平屋建ての場合も、J-WOOD・TWWOODでは一般事項の「床」の仕上げデータを設定し、1階を含めて仕様番号を設定のことのこと
「床」の仕上げデータが設定されていない場合、「地震床」がすべてダミーデータとみなされるため
TWZAIRAI・TWHINKAKUの場合、1階を含めて単位重量を設定のこと
みなさんの自由な発想のもと、平面・立面で「想定外」の形状が多くなってきました
以前のデータではこれらでは正常に計算できないので、データの制限を壁の3点交差
などは認めるなど以前と改めて以下の制限を設けることとしました
これらの制限をはずれたデータの場合、風下風上の判定狂うこととなり正常な計算
ができない場合がある
★見付面積・風圧力用データの制限事項
1.地震床の輪郭線上には、一筆書きとなるように「壁」を設けること
地震床の輪郭線から突出する壁は別に区分して「壁」を設けること
入力支援コマンドで作成され、追加修正されることを薦めます
突出する壁・独立している壁は見付面積用データチェックでメッセージするがこれらの風力係数は
常に両面が受圧するものとする
閉じていない場合、警告を発するが、風下風上の判定が狂う
「補助カベ」と「仮線」データによる受圧面は、閉鎖チェックの対象外とします
風圧が作用しないとする壁でも、ダミー「壁」として地震床の輪郭線上にあること
本来ないはずだが、風圧力が作用しないとする壁は、高さを0(ゼロ)とする
参照 入力支援コマンド「壁作成」で意図とおり作成されない例
2.地震屋根の輪郭線上には、一筆書きとなるように「棟」を設けること
入力支援コマンドで作成され、追加修正されることを薦めます
3.入力支援コマンドと同じ方法で、地震床・地震屋根の輪郭線を作成して風下風上の判定を行う
よって入力支援コマンドで輪郭線が正常に作成されない場合、風下風上の判定が狂う
4.片流れ屋根の場合は、屋根面を構成するデータを必ず作成のこと
設定されていない場合、風下風上の判定が狂い、正常に計算されない場合があります
★この警告はされません
その他1つづきの屋根面のグループが複数ある場合、同一階でレベルの異なる屋根面グループが
ある場合などは屋根面を構成するデータを作成のこと
切り妻・寄せ棟などの屋根形状では特に必要ありませんが軒先が閉じているものとして
風下風上判定を行うので、作成されることを薦めます
★入力支援コマンドによる「壁」「軒先」データ作成はゾーンデータが設定されている場合でも
全体で作成されます
ゾーン区分ごとに閉鎖するよう「壁」「軒先」を追加し、ゾーン区分を設定ください
★風下風上の判定はゾーン区分ごとに閉鎖を入力支援コマンドと同様のデータで判定します
★「軒」データの厚みを負値とした場合、上方向にあるものとして「屋根高さ」に考慮します
以下により「屋根面」データを作成ください
★屋根面を構成するデータ作成方法
○「棟」データ作成済みまたは屋根面データ再設定の方法
1.ツールバーより「屋根面」を選択する
2.「X」または「Y」方向を選択
3.「南/東」または「北/西」を選択
4.「Shift」キーを押しながら「水下」の「棟」データから左周りで
選択マーク選択により最初の「棟」選択で閉じるように選択する
データリストの「棟番号リスト」は選択「棟」データのコンマ区切り
「屋根面方向」は、東:1 西:2 南:3 北:4を示す
○「棟」データを多角形入力モードで新規作成のとき、
屋根勾配(一般事項設定の値)でレベル計算して屋根面データを同時作成する
「南/東」または「北/西」を選択し
多角形入力モードで水平レベル「水下」棟データから左周りで作成し始点に戻って
閉じると「棟」データのレベル計算と屋根面を構成するデータを同時に作成する
○「棟」データのレベルを上記の方法で設定したときも、屋根面を構成するデータを作成する
○屋根面を構成する「棟」データのリストが既存と重複するときメッセージする
また構成する「棟」データの端点の連続性・レベル違いはメッセージする
屋根面データデータの端点は絶対値で連続性を検証している、小数部分をご確認ください
○平面的に切り欠などがある場合も、1つの屋根面として作成のこと
○屋根面データ作成後の「棟」データの削除・追加による屋根面データの整合性には十分注意ください
変更せず削除の上追加されることを薦めます
○屋根面データを階で1つでも作成した場合は、すべての屋根面について作成のこと
地震屋根と屋根面データによる屋根面積をチェックする
○ゾーニング区分確認フォームの表示データ名リストに「見付面積データ」を追加した
対象:壁・手摺・棟・地震床・地震屋根
これらのデータはゾーニング区分の境界線上を除き、またがらない方がよい
○またがりの設定が不適切な場合、風上風下の判定が狂うか、面積または風圧力係数が狂う
これによるメッセージはでない
見付面積・風圧力フォームのデータリストで「風向」の欄が空白になったり、「見付図ページ」のリストの
「風向」で「?」が付く場合、「またがりの設定」をチェックください
○平面で凹凸の激しいものは構造的に意味あるゾーニング設定し、風上風下を区分するなどすること
「壁」{手摺」「棟」の風上風下の判定はゾーニング区分別にするのでゾーニングした場合、
「地震床」「地震バルコニー」「地震屋根」データはゾーニング区分をまたがらないよう作成する
○データで屋根面などが重複する場合、「重複チェックしない」とする
○見付図
凹部やL型部で、壁で見え隠れとなるものでも描画することがある
その場合、見付図を省略してビットマップなどに置き換えてください
★片流れ屋根の場合
壁の標準階高より高い部分を上階にあるものとします
風上風下区分しないと風圧力係数が狂う
