考え方の巻き−算数の考え方を身につけよう

帰納的な考え方の例

 かけ算九九を作ったときのことを考えてみましょう。

     4×2=4+4=8
      4を2回たす

     4×3=4+4+4=12
      4を3回たす

     4×4=4+4+4+4=16
      4を4回たす


のように、じゅんに4のだんのかけ算の答えを見つけます。

すると、何かきまりがありそうなことに気づきます。

そうです。

「かける数が1ふえると 答えは4ずつふえる」

というきまりがありそうです。

ためしに、4×5 の答えを見つけてみます。

     4×5=4+4+4+4+4=20
やはり、

「かける数が1ふえると 答えは4ずつふえる」

というきまりになっています。


ならば、このきまりをつかって、もっとかんたんに見つけられないでしょうか。

4×6などを

     4×6=20+4=24

     4×7=24+4=28

と答えを見つけられます。

     4×6=4+4+4+4+4+4=24

と計算するより、

     4×6=20+4=24

の方がずっとかんたんです。

このように考えて九九を作っていくとき、帰納的な考え方を使っていることになります。

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