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基本情報技術者 - Fundamental Information Technology Engineer
の試験の体験記です。これから試験を受ける人のためのささやかなアドバイスとなれば幸いです。

●基本情報技術者とは

名前の通りIT系の資格で、経済産業省の国家試験です。基本情報技術者は、初級システムアドミニストレータと並んで基礎的な部類に入ります。結構人気があり、勢いで志願する人も多いのですが、全志願者の3分の1くらいが試験を受けていません。

気になる合格率ですが、受験者の10-20%程度です。しかしながら、ちゃんと勉強すれば通る試験なので、 焦る必要は全くありません。

●受験までの道のり
  1. 「合格情報処理」などについている受験案内を手に入れる
  2. 受験案内に挟まっている志願票に必要事項を記入し、郵便局で受験料を振り込む(出願期限は概ね試験日の2か月ほど前になっています。お早めにお申し込み下さい)
  3. 受験勉強!?をする
  4. 試験!
  5. 祝合格!
●使った本
「基本情報技術者試験<午前> まるわかり直前整理」 技術評論社 1,280円+税
午前試験対策はこれの熟読に徹しました。 値段の割にまとまっており、使いやすいと思います。 願書もついています。
「2002年版 基本情報技術者 実戦問題」 オーム社 2,300円+税
直前1か月間は、この問題集を使ってひたすら問題演習。午前の問題は2回解きました。
「情報処理技術者試験 アセンブラ言語 CASLII」 工学図書 1,900円+税
午後のプログラムの選択問題は、C、COBOL、Java、CASLIIの4種類あります。 とにかく受かりたければCASLIIをおすすめします。この本を読むと、2進数に強くなると思います。
●試験対策

午前試験はとにかく暗記と問題演習に徹しました。 頻出タイプの問題を3回くらい解いてパターンを暗記してしまえば大丈夫だと思います。

午後試験は直前期まで全然勉強していませんでした。 それがたたり、実はやばいかも、と考えてとりあえず過去問を解いてみました。 みなさんは、きちんと問題演習しておいた方がいいでしょう。危ない橋を渡るよりは良いでしょう。

これまでIT系の資格なんて知らなかった、という人は、まずは参考書を一通り読んでから問題演習に取りかかるとスムーズに行くと思います。

●試験と結果

午前は、頻出タイプの問題が7,8割は出ます。見たことのない問題が少しでますが、それは捨てても構いません。 それよりも、頻出タイプの問題を確実に取った方が点につながります。

午後もまた、頻出タイプの問題が出ます。擬似言語が少し難しかった以外、特に難問奇問はありません。 プログラムの問題は2問ともC言語を選びました。 私が受けた回のC言語の問題は、数学的な色彩が強く、理系の私にはかなり助かりました。 午後問題を一度解いてみて、自信がなければ問題演習をこなしましょう。 ある程度量をこなせば、点が取れるようになってくるはずです。

試験結果ですが、午前640点、午後710点(各800点満点、最低点は200点)でした。合格点は600点です。 勉強した午前よりも、数日前からやり始めた午後の方が点がいいなんて...

●さいごに

志願者の約1/3が、試験直前になると自信を失って試験を受けません。 お金を払っておきながら受けないのはもったいないでしょう。 問題は回収されてしまいますから、合否にかかわらず試験を受けて損はありません。

短期集中でも十分合格可能な試験ですから、休みの間に勉強しても合格できます。

参考になりましたか?それでは、頑張って下さい!


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