本の紹介

流離い人が今までに読んだ本の中をいくつか紹介したいと思います。基本的には何か影響を受けた本などです。

二次元の世界:アボット
二次元の世界のお話しですが、自分たちのいる空間、世界とは?の問の答えが何となくつかめるかも知れません。残念ながらもう絶版になってしまったそうですが、もしかしたらお近くの図書館にあるかも知れません。
m3(立方メートル)の概念の無い世界があるんですねー。私達の世界でのm4が意味の解らないものである様に。
翔太と猫のインサイトの夏休み
私の先生、永井均教授の本です。中高生くらいの人を対象にしているらしく、とても読みやすい構成 になっているが、扱っている内容は深い。人間の翔太と猫のインサイトの対話形式で話が進められていく。この大学入って良かったー、って思った。まぁ、読ん でると哲学しているような気になれる本です。不思議さを呼び起こす本かな。
あれか、これか 第一部(キルケゴール全集)
フジテレビ系、お厚いのがお好きを教えてもらい、初めて観たときに紹介されていた本。これは、私にとって面白い本だった。私のことや、周りのものに何か関連があるような気がした。そういう不思議な意味で面白かった。
この作品は四部構成で、書き手は二人いることになっているが、それはともにキルケゴール自身。こんな私の紹介見るより詳細なレビューを書いている人が数多くいらっしゃるので、ここでは特に触れません。
やたら難しかった。全部読みきる時は来るのか…
私の秘密:中島義道
2003年度、文学部の専門科目の哲学の授業(永井均教官)で題材にされていた本の一つ。この身体はたまたまこの身体なだけで、この身体だから私という訳でもなく、この見えている景色も、ただたまたまこの景色なだけ、らしい…。それだから私である、ってことは、導けないんだって。私を私たらしめるものって、何なのでしょうか。
私はどうして私なのか:大庭健
同じく、哲学の授業で題材にされた本。この人は中島さんとは違い、他人がいるから自分を意識し、私が形成される、みたいな事を書いています。 ポケットサイズ、700円と手ごろであり、また哲学の本にしては読みやすい内容になっています。ただ、後半になってくるとわけが分からなくなってきた。こ のページを読んでいる人は、至って普通にという語を使うと思いますが、それはどういうことに基づいているのか、なぜ私って言うのか、疑問に思った事はおありでしょうか。この本を読んで見るとそういうことを考えるようになるかも。

あくまでも、流離い人の超個人的な感情が入った本の紹介でした。普通の人のレビューと違って、全く参考にならないので、お気をつけ下さい(ぉぃ。