シナリオ「ナイスドリーム」制作記その2(2003/1/7〜2003/2/15)

2003/9/24
掲示板でもいろいろ書いていたとおり,今年の夏はフェスティバル三昧で遊び
まくりました。
フジロック(豪雨の中のフジロックはあの第一回目以来でしたよ!),
サマーソニック(クリープでしたよ!),そしてワイアー(ウェストバム
良かった!)などなど。
そんな夏も終わり,仕事に追われる日々が続いております。
実は,現在仕事が一つの山場を向かえ,新たなステージに進む段階にあったり
して大変だったりします。

ナイスドリームはどちらかというと,夏の光より,冬の闇の方が似合う
シナリオですから。
そろそろ制作に入ってから,2回目の冬がやってきます。

2003/7/13
そういえば,他のニュースに押される形になってしまっていますが,今も
イラクでの「戦争」って,まだ終わって無いんですよね。
アメリカ人の兵士が沢山殺されてますし,アメリカが目論んでいた
ような「統治」すら形になってませんし,大量破壊兵器は見つかる
気配もないようですし。
ただ,私たち「日本国民」が今もなお沢山の死に加担している事実だけが
続いているということはハッキリしてます。
にも関わらず,自分らのやった暴力には鈍感になっていて,他の人間の
行なう暴力にのみ敏感になっている人が,余りにも多くなっている気がします。



 ジーザス ジーニアス キングオブフリーダム
 一生懸命生きている私に どんな罪があるんですか?

 いっぱいあるさ 死ぬ程あるさ
 っていうかお前は何でそこにいる

 そんなんねぇ 言われたって
 手首 切る気になれないなぁ

 もうだって 両手は
 とっくに 血まみれのままさ

 (Syrup 16g 「手首」より)


まー,全然人のこと言えないんですけどね。
私も知らないところで人が死んだって,涙なんて流しませんしね…。
 

2003/4/1
戦争中です。
とりあえず、戦争支持を表明した「日本国民」としては、
戦争に賛成しようが、反対しようが、反対する人間をあざ笑おうが、
あるいはその逆であろうが、沢山の人間の死に加担していることには
変わりないわけで。
一般人が何をしようと変わらないのかも知れないですが、自分が
殺したかも知れない人間がいることくらいは心に留めておくべき
なんじゃないかと思います。
まぁ、偽善っぽいっすけど。

とりあえず、シナリオ作ります。春ですけど。

2003/3/2
「ナイスドリーム」の制作進めています。
今回のシナリオはある町を中心に作っているのですが、舞台となる町を
いろいろ作り込むのに時間をかけている状態です。
そんな中で困っているのが、特に雰囲気のある室内画像の不足です。
本当は自作が良いのでしょうが、なかなかそうもいかず…
CWシナリオでも、割と室内の画像については被りまくっている印象を受けるので、
なんとか克服したいのですが、難しい感じです。

それと課題なのは、ラスボスの扱いをどうするかですね…
力押しで勝てるような感じにはしないつもりなのですが、どうやって
強さを表すか、演出面で壁に当たってます。

2003/2/24
私は音楽を愛している人間なので、良くCDやレコードを買いにレコ屋に行く
んですが、最近気になるのがコピーコントロールCD(以下CCCDという。)の
氾濫です。
このCCCDについてはメディアなどでも色々言われていますが、PCでの
再生が出来ない、音質も低下してしまう、あげくの果てには普通の音楽プレイヤー
でも再生出来ないものがある(と、メーカーサイドも言ってる。なんでも、
”CDの標準規格に合致しない特殊ディスクだから”なんだそうだ。
音楽プレイヤーですら再生不可能になりうる、なんてパッケージに書いてあった
っけ?…下手しなくても裁判に負けるんじゃないか、レコード会社。それくらい
顧問先の弁護士に聞いておけよな…。)とのグチャグチャな内容の代物との
ことです(この問題に対してはこちらのサイト(C堂さん)が詳しいので参考のこと)。
確かにCDを買ってあげないとアーティストに印税が入らないという問題も
あるのです。ですが、一方的にリスナーに負担を押しつけ、それによって被るかも
しれない損害は一切責任を取らないレコード会社の姿勢は、傲慢なものと言わざる
を得ないと思います。
しかも、レコード会社は日本だけではなくて世界規模でCCCD化を進めてます。
例えば、私の大好きだったマッシヴ・アタックの新譜は、邦盤も洋盤もCCCDに
なってしまってます。グローバリズムですな。
それにしても、音にあれだけこだわりをもっているはずのマッシブ・アタックで
すらレコード会社に流されてしまうというのはショックでした(そもそも彼ら、
グローバリズム反対を唱えてなかったっけ?説得力ねーぞ。)。
まぁ、レコード会社が傲慢なのは、昔から変わらないわけですが。
そんなわけで、私はCCCDを絶対に買いません。
それがマッシブ・アタックであったにせよ。

2003/2/17
時は全てを破壊する。

映画「アレックス」を観ました(神戸では六甲アイランドでしかやってないんだよな〜、
まあ、梅田にいきゃいいんだけど。ボウリング・フォー・コロンバインはやっぱ
渋谷でしかやらないんかな…)。
ギャスパー=ノエの作品「カルネ」と「カノン」は死ぬほど好きな映画なんで、
「アレックス」も公開されたら早速観ようと思ってました。

この映画は長尺のレイプシーンとか、容赦ない暴力シーンが話題になって
たりするんですが、それだけで終わるものでは当然なくて。
もう、美しいの一言。参りました。
個人的には生涯五本の指に入るくらいの映画になりました。
トーマ=バンガルターの音楽も当然最高だし。

この「アレックス」でも「復讐」がテーマの一つなんですけど、
どうなんでしょうね、今度の復讐の為の戦争は。
まー、このテーマではシナリオを一つ作ったんで、繰り返すのはあれですが、
いずれ自滅するんでしょうね、「悪の枢軸」ことアメリカは。
あの男(と、その取り巻き)石油利権が欲しいだけなのかも知れないけど、
冷静に考えれば米国支配層の利益がそれほどあるとも思えないんですが。

2003/1/7
あけまして。2003年もよろしくお願いします。
正月は明けてからずっと高熱にうなされていました。
ようやく回復したと思ったらもう仕事始めかよ。
…結局、ナイスドリームが2002年中に完成することはありませんでした。
仕事でやっていることではないとはいえ、ちょっともたつき過ぎですね。

愛国映画「スパイダーマン」をビデオで鑑賞。
………。
いいとこなし。