★片流れ屋根・2重屋根・大屋根・ドーマ・出窓などはホームページサンプルをご覧ください
★未確認の屋根形状
・斜め方向の片流れ屋根
・その他複雑な屋根形状
★見付面積・風圧力用データの制限事項を満足させること
●一般的な屋根形状では従来とおりで「屋根面」データなしでも正常に計算する
ここでいう「一般的」とは、以下のものでないもの
・凹凸の激しいもの
・同一階でレベルの異なる屋根面が重複するもの
・片流れ屋根
・フラット屋根で「棟」データでその厚み(立ち上がり)を考慮するもの
●ゾーン設定で共通ゾーンに設定されているものは各ゾーン別の算定でそれぞれのゾーンに算入します
地震荷重では共通ゾーンにしたいが見付面積・風圧力ではしたくない場合などでは、重複を許可して別の
データを追加するかまたは「補助カベ」を利用してゾーン区別を適切に設定する
●凹部の風圧力は、別個に算定します
●片流れ屋根を含むもの
・「屋根面」データない場合、風下風上の判定が狂う可能性があります
●大屋根形式
「屋根面」データなしでも正常に計算する場合もあるがデータ作成によって疑問がある場合あり
重量関係のデータを階別の重量が算定できるよう階の中央で分けて階別に作成し、見付面積・風圧力関連データも階別に分けて作成する
★「屋根面」データなしで風上風下の判定に疑問がある場合などは「屋根面」を追加して検討してみてください
★片流れ屋根・2重屋根・大屋根形式・ドーマ・出窓などのサンプルデータを参考してください
「屋根説明.txt」をご覧ください
・東西(南北)で壁高さや風力係数が異なる場合、「風上風下を区分する」としてください
・区分しない場合、屋根勾配その他基本事項を入力ください
・風上風下を区分する場合、チェックマークを付ける
風向は、X方向は←(東)Y方向は↑(南)を風上として風上風下を区分する
区分する場合、XY各方向とも1階の見付面積・風圧力の大きい方の風向きを採用します
等しいとき従来とおりX方向は←(東)Y方向は↑(南)とします
令用見付面積や風圧力算定用データは、一度設定すると外壁、手摺、棟などのデータを変更した場合でも、自動更新いたしませんので必ず再設定ください。
これは作成者の編集を優先している処置です。
棟データで立面図の上で水平となるデータの軒先厚みを0以外とした場合それを含む範囲は壁面として風圧力を算定します。
また立面図の上で斜めとなるデータの軒先厚みが0以外(ケラバ)の場合もそれを含む範囲は壁面として風圧力を算定します。
その他、下記の見付面積用データ加工と面積算定・建物形状による注意事項・ワンポイントアドバイスを参照ください。
棟データで端点やレベルに整合性のないデータの場合、見付面積計算で抜け落ちる部分が生じます。計算結果、立面図またはデータは、ご確認ください。
下図の「A/B区分」に分けるレベルは、令用は 床面+1.35m 風圧力用は 床面+階高/2
入力された上記の見付面積用データを次のように加工して面積算定します
「見付面積計算式設定」ボタンで計算式と階別、階合計の見付面積を設定します
2階の令用見付面積は、A2+B2
1階の令用見付面積は、A2+B2+A1+B1 下図参照 B1、B2の下端は各階床+1.35
[計算データ作成]ボタンで壁、手摺、棟データにより作成します。
不足データがある場合などは省略することがあります。
「ゾーン区分を出力する」のゾーンとは耐力壁間のゾーン区分です
データ説明
係数cについて
正値の場合、屋根勾配面と解釈してその値を寸勾配値として対象屋根としての正負合計係数で風圧力を計算します
0の場合、壁面と解釈して風圧力を計算します
負値の場合、その絶対値を風力係数として風圧力を計算します
屋根勾配は一般事項での設定値が全階同一として設定されています
部分的に異なる場合風力係数を計算して負値入力で編集する必要があります
屋根勾配面の係数は一般事項での屋根勾配設定値で設定されますのでこれと異なる場合修正が必要です
上部下部の区分(A/B)について
2階建てとして示す
A2:2階屋根
B2:2階壁上部
A1:2階壁下 手摺を含む
B1:1階壁上部
「見付図」タブで、立面図の形状を確認ください
X方向、Y方向ボタンで表示を切り替えます
「北・西面」で表示を切り替えます
X方向は東面から、Y方向は南面から見た風上風下を示す(F:風上 B:風下 共通FB)
立面図が過不足なく描かれていることをご確認ください。
屋根部の見付面積は3つ以上の「棟」データで閉じた屋根面が構成される必要があります。ドーマ周りなどご注意ください。
令用が過不足なく算定されていれば風圧力も過不足なく算定されています。データチェックの目安としてください。
天端に勾配が付くものは、その見付け幅で同一の奥のデータも区切るようにしてください。
これは見付け幅が小さい場合などわずかな勾配差で見え隠れ判定が不正確になるためです。プロパテイとしての高さデータは小数点3桁としていますので0.001の誤差でtan値が異なり判定ミスが生じます。(天端が低いなど明らかに奥のデータが見え隠れとなる場合は除く)
平面不整形またはスキップフロアの場合、ゾーン区分のリストが有効表示されます
ゾーン別に令46見付面積または風圧力算定見付面積のデータを作成ください
ゾーンNo1は、標準ゾーンです
ここで作成したデータも関連データを変更しても自動変更しませんので必ず再作成ください
「風上風下を区別しない」場合、風圧力の算定で個別建物として重複する方向では重複面の風力係数を考慮しないことが出来ますが通常の計算をします
よって不都合と思われる場合、「区別する」として算定ください
平面不整形またはスキップフロアの場合は、「区別する」を必須とします