CASTシステムとは、きしりとおる氏の提唱するキャラクター自動選択会話システムのことです。
CardWirth（以下ＣＷ）シナリオでの会話時に、その会話にふさわしいＰＣを自動判別して喋らせることができます。
そのことによりＣＷシナリオ内でのＰＣの会話がより自然的なものになります。
※以下、きしりとおる氏のCardWirthシナリオのReadMeより直接引用。
>CAST（キャスト）システムとは
>『Character Auto Select Talk』システム、
>つまり、キャラクター自動選択会話システムの略称です。
>それと、この「CAST」は配役という意味の「CAST」にも引っ掛けてあります
>（不思議な事に、こじつけではありません(^−^;）。
>このシステムの目的は、冒険者が初期設定時に所持しているクーポン、
>すなわちそのキャラクターの性格を、セリフに反映させるという点にあります。
>これにより、シナリオ中の冒険者の台詞を、
>各々のプレイヤーが作成したキャラクターの性格設定通りに、
>ある程度適合させる事ができます。
>また、このシステムは、私の許可なしで自由に使用してもらって構いません。
>…というか、使ってやってください。(^-^;
>そもそも、著作権をうんたら言える程のものではありませんので。
１）
まず、台詞をどのような称号（クーポン）をもったＰＣに喋らせたいかを決めます。
このとき、台詞を喋るタイプに名前をつけることをお勧めします。
例：
【TYPE_参謀役】………「冷静沈着」or「勤勉」
【TYPE_楽天家】………「陽気」or「軟派」
２）
パッケージイベントを以下の図のように作成します。
パッケージイベント
クーポン分岐の設定
メンバ選択の設定
３）
シナリオ内のイベントでセリフコンテントの前に２）で作成したパッケージイベントへのコールを作る。
サンプルシナリオ
【TYPE_戦士型】………「勇将型」or「豪傑型」（or「無双型」）
【TYPE_魔術師型】……「知将型」or「策士型」（or「天才型」or「英明型」）
【TYPE_参謀役】………「冷静沈着」or「勤勉」
【TYPE_楽天家】………「陽気」or「軟派」
【TYPE_会計係】………「貪欲」or「遊び人」
【TYPE_柔和】…………「献身的」or「お人好し」
【TYPE_素朴】…………「無欲」or「穏健」
【TYPE_無口】…………「内気」or「無頓着」
注） このタイプのキャラクターは、
選択中以外のキャラクターを主にしゃべらせることによって
無口であることを演出しています。
【TYPE_過激派】………「過激」or「混沌派」
【TYPE_僧侶型】………「厚き信仰」
【TYPE_盗賊型】………「万能型」
【TYPE_豪傑型】………「豪傑型」or「武骨」
【TYPE_家庭的】………「繊細」or「愛に生きる」
【TYPE_嫌われ者】……「ひねくれ者」or「策士型」
【TYPE_知恵袋】………「知将型」or「高貴の出」
※以上のタイプ例はきしりとおる氏のシナリオ「惨劇の記憶」、「名門菓子職人の挑戦」、「傾斜45度の戦い」、「精霊の竪琴」
Dr.タカミネ氏のシナリオ「妖精の狂詩曲」を参考にしたものです。
実は先ほどから紹介しているCASTシステムにはひとつ難点があります。
それは
左側のＰＣが優先的に選択されてしまう！
と、いうものです。
それを解決したものがランダムCASTシステムです。
具体的には下図のようになります
パッケージイベント
スタートへのリンクは全て「キャラ選択」に繋がっています。
クーポン分岐の設定、メンバ選択の設定等はCASTシステムと同じです。
このシステムの弱点は処理に時間のかかる恐れがあることですが、
たいした問題は無いと思います。
リソースシナリオを作成したので置いておきます。
ＤＯＷＮＬＯＡＤ
注意：ランダムCASTシステムの開発者は私（エンキドウ）ではありません。
勘違いしないように。
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