「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」(2008年版)に準拠します
準耐力壁・垂れ壁腰壁の考慮選択
準耐力壁考慮の場合、各階天井高の入力
「側端部壁量をチェックしない」場合、チェックマークを付加する
側端部壁量が0は好ましくないが偏心率0.3以下を確認すれば容認する
混構造の2階床・混構造梁に対する条件の設定
「1階の軸力計算をしない」かつ「混構造梁の曲げ影響を考慮しない」場合は、壁重量などで「混構造柱」に代わる重量が設定されているものとして「混構造柱」の配置を省略可能ですが、2階床を木造床とする場合は、「混構造梁」「混構造柱」は必須です
壁式の場合「混構造梁」の支点として「混構造柱」をダミーとして配置する
地震力算定で1階壁の上部重量を算定する必要から「壁」配置するために、混構造の場合も1階「地震床」を配置ください
混構造で2階を木造梁とする場合
床荷重その他の荷重とも荷重の流れは一般階と同じになります
すなわち混構造梁単独では混構造梁に荷重は流れません
混構造梁を支点・支持材とするには同一位置に木造梁(土台とみなす)を配置する必要があります
木造梁のスパンが大きくなる場合など、混構造梁の小梁とその同一位置に木造梁(土台)を配置する
水平構面の詳細検討の省略の設定
水平構面の「精算しない」場合の計算条件
・平面不整形の条件は2008年版P412(a) v) および(b) i)式による
突出部・くびれなどを有する平面不整形の検証は行っていませんのでご注意ください
・平面形状が整形でも水平剛性配置が部分抜けしている場合も未検証
水平構面の配置について(2008年版QA 2-86)
屋根の軒先・ケラバおよび跳ね出しバルコニーは、一般的には水平構面に含めない
片持となる水平構面
外周部に耐力壁線がない場合、最近の耐力壁線間を片持として検証します
外周部には出隅判定に指定した「バルコニー」を含みます
低減係数の計算
基本値は「設計条件」による
A)根太・甲乙梁 直交する根太がある場合 階段部分も含む
落とし込み寸法を考慮していない
載せかけの場合「設計条件」で調整ください
根太の計算をしない場合、甲乙梁なしのとき根太による低減をしない(Ver1.7.1)
B)大入れ蟻掛け 中間に直交する梁 片側複数の場合、最大せいの梁で検討する
C)短ほぞ差 中間に柱がある場合
金物接合とする場合など、A) B) C)を 0 とする(その接合条件を検索しない)
垂木・束による欠損はないものと考えている
Zの低減係数
梁せいの差が90以上のとき90ごとにBの値を0.05小さくする
この処置は「2008年版」では男木女木同寸で示されているためその補正処置
低減係数 = 1 - (A+B+C)
参照:断面係数低減率について
Iの低減係数
梁せいが240未満 0.7
AまたはBが両側の場合 0.8
以上の条件でない場合 0.9
片側の場合「2008年版」計算例のように安全側処置をしていないので注意ください