部材計算

鉛直構面(耐力壁)その他いろいろな計算オプションを設けています。参考基準書のご理解のうえオプションを設定ください。初期値は標準な設定としています

水平力に対する計算の流れはおよそ次のようになります。

  1. 必要データが揃っていること確認する
  2. 「風圧力・見付図」により令用見付面積データを設定する
  3. 「設計条件」を確認する
  4. 「令46の検討」で壁量の概数を把握する
  5. 「風圧力・見付図」によりゾーン別見付面積データを設定する
  6. 「梁上耐力壁の低減係数」を確認して「耐力壁長さの検討」で壁量・偏心率を確認する
  7. 「水平力に対する検討」を行う
  8. 必要によりデータ追加修正して繰り返し計算する

軸力算定に対する計算の流れはおよそ次のようになります。

  1. 必要データが揃っていること確認する
  2. 鉛直方向軸力算定を行う
  3. 水平時軸力算定を行う
  4. 「部材計算」−「金物算定」を行う またはこれらを一括して「軸力・金物一貫計算」を行う
  5. 必要によりデータ追加修正して繰り返し計算する


水平荷重組み合わせ

・一般地域
 (G+P+K) (G+P+W)
・多雪地域または積雪を地震荷重に考慮する場合
 (G+P+0.35S+K) (G+P+0.35S+W)により(G+P+W)は省略する
・風圧力による柱の検討
 (G+P+W) (G+P+0.35S+W)は
 (G+P)または(G+P+0.35S)の軸力と風圧力による曲げモーメントの組み合わせ荷重の検討とする

一般地域での積雪荷重の取り扱い
 地震荷重に考慮する場合は、断面算定必須として G+P+0.35S+Kも検討する
 地震荷重に考慮しない場合の断面算定は G+P+Sで検討し G+P+0.35S+Kを検討しない
 これらは梁・柱・応力図に共通
 断面算定指定のときは母屋・垂木も G+P+Sを検討する

集成材の寸法調整係数    Ver1.7.1

曲げ応力度に関してその成・集成材の等級区分により寸法調整係数を考慮する
注)
樹種データベースで「同一等級」「異等級」を示すプロパティがないのでこれらは
「樹種名」で判断します 樹種名に「集成材」の文字が含まれている必要があります
「同一等級」の文字がない場合、「異等級」とみなします

樹種名に「同一等級」または「異等級」と「集成材」の文字が含まれていることを ご確認ください
これらの名称の間に空白などがないことをご確認ください

柱標準検討

柱個別検討





根太

垂木

母屋

土台・アンカーボルト

基礎

鉛直・水平時軸力が算定されている必要があります
データ追加変更されると再度鉛直・水平時軸力がされるまで有効になりません

基礎の計算は、「一般事項」−「基礎」で設定されている断面を標準断面とします
「1階梁」の梁巾・梁背が設定されている場合、通りごとの「1階梁」の始点の断面をその通りの標準断面とします
布基礎長さ、地中梁の算定は「1階梁」として入力されたデータにより算定します。
換気口などで梁背などが変化する部分も区分せず直交間までを1本の梁として設定ください。
換気口などで梁背などが変化する部分は個別算定してください。
梁の端部を外端と判断しています。地中梁断面算定、引き抜きによる断面算定で外端はピン、内端は剛としていますので「1階梁」の始点終点を考慮ください。

以下のように標準検討は、すべて標準断面で検討します
標準断面の検討でNGとなる部分は、個別検討ください
よって特別な条件がある以外に「1階梁」の梁巾・梁背の設定は不要(0入力)です




基礎種別の選択、各寸法の入力、材料の選択をしてください。
布、ベタ基礎で断面寸法表示を変更します






以下は標準検討で不適当と思われる部分について個別検討してください。
各データ設定して「プレビュー」で検討ののち「追加」「変更」ください。

以下のタブの共通説明
リストの行の選択で「削除」可能です
個別検討の検討タイトル、そのコメントを入力ください。
検討タイトル:個別検討のタイトルを入力ください。
コメント   :必要ならそのコメントを入力ください。
一番下のリストの行をクリックすると設定項目を該当入力ボックスに表示します。タイトル、コメントは除く。
「変更」:入力ボックスでの変更を再登録します。
「追加」:入力ボックスのデータを追加登録します。
「削除」:リスト選択行のデータを削除します。
「プレビュー」:計算結果をプレビューします。


地中梁の個別検討




フーチング断面の個別検討



新規のときはこの個別データを省略して、「フーチング巾」で算定区間、B(mm)を設定して断面算定を合わせて処理される方が簡便となります。

長期、短期の選択
w:地反力
D:ベース厚さ
L:ベースのうで長さ


ベタ基礎底版の個別検討



4辺固定の不等分布荷重はX寸法に対して入力ください。短辺の長さは判定します。

3辺固定のとき支持辺の寸法を負値で入力してください。短辺の長さは判定します。

不等分布荷重は、4辺固定のみ有効とします。

シングル配筋とする場合は、支持条件を負値として入力ください。

支持条件が正値の場合、断面算定はダブル配筋の計算とします。


引き抜き力による地中梁の個別検討



地中梁の区間座標は絶対値によるのが基本ですがオプションボタンで設定して「座標値変更」ボタンで変換します X1−Y2に引き抜きを検討する区間を絶対値座標で入力ください。

B:梁巾

D:梁背

引き抜き力は計算値によります。


フーチング巾の個別検討



検討の区間座標は絶対値によるのが基本ですがオプションボタンで設定して「座標値変更」ボタンで変換します

フーチング巾を区間を指定してその区間平均必要巾を検討します

区間の始点を(X!-Y1)に 終点を(X2-Y2)に入力ください 「座標値変更」でオプションボタンの状態の入力値を絶対値座標に変換して区間長さ(L)を設定します。区間長さは変更不可
「軸力検索」でその区間内柱軸力の合計を長期(ΣWL)、短期(ΣWS)に表示します。短期は方向別の最大。合計軸力は変更不可

B(mm)が0のとき 「フーチング巾」の算定のみ処理します。

正の値で設定されているとき、設定巾での偏芯なしとしてのフーチング断面算定を合わせて処理します。

負の値で設定されているとき、設定巾での偏芯基礎(片側なし)としてのフーチング断面算定を合わせて処理します。

よって「フーチング」の個別データがあるとき重複して出力されます。

なお指定区間の合計軸力はリスト表示数値にかかわらず出力時点での計算軸力を再検索します。

新規のときは「フーチング」の個別データを省略して、「フーチング巾」で算定区間、B(mm)を設定して断面算定を合わせて処理される方が簡便となります。

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