「普通にキーボードがあるのに、何でテンキーで文字入力する必要があるの?」と思うかもしれんな。
勿論、普通にPCを使う分には、こんなモンは必要ない(笑)。
これが威力を発揮するのは、携帯版のμVNCを使っている時じゃ。
御購入頂いた方々は分かると思うが、携帯版のμVNCは、通勤等の移動中でも、
自宅や会社のPCを手軽に操作できるので、中々、便利じゃ。特に、
マウス操作や、Alt+F4(閉じる)などの定型操作については、まぁ、出来る限りの
工夫はしたでのうぅ、まぁまぁ、使い物にはなるレベルじゃろう。
じゃがな、これが、文字入力(特に英数記号)やCtrlやAltを絡めた非定型な操作 となると、途端に使いにくさが表面化する。
これは、μVNC自体云々の話ではなく、携帯自体の文字入力の
しにくさが主因じゃ。
今の携帯の文字入力方式(マルチタッチ)で、PCの入力をしようと思うと、本当に
非効率でかなわぬ。特に英数記号は。
最近の若者/女性は、凄まじい速さで文字入力できるようで、わしのようなジイさんには、 羨ましいやら、呆れるやら・・・(笑)
でも、若者/女性も、マルチタッチと相性の良いひらがな入力が速いだけであり、 英数記号となると、途端に、入力できんようになるらしいのうぅ(笑)
まぁ、くどくど説明しても、実感は沸くまい。論より証拠、騙されたと思って、 下のURLにあるビデオを見てくだされ。
MessagEase Introduction
(ちなみにトップページはこっちじゃ。→ MessagEase)
どうじゃ?肝は潰れたかのぅ?(笑)
さすがに、フルピッチ/フルキーボードを両手打ちした時にはかなわぬが、 CLIE UX50やWM5のスマートフォンのような 親指打ちのミニキーボードに匹敵する入力速度は 出るぞぇ。
かくいうわしも、実はUX50の前のT600の時は、これの愛用者で、 μVNCの初期バージョンの50%は、こいつでペンのみで開発した のじゃ。(当時は、色々個人事情があり、PCの前、特に個人PCの前には、全く座れない状態でのぅ、 使えるのは、T600+Bluetooth=>PC/ADSL接続だけじゃったのじゃ。)
勿論、携帯電話そのものを改造して、MessagEaseを入れるなんぞ、夢また夢なんじゃが、
とすれば、ひょっとするとひょっとするかも・・・と思って、
作ったのが、このソフトじゃ。
(Windows用という事もあり、今回からは、ここには置かぬので、
ベクターのページからダウンロードしてくだされ。)
実際に、これをμVNCで使おうとすると、μVNC側に0-9,*,#をそのままPCに送るという
改造が必要なので、皆のものは、まだ使う事は出来んがな(笑)
(関係者には「とっとと製品化せいぃ!」とは言っておく(笑))
いつまで経っても公開せんので、業を煮やしたわぃ・・・。
実は、この機能は、V2.0.6から既に入っておる。一部の機種を除いて、 殆どの機種がV2.0.6以降へアップデート可能なので、まず各自、 自分のμVNCのバージョンを確認の上、2.0.6以前なら、バージョンアップした後に、 マクロ編集で、次の様に定義しなされ。場所は空いてる所などどこでも良い。
接続中にこのマクロを実行すると、0-9,#,*を押した時の動作が、
トグル切り替えで、
携帯Nativeエディタ <=> 直接送信 で切り替わるはずじゃ。
後は、ぽちポチッ♪を起動して、快適さを実感してくだされ♪
ちなみに、わしの定義を公開しておく。(定義ファイル自体は
下記の通りの理由で、勘弁してくだされ。)
(右半分の数字を抜いた部分を、左側へ重ね合わせた配置で使う。
数字とファンクションキーはモード切替でやる。これで、Windowsも
Linuxも、全操作が可能じゃ♪)
C言語プログラムの入力、VC++でビルド/実行、Alt+TABを駆使したアプリ切り替えなど、
思いのままじゃ♪
電車の中、街角を歩いている時さえも、
片手でC言語開発じゃ♪
(くれぐれも、交通事故等には気ぃ付けてくだされよ(笑))
MessagEaseはExIdeas社の特許方式で、配布できないじゃんうむむむぅぅぅ・・・と頭を抱えたが、よく考えれば、MessagEaseのような、 2つの数値で1つの文字を入力する方法(2タッチ入力という)は、別に MessagEaseに限らず、様々なものがあり、それ自体に特許性はない。
一番日本人に馴染みがあるのは、ポケベル打ちかのぅ?
わしは使った事ないので良く知らんが、あれも訓練すれば、今の携帯(マルチタッチ)より
2割程度は早くなるそうじゃな。
という訳で、MessagEaseに特化せず、設定ファイルから変換表を読み込んで、 任意の変換テーブルで入力できるようにして、特許性を分離して、 標準では、汎用的なポケベル打ちの変換表のみを添付しておく事にした。
これで配布しても、文句を言われることはあるまい(笑)
皆のものは、ポケベル打ちで良ければそのまま使い、わしみたいにC言語開発などの ハードなPC操作をしたいというなら、MessagEaseの変換表を、おのおので打ち込んで 使ってくだされ。
勿論、お賽銭ウェアの精神で、MessagEase開発者に敬意を払い、可能ならば、
(例えそれ自体は使わなくても)Palm版やWM5版、または、通常Windows版などを
買ってあげると良いと思うぞぇ。
(わし自身は、昔、Palm版を買っておるが、もし、WM5のデバイスでも買う事があれば、
WM5版は、もう一度、買ってあげたいな、と思う。それ位、この入力方式はありがたい。)
ハードな翁が作るソフトにしちゃぁ、妙にカワイイ名前とアイコンじゃな(笑)
実は、2タッチ入力で、キーを「ぽち」「ポチ」と押すから、という事で、
元のアイデアをくれた後輩が考えた名前じゃ。(笑)
そして、アイコンの犬は、その後輩の家で飼われている犬だそうじゃ(笑)
(実際には「ぽち」ではなく「テト」というらしい(笑))
そんな訳で(どんな訳だ?)、アイデア発案&命名のzoe君、 keyMap.xls&アイコン作成のc-saturn君、 二人に心より多謝じゃ♪