7.警告/エラーメッセージ

「Unrecognized option.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
未定義もしくは不適当なコマンドラインオプションが指定されています。
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「No appoint target.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
コマンドラインオプションに、URLアドレスが指定されていません。
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「Invalid url address.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
http://またはftp://以外のURLアドレスが指定されています。
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「Excessive url address.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
2つ以上のURLアドレスが指定されています。
 あるいは、スペース文字を含むURLアドレスやオプションを、 ダブルクォーテーションで囲まずに記述している可能性もあります。
(先頭がスラッシュ(/)ではないコマンドライン指定は、URLアドレス指定だと誤認します)
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「Invalid method for (HTTP|FTP).」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
HTTP/FTPに固有のリクエストメソッドを、プロトコルの異なるURLアドレスに対して指定しています。
(コマンドラインオプション「/M」の解説を参照して下さい)
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「Invalid url address for (PUT|APPEND|DELETE) method of FTP.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
FTPのURLアドレスに対して「PUT」「APPEND」「DELETE」の何れかのリクエストを行う場合は、 コマンドラインオプションからファイル名が確定できなければなりません。
(コマンドラインオプション「/M」「/O」「/P」の解説を参照して下さい)
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「No appoint entity body for (POST|PUT|APPEND) request.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
コマンドラインオプション「/MPOST」 「/MPUT」「/MAPPEND」が指定されていますが、 送信するエンティティボディが指定されていません。
対策:
コマンドラインオプションを確認して下さい。

「Too long file name.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
/G」で指定されたパスまたはファイル名が長過ぎます。
対策:
パスまたはファイル名を短くして下さい。
なお、SYSYA が認める最長のファイル名は、259字です(パスも含む)。

「[target file] already exist.」

種別:
警告、またはエラー
処理:
ユーザーへ問い合わせる、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
エンティティボディをローカルディスクに保存しようとしましたが、既に同名のファイルが存在しています。
対策:
Append」「Overwrite」「Quit」の、何れかの動作を選択します。
 「A」キーを押すと、受信対象を既存のファイルサイズ以降のみに限定し、既存のファイルの末尾にエンティティボディを追記します。
 「O」キーを押すと、既存のファイルを破棄し、ファイルの先頭から受信し直します。
 「Q」キーを押すと、プログラムを終了します(戻り値1)。
 なお、コマンドラインオプション「/CQ」が指定されている場合は、 問い合わせは行わず、即座にプログラムを終了します(戻り値2)。

「Terminate by user.」

種別:
情報
処理:
プログラム終了(戻り値1)
原因:
前述の「[target file] already exist.」の問い合わせで「Q」を選択すると表示されるメッセージです。
対策:
これはエラーではありません。

「File open failed.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値2)
原因:
コマンドラインオプション「/G」、または「/O」で指定されたファイルをオープンできません。
対策:
パスまたはファイル名に問題が無いか、確認して下さい。

「File read failed.」

「File write failed.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値2)
原因:
ファイルの読み込み/書き込みができません。
対策:
ドライブの空き容量が十分であるか、あるいは損傷していないか、確認して下さい。

「File rename failed.」

種別:
警告
処理:
無し
原因:
エンティティボディの受信は完了しましたが、 レスポンスヘッダに明記されてるファイル名(「Content-Disposition:」 または「Content-Location:」の行)への名称変更に失敗しました。 ファイル名が長すぎるか、そのシステム上での制限に引っかかるファイル名であるか、既に同名のファイルが存在している可能性があります。
対策:
手作業でファイル名を変更して下さい。

「Host not found.」

種別:
エラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
サーバーに接続できません。
対策:
URLアドレスを確認してください。あるいは、ネットワークやサーバー側で問題が発生している可能性があります。
 なお、このエラーが発生した場合、デフォルトでは再試行は行いません。 再試行させたい場合は、「/T+」のオプションを使用して下さい。

「accept() failed.」

「gethostid() failed.」

「select() failed.」

「send() failed.」

「recv() failed.」

種別:
エラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
サーバーとの送受信時にエラーが発生しました。
対策:
ネットワークやサーバー側で問題が発生している可能性があります。

「Data connection failed.」

種別:
警告、またはエラー
処理:
処理続行、または再試行、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
FTPにおいて、データポートの接続に失敗しました。
 「PASV」コマンドが失敗する場合は、FTPサーバー側が「PASV」コマンドに対応していないか、禁じている可能性があります。
 「PORT」コマンドが失敗する場合は、ローカルマシン側のネットワークで問題が発生している可能性があります。
(例えば、ファイアウォールが任意のポートのオープンを禁じている等)

デフォルトではFTPサーバーに対して、まず「PASV」コマンドによるデータポートの接続を試みます。 これに失敗すると、「警告」としてこのメッセージを出力し、 次に「PORT」コマンドによる接続を試みます。
(これが失敗すると、「エラー」になる)
 「/N」のオプションで、データポートの準備方法を固定している場合は、その手段が失敗すると、即座にエラー扱いになります。

対策:
/N」のオプションを用いて、失敗した接続手段とは逆の手段を試して下さい。
 ファイアウォールが原因で失敗している場合は、SYSYA が任意のポートをオープンするのを認めるように、ファイアウォールの設定を変更して下さい。


