PowerTrash [OS9]
【1】PowerTrashのアイコン上にファイルをドロップすると、即座にファイルを消去します。
ただし、元々「ゴミ箱」に入っていたファイルは消去しません。すぐに消去したいファイルはPowerTrashにドロップし、消去を保留したいファイルは普通のゴミ箱に入れるという使い方が可能です。
また、消去する際、ファイルがロックされていてもそのまま消去されます。
【2】PowerTrashのアイコンをダブルクリックすると「ゴミ箱」の中身が消去されます。また、システムフォルダの「システム終了項目」にPowerTrash(エイリアスでも可)を入れておくことで、システム終了時に自動的にゴミ箱を空にすることもできます。
【3】ロックされたファイルの消去や、起動中のアプリケーションの処理、タイマー設定等、消去時の設定を変更できます。
→PowerTrash.sit
IconGrid [OS9]
グリッド間隔を設定し、グリッドに沿わせたいアイコンをクリックして選択状態にすると、選択したアイコンが指定されたグリッドに沿って配置されるようになります。グリッド機能はFinder上の全てのアイコンに適用されます(「リスト表示」「グリッドに沿う」は除く)。
グリッドを32ドット未満に設定すると、アイコン同士を重ねて配置する事もできます。また、小アイコンに対しては、自動的にグリッド間隔を半分にします。
→IconGrid.sit
-イメージファイルとは?-
ディスクやメモリの内容(イメージ)をそのままファイル化したもの。Disk Copy
(Apple Computer)等で作ることができます。
CD-ROMなどを丸ごとイメージファイルにすることもできるので、CD-ROMを挿入しないと起動しないようなアプリケーションでも、ハードディスクから起動できるようになります。その際、ファイルを「読み込み専用(圧縮)」で作ると、データが圧縮されているため、単純にハードディスク上にコピーするよりもファイルサイズが小さくて済みます。また、複数のCD-ROMイメージをマウントすることも可能になります。さらに、イメージファイルがハードディスク上にあればCD-ROMよりもアクセス速度が上昇します。CD-ROM回転時の音も無くなり、ノートパソコンであればCD-ROMドライブを回さない分、バッテリー消費も抑えられます。
-Disk CopyのTips-
【1】使用頻度の少ない大量ファイル群を圧縮。→ ヘルプファイルや辞書ソフト等をイメージファイル化。
【2】ゲームを圧縮。→ 初期設定フォルダ以外で書き換えが生じるファイル(初期設定やスコア、セーブファイル等)はエイリアスを圧縮し、オリジナルはHD上に。
CD-ROMを挿入しないと起動しないゲームでも、最小インストールが必要な場合があります。ゲームのアプリケーション本体や、音声ファイル等をHD上に置かなければならない場合です。このようなゲームのCD-ROMをイメージファイルにしてHD上に置く場合、できるだけ多くのファイルを圧縮すれば、それだけHD容量を節約できます。つまり、インストールされるファイルもイメージファイル中に含めて圧縮すれば良い訳です。ただし、アプリケーション本体がHD上に必要で、本体と同じディレクトリにファイルが置かれていなければならない場合等には、そう簡単にはいきません。そこで、まず「読み/書き可能」で空のイメージを作ります(十分な容量を確保して下さい)。必要なファイルをCD-ROMからイメージにコピー。あとは、HD上のファイルをイメージに移し(HD上からファイルは削除)、CD-ROMも取り出してからアプリケーションが起動するかを確認。起動しなくなるまでHD上のファイルをイメージ内に移します。起動しない場合、そのファイルはHD上に無ければいけないと言うことです(これに関しては、ファイルをイメージ内に移し、エイリアスをHD上に置くことで対応できます)。こうしてできたイメージファイルを改めて"イメージの変換"で「読み込み専用(圧縮)」にして完了。
【3】AppleScriptでSMI。→ 通常、Disk Copyでは自己マウントイメージ(拡張子.smi。Appleがアップデータ等の配付でよく使っているファイル形式。Disk Copy無しでも展開可)を作れません(メニューにも設定にもありません)。しかし、AppleScriptでDisk Copyへ命令を送れば作ることができます。ただ、大抵のMacにはDisk
Copyがインストールされていますし、普通のイメージファイル(.img)よりもファイルサイズが大きくなるので、あまり使う必要は無いかもしれません。
また、AppleScriptを使うと分割イメージを作ることもできます。
→ImageFileマウンター.sit
表示された項目から、名前・タイプ・クリエータ・リソースフォーク/データフォーク(消去)・場所(任意階層へ移動)・位置(任意座標へ移動)・修正日(任意の日時または現在の日時へ変更)・アドレス(ウェブブラウザ/メーラーが起動)・オリジナル(エイリアスのオリジナルの情報を表示)・共有・ラベル・ロック・ひな形・コメント・使用メモリ、の変更が行えます。
オプション項目では、開く・ゴミ箱に入れる・複製・エイリアスを作る・片付ける・よく使う項目に追加・暗号化/復号(「Apple ファイル保護」を使用)・テキストの要約(ダイアログ表示/クリップボードへ転送)・デスクトップピクチャに設定(ファイルタイプ:PICT、JPEG、GIFf、TIFF、PNGf、BMPf、clpp)、を行うことができます(実際に表示される項目は、ドロップした対象により異なります)。
ファイル名に拡張子を自動的に、または任意の拡張子を手動で付けることもできます。
初期設定の変更によって、自動的に付けられる拡張子を変更できます(.text/.txtや.htm/.html、アルファベットの大文字/小文字等)。
現在、ファイルタイプがTEXT、ttro、PICT、JPEG、GIFf、GIF、TIFF、BMPf、BMP、BMPp、PNGf、PNG
、MooV、MPEG、MPG、MPG3、Mp3、mp3、MP3、AIFF、AIFC、WAVE、.WAV、PDF、PNRA、SIT!、SITD、SIT5、LHA
、PACT、ZIP、3DMF、dvc!、rohd、hdrd、dimg、roCd、rwCd、WDBN、8BPS、Midi、ULAW、rsrc、ASF_、EPSF、VfW
、Gzip、XLS 、XLS4、XLS5、XLS8、qtif、APPL(クリエータ:aust、EXTR、LHAX、NCse、DSE2、oneb)、の場合に自動的に拡張子を付けることができます。
-拡張子の自動置換-
ファイル名の末尾に付いている拡張子のみを認識し、ファイルタイプに対して相応しくない拡張子であった場合、拡張子を置換します。例えば、「pict.gif.txt」という名前のJPEGファイル(タイプ:JPEG)があったとすると、ファイル名の最後の「.txt」のみをファイルの拡張子として認識し、ファイル名を「pict.gif.jpg」に書き換えます。
→FileInfo.sit
設定後に、タイプ/クリエータを変更したいファイルの入ったフォルダをドロップする事で、フォルダ内の全てのファイルのタイプ/クリエータが設定したものに変更されます。この時、複数のフォルダをドロップすることや、ドロップしたフォルダ内の対象を第1階層のみ/全階層から選択することもできます。
→TypeChanger.sit
複雑な設定はできませんが、置換する文字の設定を工夫することで、対応できるはずです。
→Mini-ReNamer.sit