考え方の巻き−算数の考え方を身につけよう

帰納的な考え方

 春や秋に学校では、運動会があることでしょう。
 その運動会の演技種目の中で、二人三脚をすることがあります。

 二人三脚をするときの人の数と足の数を考えてみましょう。

      2人で   3本足 です。

      3人だと… 4本足 になります。

 ならば,100人だと, 何本足 になるのでしょう。


 こうなると、とつぜん分からなくなります。

 そこで,
      2人で    3本足 

      3人だと…  4本足 

をふりかえる。

 どうも,足の本数は,人数より1多い数になっているのではないか。

 次を確かめてみましょう。

      4人だと   5本足 になる。

 ならば,

      100人だと  101本足

になりそうだ。

 このような考えることを帰納的(きのうてき)に考えるといいます。
 いくつかの場合を調べてみて、きまりがないかなと考えようとすることから始まります。
 身の回りには、きまりがなさそうであるものがいくつもかくれています。

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