開発者向け情報


開発環境

CYGNUScygwin Beta 20.1と、 handspring開発者向けWebsite から入手できる PalmOSGNUToolsLite.exe REV 1.03 を用いて開発しました。
この環境は秀逸。特に、Handspringのキットに含まれる palm-rc.exeは、さまざまな処理を行うことのできる使いやすいツールです。

もうひとつ、Windows9x環境なら、Extended SystemsQuickBeam Suite も、 残念ながらフリーウェアではなくなったようですが、とても有用なツールです。 ノートPCのIrDAポートから、開発した.prcをPalmに向けてビームしてインストールできます。

標準の作成方法

上記の開発環境を整えた上で、ソースのあるディレクトリで make とすると、二つのファイルができあがります。
PatN.prc がPatNumberの本体です。単体で動作します。
PatNJLoc.prc は、JNumberフォルダの内容による、PatNumber の日本語化キットです。

独自ローカライザを作ろう

ビットマップを10コ用意すれば、独自のローカライザを作成できます。コントリビュートを歓迎します。

  1. 16x16 白黒ビットマップを最大10コ用意します。
  2. BITMAP ID B0Bitmap から ID B9Bitmap までに、そのビットマップファイルを指定します。
  3. STRING ID CharctersString に、それらビットマップを意味する文字を並べます。
    これがそれぞれ下のボタンになります。
  4. HEX tint ID ImageQTYID に、用意した白黒ビットマップの数を記入します。
  5. Palm-RC.exe -rcp number.rcp -cr "JLoc" -type "PatN" -name "PatNumber ?????izer" -o PatNJLoc???.prc として ローカライザファイルを作ります。

参考文献

PalmDevelopment Zoneドキュメントが一番見やすいです。 PalmOS®3.0 SDK にも含まれていますが、PalmOS®3.3用に用意された Palm OS® Programmer's Companion Palm OS® SDK Reference が便利です。


matobaaの場合は、まず Codewarrior Lite(PalmのWebサイトから無料でダウンロードできます) で開発要領をつかんでから、 再配布できるGCC系に移行しました。
Handspringの Palm-rc に出会わなければ、GCC系には移行しなかったかもしれません。

TIPS

Handspringのpalm-rc は、HEX タグにおいてリソースタイプが異なっていてもIDが一致したらエラーとして報告してしまいます。 これは、 -ignoreDups オプションをつけることによって回避できます。

HandspringのSDKに含まれるヘッダファイル群は、PalmOS3.5に追従していないようで、一部異なるものがあります。


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Last Modified: 26th October, 2000