解説
本当は『statik sound system』とか『cloudy cloud calculator』*1 のような、『同じアルファベットで始まる3つの単語のタイトル+#00』にしようと考えていましたが、長いタイトルをつけてもゲ−ム画面が狭くて表示できないので、『#00』だけの投げやりなタイトルになってしまいました。
このゲームはもともとPC-E200*2 というポケットコンピュータ*3 用に作ったゲームのリメイクになっています。オリジナルの方は機械語で製作に半年ぐらいかかったので、それを思えばMacintosh用のゲームを作るのは、BASICを使ってもかなりのことができるので楽でいいなとつくづく思います。(比べる方が間違っているような気がしますが...)
グラフィックは(実際はこのようなカラー表示はできないのですが)昔のFLゲーム*4 のような感じにしてみました。効果音もFLゲームのような音にしたかったのですが、残念ながらできませんでした。このあたりは一人でゲーム製作をしている限界で、本当はゲーム製作をグラフィック担当、サウンド担当、プログラム担当、の分業体制でするのが理想的で、もしそうなったらキャラクターが動き回るようなアクションゲームも作ってみたいのですが。
アップルマークはアップルコンピュータの登録商標なので、ゲーム画面で使っていいものか迷ったのですが、アイコンや壁紙など多数のフリー素材でアップルマークが使われていて、Macintosh専門誌などでそれらが問題なく掲載、収録されていることから、フリーウェアで使用する分には大丈夫だろうと。ゲームでは、難易度の都合で5色のiMacカラーのうちの4色のアップルマークしか落ちてきませんが、タイトル画面で(テンキーではない方の)5キーを押しながらゲームをスタートさせると、5色のアップルマークが落ちてくるようになります。
Macintosh用のゲームを作り始めた最初の頃は『せっかくマウスが標準装備されているんだからマウスで操作するゲームを作ろう』と思っていたので、キーボードで操作するゲームを作ったのはこれが初めてでした。操作系は、テンキー、矢印キー、DとK(ホームポジション)周辺のキー、のどれでも受け付けるようになっています。矢印キーだけにすると←→↓↑が一列に並んでいるキーボードで操作が難しい、テンキーだけだとノート型で操作できない、IJKLはそれほど一般的ではない、と操作系をどれか一つにすると問題が起こるので全部入れました。ESDFは左利きの人用ということで。
それと、マウス操作のゲームの場合、ウインドウの外側を誤ってクリックしてFinderに切り替わるのを防ぐためにフィールドの周囲に余裕を持たせる必要があって、どうしてもウインドウが大きくなりがちですが、今回はキーボード操作のゲームということで、逆にウインドウを最小限(横112ドット×縦448ドット)の大きさにしてみました。
今後の予定
現在のところ、新たにバグや不具合が見つからない限り、更新の予定はありません。効果音をFLゲームっぽくできるようになれば更新したいのですが...
履歴
2001年09月29日 Vectorで公開(ver.20010909)
2002年03月23日 Vectorで公開(ver.20020303)
雑誌掲載
2001年12月17日 CD-ROM Fan 特別編集 ROM Fan フリーウェア
2002年09月28日 CD-ROM Fan 特別編集 ROM Fan フリーウェア vol.2
2002年12月13日 MacPeople
2003年1.1/1.15合併号
2002年12月26日 すてきな奥さんのパソコン大好き。
No.14
関連ページ
2001年10月01日 ZDNetで紹介記事を書いていただきました
関連リンク
FLゲームやゲームウォッチなどの電子ゲームを紹介しているサイトです。
Jun Amano's
Homepage - Remember Classic LSI-Games!
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*1
嶺川貴子の2ndアルバム。
*2
シャープ製のポケットコンピュータ。24桁4行表示、機械語モニタ内蔵。希望小売価格22000円で現在も発売中。CPUはZ80。
*3
電卓<関数電卓<ポケットコンピュータという関係。ノートPCやPDAとは別物。
*4
FL(蛍光表示管)を使った携帯型ゲーム機。カートリッジ式ではなく、一つのハードで一つのゲームしか遊べない。個性的な匡体のものが多かった。
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