meta2jpeg version 1.0.4
meta2jpegは、Windows Metafile(WMF)およびEnhanced Metafile(EMF)ファイルをJPEG/BMP/PNG/GIF/TIFFファイルに変換する、Windowsコンソール アプリケーションです。
動作環境
実行環境
meta2jpegは、以下のバージョンのシステムで動作します。
- Microsoft Windows XP
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows NT 4.0 SP6
- Microsoft Windows ME
- Microsoft Windows 98
GDI+
Windows 2000/NT 4.0/ME/98では、GDI+のランタイムDLLが別途必要です。以下のページから入手してください。
Download details: Platform SDK Redistributable: GDI+:
上のページが無効になっていた場合は、Platform SDK Updateのページから入手してください。
アーカイブファイルを入手したら、展開して得たgdiplus.dllファイルをWindowsのシステムフォルダにコピーしてください。
Microsoft Layer for Unicode
Windows ME/98では、Microsoft Layer for UnicodeのランタイムDLLが別途必要です。以下のページから入手してください。
Download details: Platform Software Development Kit Redistributable: Microsoft Layer for Unicode
上のページが無効になっていた場合は、Platform SDK Updateのページから入手してください。
アーカイブファイルを入手したら、展開して得たunicows.dllファイルをWindowsのシステムフォルダにコピーしてください。
Internet Explorer
Windows NT 4.0では、Internet Explorer 4.0以上のインストールが必要です。
使用方法
meta2jpeg [OPTION] SOURCE... DIRECTORY
SOURCE 変換元のファイル(ディレクトリ)名(複数指定可)
DIRECTORY 出力先のディレクトリ名
-b, --bmp 出力形式をBMPにする
-d, --dpi=DPI 出力解像度をDPIに設定する(デフォルト値は96)
-g, --gif 出力形式をGIFにする
-h, --height=HEIGHT 出力高さをHEIGHTに設定する
-H, --help プログラムのヘルプを表示する
-j, --jpeg 出力形式をJPEGにする(デフォルト)
-j, --jpeg=QUALITY 出力形式をJPEGにして、品質をQUALITYにする(0〜100、デフォルト値は75)
-p, --png 出力形式をPNGにする
-s, --smoothing スムージングを有効にする
-s, --smoothing=SCALE スムージングを有効にして、係数をSCALEにする(2〜10、デフォルト値は4)
-t, --tiff 出力形式をTIFFにする
-V, --version プログラムのバージョンを表示する
-w, --width=WIDTH 出力幅をWIDTHに設定する
出力されるJPEGファイルは、変換元のメタファイルのファイル名の拡張子を.jpgに変更したファイル名になります。
出力フォルダにJPEGファイルと同名のファイルが存在する場合は、上書きされます。
例
meta2jpeg C:\meta d:\jpeg
C:\metaフォルダの中の*.emfと*.wmfファイルが読み込まれ、C:\jpegフォルダの中に出力されます。
meta2jpeg C:\meta\*.wmf C:\pict\*.emf d:\jpeg
C:\metaフォルダの中の*.wmfファイルとC:\pictフォルダの中の*.emfファイルが読み込まれ、C:\jpegフォルダの中に出力されます。
meta2jpeg C:\meta\0001.emf d:\jpeg
C:\meta\0001.emfファイルが読み込まれ、C:\jpegフォルダの中に出力されます。
その他
- Windows Metafile(WMF)ファイルは、必要な全ての情報をファイルに持たないため、正しく再現できない場合があります。
- スムージングの係数が2〜5の間はそれなりに画質が変わりますが、それより大きな値を指定しても、実行に必要なメモリが増大するだけで、あまり画質は変わりません。
- メタファイルの内容によってはGDI+がメモリリークをおこし、プログラムの実行中にメモリの消費量が増加しつづける事があります。
その様な場合は、添付のConvMeta.batバッチファイルを参考にして、ファイルをひとつづつ変換するようにしてください。
プログラムが終了すれば、メモリは正しく解放されます。
開発
meta2jpegの開発には、Microsoft Visual Studio .NET 2003を用いています。
ライセンス
meta2jpegはフリーソフトウェアです。あなたは、Free Software Foundationが公表したGNU General Public License(GNU一般公有使用許諾)バージョン2あるいはそれ以降の各バージョンの中からいずれかを選択し、そのバージョンが定める条項に従って本プログラムを再頒布または変更することができます。
meta2jpegは有用とは思いますが、頒布にあたっては、市場性及び特定目的適合性についての暗黙の保証を含めて、いかなる保証も行ないません。詳細についてはGNU General Public Licenseをお読みください。
meta2jpegの情報は次のページから得ることができます。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024250/
コメントやバグの報告は ebi.hase@gmail.com 宛に、お送り下さい。
2009/01/21 長谷川 真史