ルール

• 多面子は麻雀牌を使った落ち物ゲームです。牌が一番下まで落ちるか他の牌の上に落ちたときに、上下左右に隣接した同じ種類の牌で、萬子、索子、筒子の場合は2面子以上、字牌の場合は1面子が成立すると牌が消えます。各牌は4個ずつ存在します。

萬子
索子
筒子
字牌

• 面子には刻子(同じ牌の3枚組)と順子(同じ種類で数字が順番に3個並んだもの)があります。多面子では槓子(同じ牌の4枚組)はできません。

刻子
順子

• 例えば下のように牌がくっついた場合、萬子で[123]と[234]という面子が成立しているのでこの6個の牌は消えます。面子を構成する牌が隣接していれば良くて、並んでいる順番は関係ありません。

ただし、面子を構成しているすべての牌が隣接していなければなりません。下のように[123]と[234]という面子が成立していても、余計な牌(ニ萬が1個余っている)があって面子となる牌すべてがくっついていない場合は牌は消えません。

字牌は同じ牌が3個くっついてなければなりません。下のように違う字牌が3枚ずつくっついても牌は消えません。

• 同じ種類の牌が20個くらい集まっていると、面子の検索に数十秒かかる場合があります。プログラムも長考することがあるということでお許しください。

• 牌が消えた後、その上に牌がある場合はそれらの牌は落下します。その結果、2面子(字牌は1面子)が成立するとその牌は消えます。いわゆる連鎖です。

• 牌は1個ずつ画面の一番上の中央から落ちてきます。この場所まで牌で埋まってしまうとゲームオーバーです。

• 多面子では牌が1個落ちることをツモに見立てています。18個の牌が落ちると風が東東→東南→東西→東北→南東→南南→南西→南北と変わり、牌の落下速度が徐々に速くなります。風が一周すると半荘終了で風は東東に戻ります。

• 半荘が2回終わるごとに場に4個とも出ている字牌が消えます。

キー操作

• ウィンドウの右側に「Press Any Key」と表示されているときにどれかキーを押すとゲーム開始です。

• カーソルキーの左右で落下中の牌を左右に移動できます。カーソルキーの下を押すと速く落下します。

得点

• 面子を消すと点数が入ります。一度に消した面子の数が1個の場合は10点、2個の場合は30点、3個の場合は60点、という具合に、N個の面子を消すとN!×10点が入ります。

• 連鎖の場合、1回目の連鎖では(連鎖で消えた面子の得点×10、つまり N!×100)、2回目は(連鎖で消えた面子の得点×100)、という具合に10の(連鎖回数)乗をかけたものが得点となります。

• 消した面子は画面の右側に移動します。面子を4個成立させると上がりで、そのとき4個の面子のパターンが役になっているとボーナス点が入ります。多面子には槓、雀頭、ポンやチーがないので実際の麻雀の役をデフォルメしたものになっています。七対子や国士無双など特殊な形の役や、小三元のように雀頭が必要な役は使えません。

• 牌が消えるときに面子の組み合わせが何通りかある場合は、成立する面子の数が一番多くなる組み合わせの中で得点の最も高くなるものが自動的に選択されます。同じ得点となる組み合わせが複数ある場合はプログラムが最初に見つけた組み合わせが選択されます。

• 上がりのときに面子が余る場合(合計で5個以上の面子が成立したとき)は、得点が最も高くなる面子の組み合わせが自動的に選択されます。上がりの得点によって面子が選択されますが、次の上がりでの得点までは考慮されないので、必ずしも最良の組み合わせになるとは限りません。同じ得点となる組み合わせが複数ある場合はプログラムが最初に見つけた組み合わせが選択されます。

• 符は基本は20符です。牌を落した時に4個目の面子が成立して上がりとなった場合は+2符、連鎖で消えた牌で上がりのときは+10符です。(前者はツモ上がり、後者はロン上がりのようなものだと思ってください)

• 公九牌(1、9、字牌)の刻子は+8符、それ以外の刻子は+4符です。

• 落した牌(連鎖は含まれません)がカンチャン待ちかペンチャン待ちの牌だったときは+2符です。ただし、牌の組み合わせによっては符がきちんと計算されないかもしれません。

カンチャン待ち	ペンチャン待ち
↓	↓ または ↓

• 風が東東または南東のときは「親」、それ以外のときは「子」として点数計算を行います。

役

門前清模和 (1翻)
牌を落としたとき(連鎖を除く)に一度に4個の面子が成立した場合

平和 (1翻)
4個の面子がすべて順子の場合

対々和 (2翻)
4個の面子がすべて刻子の場合

断公九 (1翻)
すべての面子に1、9、字牌が含まれていない場合

全帯公 (1〜2翻)
すべての面子に1､9、字牌が含まれている場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると2翻]

純全帯公 (2〜3翻)
すべての面子に1､9が含まれていて、字牌がない場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると3翻]

混老頭 (2翻)
1､9、字牌のみで構成されている場合

一盃口 (1翻)
同じ順子が2個ある場合

ニ盃口 (3翻)
同じ順子の組が2個ある場合

三色同順 (1〜2翻)
萬子、索子、筒子で同じ数字の順子がある場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると2翻]

三色同刻 (2翻)
萬子、索子、筒子で同じ数字の刻子がある場合

一気通貫 (1〜2翻)
同じ種類の牌で[123]、[456]、[789]の順子がある場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると2翻]

三連刻 (2〜3翻)
同じ種類の牌で数字が順に並んだ刻子が3個ある場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると3翻]

混一色 (2〜3翻)
萬子、索子、筒子のどれか1種類と字牌のみで構成されている場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると3翻]

清一色 (5〜6翻)
萬子、索子、筒子のどれか1種類のみで構成されている場合 [一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立すると6翻]

三暗刻 (2翻)
刻子3個が一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立した場合

役牌 (1翻)
白、發、中のどれかがある場合、または、風と一致する東、南、西、北がある場合 [風が東東、南南のときにそれぞれ東、南があれば2翻]

清老頭 (役満)
1､9のみで構成されている場合

四暗刻 (役満)
刻子4個が一度に(連鎖で消えた分も含めて)成立した場合

大三元 (役満)
白、發、中がある場合

四喜和 (役満)
東、南、西、北がある場合

字一色 (役満)
字牌のみで構成されている場合

緑一色 (役満)
索子の2､3､4､6､8と發のみで構成されている場合