「Typeng」開発日記 (抜粋)


2001/01/12 (金)

渋谷の横浜銀行に行くために午後半休を取った。10時頃出社して12時には退社ってなめてるなぁ。午後半休ってすばらしい。キャッシュカードを受け取りに行ってきたのだ。グループ名(みたいな名義)の口座の場合は擬似法人扱いになるそうで、法人キャッシュカードは郵送してもらえないんだそうです。通帳を作ってから1週間後以降1ヶ月以内に受け取りに行かねばならないそうです。あぁ、めんどくせぇ。


2001/01/10 (水)

例のVector用の口座であるが、大和銀行のCDで振込の画面を見てみたら名義は「ヨシラボ」とだけ表示された。常にこのようにしか表示されないのであれば安心なのになぁ。実際のところどうなんでしょ?


2001/01/08 (月)

Vectorの申込書を記入し、免許証のコピーを取り、返信用封筒に入れて投函。

今日で年末年始休暇も終わり。作成中のソフトは全然進まなかったなぁ。忙しい時は自分のプログラムをいじりたくていじりたくてしょうがないのに、いざ暇になるとやる気がなくなっちゃうんだよなぁ。不思議だね。


2001/01/07 (日)

Vectorから郵便が来た。中身は申込書や「シェアレジ作品登録ガイド」、「サービス利用規約」など。申込書に署名・押印のうえ、身分証明書のコピーを返信しなければならない。わたくしはシェアウェアではなくてフリーソフトとして気兼ねなくダウンロードしてもらって、「寄付」という形で利用者の気持ちを受け取りたいんだけど、利用規約を読んでそういうやり方には対応してないかもしれないと思った。それならそれで、機能制限まったく無しのシェアウェアにすればいいのかもしれない。まぁ、ソフトが完成してから悩めばいいや。


2001/01/06 (土)

休暇も今日をいれて残り3日。ゲーム本体のプログラムは見た目はさほど変わっていないがほぼ出来上がったと言っていいだろう。肝心のデータ作成用のツールの方が進んでいない。今日もどう作るべきかをちょっと考えてみたけど良いアイデアが浮かばない。う〜む。まだ悩み中。


2001/01/04 (木)

渋谷の横浜銀行に行ってきた。昨年末に作ろうとしていたVectorのシェアレジ用の口座を作るためだ。窓口のお姉さんに「代表者の名前が出てこないようにできるか」訊いてみると奥にいるおっさんとごにょごにょ話した結果「必ずしも出ないとは言えない。取引銀行によって違う」とのこと。おまけに「どういったご利用ですか?」とお疑いのご様子。なんで銀行は個人情報(←本名ってすごい大切な個人情報だと思うんですが)を隠すことに真剣にならないんだろう。口座開設のときに免許証で身元確認ができているんだから、それ以上の何をしろっちゅうんじゃ。「ソフトウェアを売るときの代金の振込み先として使う」と説明したけどお姉さんはキョトンとしてたよ。もうどこ行っても同じだと思って口座を作ってきた。あ〜なんかムカツクなぁ。

さて、口座も出来たのでVectorのサイトでシェアレジ作者登録をした。申込書が10日ほどで自宅の方に郵送されるそうだ。


2001/01/02 (火)

ツールをどうやって作れば使いやすいのか、イメージが湧かなくて困っている。そこでゲーム本体の調整をしていた。ゲーム本体のプログラムはそんなに大きくないし(1500ライン以下)、動作的にもあと一つ機能を追加すれば完成である。ゲームで使うライブラリ(みたいな)ファイルの方はでかすぎて(今のところ2500ラインくらいだけど定義しているクラスが多い)、すべてをデバッグすることは難しいので、問題が見つかったら直すという楽観的スタイルでいこうと思う。とにかくツールができないとゲームで使うデータが揃わないので早く作らねば。

あと、今日はゲームのREADMEの雛型を書いてみた。ゲームのインストール方法とか遊び方とか。どのくらい丁寧に書くべきなんだろうね。単にプログラムをコピーしたディレクトリからEXEファイルを実行するだけだから、Windowsに慣れている人にとってはどうってことない作業なんだけど、そうでない人にはもっと詳しく書いてあげなかればならないのかなぁ。たかがフリーウェアのREADMEにそこまで書かなくてもいいのかな。そもそもフリーウェアをダウンロードできてる時点でそこそこの使い手だという気もするし。


2001/01/01 (月)

Vectorデビューのためのゲームの(3Dの)背景を作るためのツール作りを始めている。それなりのツール(ツールといってもわたくしにしか使えないであろうインターフェースである)は作っていたが、ゲームのプログラムを変更したためそれに合わせなければならないのと、「本気で使えない」という致命的な問題を解決すべく作り直しをしているのである。元旦からがんばってるなぁ、自分。


2000/12/30 (土)

夜になってからプログラムを始める。なんかね、自分で作ったプログラムなのに変な構造してるなって思う個所がいっぱいあってみっともないんですよ。作り直すべき?

