及びビットマップ(CF_BITMAP)以外のデータは、Windows版においては、全て無視されます。

 その他、カスタマイズオプションとして、以下の項目が用意されています。


■OS/2版との相違

 相違というか、 ネットワーク送受信機能のみにおいて互換性があるというだけで、 OS/2版が持つ数多の機能(クリップボードの履歴保持、TXT/BMP混在ほか)の 大半が実装されていませんので、実質別のソフトと言った方が良いかと。(^-^;)
 そのネットワーク送受信機能についても、テキスト及びビットマップデータのみのサポートと、仕様が縮小されています。
(プライベートデータがサポートできないのは、割当済みのグローバルメモリのサイズを知る方法...OS/2でいう所の「DosQueryMem」...が解らないからです...知ってる方いらっしゃったら教えて下さい^^;)
(後日、方法は解った(GlobalSize)ので、プライベートデータのサポートも、技術的には実装のメドが立ちました...が、OS/2←→Windows間の通信時に、データの互換性の保持がすごく面倒くさそうなので、やっぱり実装は見送ることにしました^^;)

 また、例によってマニュアルは付属していません。
(このページがマニュアル代わりです^^;)


■更新履歴


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