開発者向け情報

開発環境

CYGNUScygwin Beta 20.1と、
handspring開発者向けWebsite から入手できる PalmOSGNUToolsLite.exe REV 1.03 を用いて開発しました。
この環境は秀逸。特に、Handspringのキットに含まれる palm-rc.exeは、さまざまな処理を行うことのできる使いやすいツールです。

もうひとつ、CounterPointQuickBeam 1.2も、 無料で手に入る便利なツールです。ノートパソコンのIrDAポートから、開発した.prcをPalmに向けてBeamできます。

開発ログ

作成したファイルは:

RomanNumber.c
172行。書き下ろし
RomanNumber.rcp
13行。書き下ろし
RomanNumber.bmp
190byte, 16x16 白黒ビットマップ
readme.txt
development.html
たったこれだけ。このほかに、Drag&Drop用のヘッダファイルを持ってきました。

Makefileは作成せず、すべてコマンドラインから以下のようにビルドしました。
Windows98のcommand.exe でも、doskey を使えばそれなりに使えます。

palm-gcc RomanNumber.c
palm-rc -rcp RomanNumber.rcp -gccApp a.out -cr "Rmn#" -name "RomanNumber" -ignoreDups

参考文献

PalmDevelopment Zoneドキュメントが一番見やすいです。 PalmOS®3.0 SDK にも含まれていますが、PalmOS®3.3用に用意された Palm OS® Programmer's Companion Palm OS® SDK Reference が便利です。


matobaaの場合は、まず Codewarrior Lite(PalmのWebサイトから無料でダウンロードできます) で開発要領をつかんでから、 再配布できるGCC系に移行しました。
Handspringの Palm-rc に出会わなければ、GCC系には移行しなかったかもしれません。

TIPS

Handspringのpalm-rc は、HEX タグにおいてリソースタイプが異なっていてもIDが一致したらエラーとして報告してしまいます。 これは、 -ignoreDups <-tt> オプションをつけることによって回避できます。


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