子猫の3兄弟は、どこへ行ってしまったのでありませう。

幾日か前、『ニャッ、ニャッ』と親ネコを必死に呼んでいた子猫のクロ。
ビルの谷間で、ひとり、じゃれていた子猫のキジ。

あちこちさまよううち、ここ連日の五月雨で、うちの階段下に雨宿り。

おとつい、きのうとミルクをあげに行くと、かわいくちょこんといい子に据わって、
目をまんまるくしてる、クロとキジとチビキジの3兄弟でした。

今日は、久しぶりの晴れ。けふは、ねこまんまもあげませう。



たれか。子猫の3兄弟は、どこへ行ってしまったのでありませう。

もしや、さらわれていってしまったのではないでせうか。



         『どこからきて、どこへいくのだろう。』

         『どっからきたっけ。忘れちった、うふふっ。』

         『どぉこへ行くんだったっけ、えへへへ。』

         あぁ、今だけは仲良しこよし。
         今がしあわせしあわせ。




あぁ、子猫の3兄弟は、どこへ行ってしまったのでありませう。

                                    本日閉店こねこ喫茶

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