「Bad response format.」

種別:
エラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
サーバーからの受信データが、SYSYA が想定しているフォーマット(HTTPまたはFTP)と異なります。
対策:
ネットワークやサーバー側で問題が発生している可能性があります。

「Not acceptable content type.」

種別:
警告、またはエラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2、または406)
原因:
コマンドラインオプション「/L」で指定したコンテンツタイプと異なるタイプのデータです。
対策:
このメッセージはデフォルトではエラー扱いですが、 コマンドラインオプション「/U+」を指定すれば、警告扱いにできます。
(所望するコンテンツタイプが戻されるまで、再試行を行う)

「Target modify detected.」

種別:
警告
処理:
再試行
原因:
受信処理における再試行発生の間に、サーバー側でそのURLアドレスの更新が行われました。
(サーバーからのレスポンスコードが 412(Precondition Failed)
対策:
自動的にファイルの先頭から受信し直します。

「Requested range not satisfiable.」

種別:
警告
処理:
プログラム終了(戻り値0、または416)
原因:
既存のローカルファイルからの継続受信が指定されましたが、既に受信は完了しています。
対策:
これはエラーではありません(戻り値0)。ただし、コマンドラインオプション「/R」使用時は戻り値が(200 ではなく)416 になるので注意。

「The line of 'Location:' was found.」

種別:
情報
処理:
再接続
原因:
サーバーからのレスポンスヘッダに「Location:」の記述が含まれているので、 接続対象URLアドレスをそのアドレスに変更して、再接続を試みます。
対策:
これはエラーではありません。なお、このメッセージは、 コマンドラインオプション「/J」が指定されている場合のみ表示します。

「The protocol of 'Locatiton:' is not support.」

種別:
警告、またはエラー
処理:
プログラム終了(戻り値0、または2、またはレスポンスコードの値)
原因:
サーバーからのレスポンスヘッダに「Location:」の記述が含まれていますが、リンク先のプロトコルが HTTP/FTP ではないので、処理を中断します。
対策:
SYSYA は HTTP/FTP 以外のプロトコルはサポートしていないので、これ以上のアドレスの追跡はできません。
 「/G」のオプション等による、エンティティボディ所得指示が無ければ、このメッセージは「警告」の扱いになります(戻り値0)。 指示があれば、「エラー」の扱いになります(戻り値2)。
 なお、このメッセージは、コマンドラインオプション「/J」が指定されている場合のみ表示します。

「The address of 'Location:' is a blind alley.」

種別:
エラー
処理:
プログラム終了(戻り値2)
原因:
サーバーからのレスポンスヘッダに記述されている「Location:」のURLアドレスを追跡中に、元のURLアドレスに戻ってきてしまいました。
 URLアドレスのリンクが袋小路になっているので、これ以上の追跡は無意味と判断し、プログラムを終了します。
対策:
そのURLアドレスを、例えばWebブラウザで開いてみて、正しく表示できるか確認してみて下さい。
 なお、このメッセージは、コマンドラインオプション「/J」が指定されている場合のみ表示します。

「Authenication Required.」

「Proxy Authenication Required.」

種別:
警告
処理:
再試行
原因:
サーバーからのレスポンスコードが 401(Unauthorized) または 407(Proxy Authenication Required) だったので、ユーザー名およびパスワードをリクエストヘッダに含めて、再試行を行います。
対策:
このメッセージは、コマンドラインオプション「/HA+」または「/X+」が指定されている場合のみ表示します。 これらのオプションを用いると、1回目の接続の際にはユーザー名およびパスワードを用いずに、サーバーからのレスポンスを得ます。 サーバーからのレスポンスコードが 401(Unauthorized) または 407(Proxy Authenication Required) だった場合のみ、ユーザー名およびパスワードを用いて、再接続を試みます。
(その際に、このメッセージを表示します)

「Service temporarily unavailable.」

種別:
警告
処理:
再試行
原因:
サーバーからのレスポンスコードが、「Service Unavailable」に該当する番号だったので、暫く待機した後で再試行を行います。
(HTTPならば503)(FTPならば421
対策:
このメッセージは、コマンドラインオプション「/U」が指定されている場合のみ表示します。 指定されていない場合や、規定の再試行回数を越えた場合は、 「Invalid response code.」のエラーになります。

「Invalid response code.」

種別:
警告、またはエラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2、またはレスポンスコードの値)
原因:
エンティティボディ受信時に、サーバーからエラー(レスポンスコード300台以上)が戻されました。エンティティボディは保存しません。
対策:
あえてその、エラーのエンティティボディを保存したいという場合は、コマンドラインオプション「/G+」を指定して下さい。
 また、このメッセージはデフォルトではエラー扱いですが、コマンドラインオプション「/U+」を指定すれば、警告扱いにできます。
(レスポンスコード200台が戻されるまで、再試行を行う)

「Bad receive size.」

種別:
エラー
処理:
再試行、またはプログラム終了(戻り値2)
原因:
レスポンスヘッダの「Content-Length:」に記述されたエンティティボディのサイズと、実際に受信したサイズが一致しません。
対策:
受信済みのサイズの方が小さい場合は、自動的に継続受信で再試行します。受信済みのサイズの方が大きい場合は、ファイルの先頭から受信し直します。

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