ホーム>ベイシックコース>基本的な命令 - basic operations

●EDIT命令(プログラムの編集)
デバッグなど、プログラムの編集をするときにはEDIT命令を用います。 EDITを実行すれば、以降はROLLUP/DOWNキー、カーソルキー、 その他のプログラム編集キーを用いてプログラムが編集できます。
尚、ActiveBasicの場合は違うので注意して下さい。
●END命令
ENDは次の2つの場合に使います。
  1. プログラムの終りにはENDを書きます(省略も可能)。
    例 : 140行のend
  2. また、特定の場面でプログラムを終了させたいとき、その部分にENDを書きます。
    例 : 120行のend
例:
100 a=10
110 input "変数bに整数値(1-10)を入力して下さい。",b
120 if a*b>60 then end
 else print "あなたは5以下の整数を入力しました。"
130 if a/b<4 then print "あなたは3以上の整数を
入力しました。"
140 end
●GOTO命令
ある任意の行、ラベルへのジャンプをしたいときに用います。
書き方は GOTO [行番号またはラベル]です。 ラベルについては、「ラベル、サブルーチン」で説明します。

以下のサンプルは、「センター実戦編」で解説している「2002年度大学入試センター試験 数学IA 第5問」から引用したものです。IF命令などがまざっていますが、大体何をやっているのかは分かると思います。
100 input "a=";a
110 input "b=";b
120 input "c=";c
130 u=c
140 v=c
150 for x=0 to 9
160  y=a*x*x+b*x+c
170  if y>=u then goto [アイウ]
180  u=y
190  if y<=v then goto [エオカ]
200  v=y
210 next x
220 print "最小値は";u
230 print "最大値は";v
240 end
(2002 大学入試センター試験 数学I・数学A)

[アイウ]、[エオカ]の解答
[アイウ]=190、[エオカ]=210

上記のプログラムでは、「y>=uならば190行に飛べ」、「y<=uならば210行に飛べ」ということです。このように、GOTO命令は何か処理を飛ばしたいときに用いられます。

GOTO命令は、プログラムの流れを変えてしまうので、あまり好まれません。 特に、最後の方の行から最初の方へジャンプさせたりするのは、 目で追うのが大変なのでやめましょう。ですから、GOTO命令は、

程度にしましょう。

●LIST命令(プログラムの編集)
プログラムのリストを表示したいときは、LISTと入力してEnterキーを押します。 もしくは、f4キーを押しても差し支えありません。
尚、ActiveBasicの場合は違うので注意して下さい。
●NEW命令(新しいプログラムの作成)
今までのプログラムをメモリ上から消します。書き方は、
new(+Enterキー)です。(直接モード)
new命令を実行すると、今まで打ち込んだ、 あるいは、読み込んでいたプログラムが消去され、 listやedit命令ができないのでご注意下さい。
●LOAD命令(プログラムの読み込み)
プログラムを読み込みます。
書き方は、load"パス"です。
  1. ""(ダブルクオーテーション)の中にはパスを入力して保存します。
●RUN命令(プログラムの実行)
N88-BASICでプログラムを実行するとき、 RUNと打ち込んでEnterキーを押すとプログラムが実行されます。 または、f5キーを押しても構いません。
ActiveBasicの場合は異なるので注意。
●SAVE命令(プログラムの保存)
プログラムを保存するための命令です。
書き方は、save"パス"(,a/p)です。
  1. ""(ダブルクオーテーション)の中にはパスを入力して保存します。
    ファイル名のみを入力したとき、現在作業中のフォルダ(カレントフォルダ)に保存されます。
  2. 上の , 以降には保存する形式を入力します。
    • 何も指定しない場合( , 以下を略したとき)はバイナリ形式で保存されます。
    • ,a としたとき、アスキー形式で保存されます。この形式で保存した場合、 メモ帳などでファイルを編集することができます(つまり、 拡張子は違うが中身はテキスト形式と同じ)。
    • ,p としたとき、list命令を用いてリストをみることができなくなります。
    windows上で編集することが多いでしょうから、 アスキー形式での保存をお勧めします。

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