デバッグなど、プログラムの編集をするときにはEDIT命令を用います。
- プログラムのエラー(Syntax Error、Illegal function callなど)が起きたときに、 「EDIT . 」と入力してEnterキーを押すと、エラーのある行が表示されます。 もしくは、f9キーを押しても構いません。
- 任意の行を指定することもでき、このときは「EDIT 行番号」とすればOKです。
尚、ActiveBasicの場合は違うので注意して下さい。
ENDは次の2つの場合に使います。
- プログラムの終りにはENDを書きます(省略も可能)。
例 : 140行のend - また、特定の場面でプログラムを終了させたいとき、その部分にENDを書きます。
例 : 120行のend
100 a=10 110 input "変数bに整数値(1-10)を入力して下さい。",b 120 if a*b>60 then end else print "あなたは5以下の整数を入力しました。" 130 if a/b<4 then print "あなたは3以上の整数を 入力しました。" 140 end
ある任意の行、ラベルへのジャンプをしたいときに用います。
以下のサンプルは、「センター実戦編」で解説している「2002年度大学入試センター試験 数学IA 第5問」から引用したものです。IF命令などがまざっていますが、大体何をやっているのかは分かると思います。
[アイウ]、[エオカ]の解答
[アイウ]=190、[エオカ]=210
上記のプログラムでは、「y>=uならば190行に飛べ」、「y<=uならば210行に飛べ」ということです。このように、GOTO命令は何か処理を飛ばしたいときに用いられます。
書き方は GOTO [行番号またはラベル]です。
ラベルについては、「ラベル、サブルーチン」で説明します。
以下のサンプルは、「センター実戦編」で解説している「2002年度大学入試センター試験 数学IA 第5問」から引用したものです。IF命令などがまざっていますが、大体何をやっているのかは分かると思います。
100 input "a=";a 110 input "b=";b 120 input "c=";c 130 u=c 140 v=c 150 for x=0 to 9 160 y=a*x*x+b*x+c 170 if y>=u then goto [アイウ] 180 u=y 190 if y<=v then goto [エオカ] 200 v=y 210 next x 220 print "最小値は";u 230 print "最大値は";v 240 end(2002 大学入試センター試験 数学I・数学A)
[アイウ]、[エオカ]の解答
[アイウ]=190、[エオカ]=210
上記のプログラムでは、「y>=uならば190行に飛べ」、「y<=uならば210行に飛べ」ということです。このように、GOTO命令は何か処理を飛ばしたいときに用いられます。
GOTO命令は、プログラムの流れを変えてしまうので、あまり好まれません。 特に、最後の方の行から最初の方へジャンプさせたりするのは、 目で追うのが大変なのでやめましょう。ですから、GOTO命令は、
- 上から下へのジャンプ
- 近い行/ラベルへのジャンプ
プログラムのリストを表示したいときは、LISTと入力してEnterキーを押します。
もしくは、f4キーを押しても差し支えありません。
尚、ActiveBasicの場合は違うので注意して下さい。
今までのプログラムをメモリ上から消します。書き方は、
new(+Enterキー)です。(直接モード)
new命令を実行すると、今まで打ち込んだ、
あるいは、読み込んでいたプログラムが消去され、
listやedit命令ができないのでご注意下さい。
プログラムを読み込みます。
書き方は、load"パス"です。
- ""(ダブルクオーテーション)の中にはパスを入力して保存します。
N88-BASICでプログラムを実行するとき、
RUNと打ち込んでEnterキーを押すとプログラムが実行されます。
または、f5キーを押しても構いません。
ActiveBasicの場合は異なるので注意。
プログラムを保存するための命令です。
書き方は、save"パス"(,a/p)です。
- ""(ダブルクオーテーション)の中にはパスを入力して保存します。
ファイル名のみを入力したとき、現在作業中のフォルダ(カレントフォルダ)に保存されます。 - 上の , 以降には保存する形式を入力します。
- 何も指定しない場合( , 以下を略したとき)はバイナリ形式で保存されます。
- ,a としたとき、アスキー形式で保存されます。この形式で保存した場合、 メモ帳などでファイルを編集することができます(つまり、 拡張子は違うが中身はテキスト形式と同じ)。
- ,p としたとき、list命令を用いてリストをみることができなくなります。
windows上で編集することが多いでしょうから、 アスキー形式での保存をお勧めします。