いつしか私の心は解き放たれ

天空高く舞いあがる。

そして小鳥のように大空を駆け巡るのだ。

 

 

それにも飽いたら、ついには成層圏を突破する。

 

おかぁーちゃーん。

 

やがて子供の頃に飽きずに見上げた星空の中に吸い込まれ

ふりかえれば、ぽっかり浮かんだ水球に

名残を惜しみ

 

記憶は途切れ途切れになり、忘れた頃には宇宙空間の果てで星になるのだ。

 

そして何億光年の旅路を経て、光となって、懐かしこの世にふりそそぐ。

鳥や昆虫をあたため、ついには葉っぱに吸収されるのだ。

 

 

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