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●変数
変数とは

数値や文字列を納めておく箱のようなものを、コンピュータでは「変数」と呼びます。 また、数値や文字列自体をまとめて「定数」と呼びます。

変数の種類

変数は、数値を納めておく変数と文字列を納めておく変数の2種類あります。 文字列を納めておく変数を指し示したいとき、変数名の後ろに $ をつける必要があります。

代入

変数に数値や文字列を納めることを「代入」と呼びます。

100 a=0
110 b=3
120 a$="computer"
  1. 代入は「=」を使います。「=」を「<-」(左向きの矢印)に置き換えてみると働きが分かるでしょう。
  2. 変数はa,bなどの文字のことですが、文字が""で囲まれた場合、 例えば"computer"や"actual"などを文字列と言います。
  3. 文字列を代入する場合、変数に「$」を付けなければなりません。上の例では、 a$="computer"となっています。
  4. 最後に、定数について。0,1.57,3.14などの数値や、 先ほどの文字列をひっくるめて定数と言います(名前だけ知っておけば結構)。
  5. 注意してほしいのが、100行のaと120行のa$。aとa$は全く別物です。
他にも細細としたことがたくさんありますが、このあたりをおさえてもらえればよいでしょう。
●演算
  1. N88BASICでは数学と同じように足し算、引き算、掛け算、割り算、商、 余りを計算できます。
    +足し算
    -引き算
    *掛け算
    /割り算
    \整数割り算の商
    (商のみを求めたい場合に使う)
    mod整数割り算の余り
    (余りのみを求めたい場合に使う)

  2. 計算順序も数学と同じです。括弧が優先され、次に掛け算、割り算、最後に足し算、 引き算です。
  3. その他、0で割ってはならない、なども数学と同じです。

  4. 括弧は、すべて小かっこ()です。
一例を示します。
100 a=0
110 b=3
120 a=a+b
130 b=(b*4+5)\2
140 c=b mod 3
150 d=(b-c)/3
実行結果(変数の結果)は以下の通り。
110行までの結果 : aは0 、bは3
120行までの結果 : aは3 、bは3
130行までの結果 : aは3 、bは8
140行までの結果 : aは3 、bは8 、cは2
150行までの結果 : aは3 、bは8 、cは2 、dは2

●配列変数
配列変数とは

変数を束ねたようなもの。 おのおのの変数は「添え字」と呼ばれる番号で区別する。例:array(4)

  1. 変数にかっこをつけたもの、例えば、a(3)などを配列変数と言います。 ただし、配列変数を使う場合、宣言しなければならないときがあります。
  2. 配列変数のかっこ内の部分を「添え字」と言います。 添え字には、上記サンプルのように変数を指定することもできます。
  3. 配列変数は、for-next構文と一緒に使うことが多いです。

  4. 配列dのように、添え字が2つ以上あっても構いません。 変数dのような配列変数を二次元配列と言います。

  5. 配列変数使うとき、宣言しなければなりませんが、 このとき、dim文を使います。サンプルを参照して下されば分かると思いますが、 使い方を説明します。
    dim 配列変数の名前(添え字の最大値,添え字の最大値,....),配列変数の名前(添え字の最大値,添え字の最大値,....),....

  6. 間違えやすいので注意!質問 : a(1)とa(2)は同じものか、別物か?
    答え : 別物です。添え字が変わってしまえば全く別物、ということになります。

  7. 間違えやすいので注意!質問 : a(0)とaは同じものか、別物か?
    答え : これも別扱い

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