わかってます。これがいつもの悪いクセなのは。とりあえず動く状態をキープしながら、すこしずつ必要な機能を加えていって、でも変更によって動かなくなったりしないように気をつけて、がんばりまっす。年内になんとか、と思っていたけどもう無理。あ〜あ、敗北感。


2000/12/29 (金)

昼過ぎに起きて、昼飯食って、ビデオ観て、グダグダと過ごして、ようやく夜になってからプログラムを始める。何分ひさびさにソースを見たのでなかなか作業がはかどらない。もう大幅な仕様変更はしないでとにかく完成を目指すつもりではあるのだが、どうしても改良しなきゃならない部分はあるわけで、そういうところをいじくっているうちにプログラムが動かなくなり、自分でもプログラムのデザインが思い出せないのに問題の修正を試みるとますます動作がおかしくなるという悪循環に見舞われる。困った。

ソースをきれいにまとめ直す必要があるなぁとも思ったが、いつもそんな調子で最後まで作り上げたことがないのだ。もうそんな無限ループからは抜け出して、ある程度のところで踏ん切りをつけて完成させなければならないだろう。とにかく今はどうしても必要なコードを追加して、ちゃんと動くようにするのが目標。うむ。


2000/12/27 (水)

今作っているゲームが完成したあかつきにはVectorでフリーソフトとして公開しようと思っとるのですが、せっかく作ったのに自分になんの報酬も無いのはいかがなものか。フリーで財産を共有という考えはすばらしいけれど、使用者から製作者への称賛や感謝の念(←わたくしのゲームがすばらしいと言っているわけではないですよ、念のため。一般論です)が伝わらないうえに、開発に時間や金がかかっているのに見返りが何もないというのは共産主義っぽくてイヤ。

フリーソフトとすることで多くの人に使ってみて欲しいのと同時に手ごたえも感じたいので「寄付」とか「カンパ」の形でお金を戴こうと思っている。そのためには銀行口座が必要だ。


2000/12/23 (土)

今日はVectorの作者登録をした。この年末年始の休みにがんばって作りかけの英単語タイピングゲームを作り上げてVectorに載せるためだ。


2000/12/05 (火)

趣味で作っているプログラムで、テクスチャに照光処理をしようと思ってOpenGLのテクスチャ関数で変調(MODULATE)を指定したところテクスチャが歪んでしまうという問題に悩まされていた。テクスチャ関数でステッカー(DECAL)を指定していたときはテクスチャはちゃんと表示されていた。DECALからMODULATEに変えただけで歪むのだ。ポリゴンが歪むわけではないので自分のプログラムがおかしいとも思えない(自信はないが)。テクスチャのフィルタ処理をLINEARにすればきれいに表示されるんだけど、描画が遅すぎて使い物にならない。VAIOノートでも、自作PC(FireGL1000)でも、会社のPC(S3 Trio3D)でも問題は起きる。OpenGLに詳しい友人に聞いてみると、プログラムがおかしいかドライバーがおかしい、とのこと。でも3種類のビデオカードでダメなんだからドライバーだけのせいじゃない気もする。

帰宅後、もう一度自分のプログラムを見てみたけど原因がわからず、もうあきらめかけた午前3時ころ、何気なくパラパラとめくっていた赤本(「OpenGL プログラミング ガイド」)に、glHint()関数でGL_PERSPECTIVE_CORRECTION_HINTをデフォルトのGL_DONT_CAREからGL_NICESTに変更すると良い、と注意書きがあった。問題解決。でもわざわざこの指定をしなければならないということはドライバーに不具合があるのかも。3つともWindows 2000についてきたドライバー(Microsoft製)で、メーカー製じゃないし〜。


2000/11/14 (火)

今作っている最中のソフトを置いてみた。そのプログラムとはタイピングと英単語の勉強を兼ねたゲームである。セガの「The Typing of the Dead」のように3Dシーンの中を移動していってひたすらタイプするゲームである。「The Typing 〜」でコテンパンに負けたため、タイプを鍛えるためのソフトを作ろうと思ったのが8月中旬。入力する言葉は英単語。基本的動作をするサンプルは1日で出来てしまった。それぐらい単純なプログラムである。しかし、背景に凝りたい、ついでならGLBuilderの習作のようなものも作りたい、というわけで、3Dオブジェクトの管理するための仕組み、3Dオブジェクトを記述するための言語(のようなもの)、その言語を解釈するパーサ、3Dオブジェクトで背景のたたき台を作るためのツール、などの仕様を考えているうちにもう3ヶ月も経ってしまった。昼間は会社だし、夜はドラクエだし、週末はあんまり時間がとれないし、なかなか進展しなかった。ゲームの部分はだいたい動くので、あとはツールをそこそこ動くようにして背景などのオブジェクトを作成して、仕上げをすれば完成である。今年中に完成させてVectorのようなサイトで公開できたらいいなぁ、と思うのである。


(この2日後くらいにTypengのプロトタイプを作った)

2000/08/14 (月)

昨日、ゲームセンターで「The Typing of the Dead」でコテンパンに負けた。タイプは早い方だと自負していたのに、自己流でホームポジションがきちんとできていないうえにタイプミスが多いからだ。言い訳になるけど普段仕事でローマ字入力なんかしないもん。「アクセス」は「access」だよ。何「akusesu」って? でも悔しいので、一念発起して「特打」を始める(もちろん会社で)。


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