日記
−プログラマはナマモノだ−
1月 1日:あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
元旦はスポーツ中継を見るばかりで、パソコンを立ち上げさえもしなかった。
1月 2日:箱根駅伝を見て、寝た。
1月 3日:箱根駅伝を見て、新年のあいさつ回りをして一日が終わった。
1月 4日:新年で初めてパソコンを立ち上げた。
256色クラスの画像形式を思い立ち、作り始めた。アイディアが複雑なため、アルゴリズムはもっと複雑だ。
当面は慣れたHSPでつくることにする。
最初、単純に256色に減色してみたら、ひどい画像になった。Windows付属のペイントで減色したのと同じ結果だと思う。
IrfanViewの256色減色とは、天と地ほどの差がある。やりがいがあるということだ。面白そうだ。
Yahoo!で就職情報を調べた。新潟での求職が昨年末より増えていた。9日のテックウィン発売を待って応募してみよう。
1月 5日:256色減色プログラム作成を続けた。やはりかなり難しい。
1月 6日:後輩から電話が来た。ローンを組んでニューパソコンを買ったそうだ。ソニーのVAIO。
ローン組んでまでパソコン買うなと言いたいが、そのへんはさすが公務員といったところか。
さて電話の内容は新型VAIOの自慢ではなく、パソコンの使い方の質問だった。
この男は大学では私の後輩だったが、私より年上である。そのせいか、パソコンがどうも苦手なのだ。
質問の内容はいたって簡単。インターネットエクスプローラの一時ファイルの消し方だった。
向こうも履歴の消し方だけは知っていたので、説明するのは簡単だった。
なぜ履歴が消せるのに一時ファイルは消せないのかが、私にはさっぱりわからないのだが。
ついでにTemporaryInternetFilesフォルダも教えようとしたのだが、これは彼には通じなかった。
まずエクスプローラのショートカットが見つからないのだ。WindowsXPだから私にもインターフェースがわからない。
電話では説明に限界があるので、とりあえず今日はこの辺にしておいた。
パソコンを買う余裕があるのなら、早く去年貸した4万円を返してほしいものだ。
さて、明日はいよいよ、私が作ったソフトがテックウィンの投稿コーナーで評価される日だ。
楽しみ6割、不安4割といったところか。我が地方都市では発売日が一日遅れるのが難点だ。
1月 7日:本屋へ行った。テックウィンの発売日は明日だった。じゃあ私が見るのはあさってか・・・
BMPとJPEGについての本を買った。JPEGはやはり文系には難しすぎる。Σを見るだけでもう・・・・
1月 8日:C++で、ファイルを判別するコンソールアプリケーションを作った。
1月 9日:本屋にテックウィンを見に行くはずだったが、外は警報級の強風と吹雪・・・・
車のない私は、本屋に行くまでに本物の雪だるまになることうけあい。
明日にします・・・・
1月10日:テックウィンを見に行った。落選だった。不安4割的中。
けど、少しは悔しいものの、投稿から丸2ヶ月もたってるんであんまり感慨はなかった。
ここ2年で入賞したツール作品が一本しかない程の難関なんだし。
ただ、もうテックウィンではツール作品の募集枠自体がなくなるそうなんで、今後は他の雑誌も見てみなきゃならないなー。
引き続き、256色画像圧縮プログラム作成。しかしどうやってもディザ処理の画質には勝てない。
悩んでいる時に、この技術が前に作った6万色画像圧縮にも使えることに気づいた。明日からこっちをやろう。
1月11日:昨日思いついた、6万色画像形式の改良に着手した。概略は午前中にできた。
色弱っぽい (検査でいつも 「ぎりぎりです」 と言われる) 私には、
元のフルカラー画像と全く区別がつかないほどの出来になった。
ただ、圧縮後の容量がPNGとほぼ同じ・・・まだまだ改良の余地ありだぁね。
1月12日:例によって思いつきで、ファイルの中身を直接書き換えるエディタ 『DirectEdit』 を作り始めた。
単純だからたぶんすぐにできるだろう。
『看板スイスイ』 をサイトに公開した。
HSPの公式サイトを見に行った。ver2.55が不具合なく動いているようなので、そろそろ乗り換える予定。
期待しているMac版の完成はまだ先らしい。やっぱり移植は難しいんだねえ。
新潟市に支店のある会社にサイトのフォームから応募した。見てもらえるのは火曜日だろうか。
1月13日:『DirectEdit』 製作。順調。
1月14日:『DirectEdit』 の概略ができたので、ひとまずお休みして別の新プログラム製作に入った。
最近未完成品 (仕掛品?) がたまっていく傾向があるが、アイディアは熱いうちに形にしないと後悔するんで決行した。
未完成品とは言っても、そのうちのほとんどが自分が使う範囲の機能までは完成してる。
まだそれは一般向けではないから公開しないだけ。
就職決まって落ち着いたらまとめて公開します。
さて、新プログラムはファイル変換。あらゆるファイルをテキストファイルに変えてしまい、
ユーザーが好きな大きさに分割できるようにするというもの。一発ネタと言えばそれまでなんだけどね。
HSPでは動作が遅いので、本体はC++のコンソールアプリケーションでつくることにする。名前は 『Hand Dividing』 。
1月15日:HSP2.55をインストール。新プラグイン搭載でさらに充実していた。
onexit命令に少し変更があったため、『働いてるぜ!』 をそれに対応させた。
まさに求めていた変更だったのでとってもうれしい。
1月16日:ついに、“さくらのHSP拡張プラグインDLL” に手をつけた。
話には聞いていたが、本当にすごいプラグインだ。フリーウェアなのが心底不思議だ。
これが使いこなせれば、当面HSPでソフトを作るのに困る点はなくなる。
自分が作りたいと思う程度のものは何でも作れる。
♪会えてよかった君でよかった僕の大事な人が♪
1月17日:一日中 『Hand Dividing』 製作に没頭。
1月18日:引き続き 『Hand Dividing』 製作に没頭。脚が退化しそう。早く就職先決めないと。
そろそろ情報処理試験の申し込みもしないとだ。今年はついにソフトウェア技術者受けるぞ!
でもできれば名前が“第一種情報処理技術者”であるうちに取りたかった・・・。
だって、ソフトウェアを作る技術者ってだけなら、全国に五万といるもの。
1月19日:『働いてるぜ!』 ver1.6SP 完成、テスト終了。明日サイトに公開予定。久しぶりにベクターにも頼もう。
1月20日:目が疲れているので今日はパソコン休み。一切起動せず。
1月21日: 『Hand Dividing』 でC++のコンソールアプリケーションを使っているのだが、Windowsでコンソールアプリを多用すると
動作が不安定になるので、Visual C++でWindowsアプリに作り直すことを思いついた。
・・・しかし、ファイル入出力の関数 (クラス) を大幅に勉強しなおさなければならないことがわかったので、
Windows化は後回しにしてまずはコンソール版の完成を目指すことにした。
1月22日:『働いてるぜ!』 ver1.6SPが誤動作した。HSP2.5の頃にも見られたバグだった。まだ直ってなかったのか。
公開を先送りして、もう少し自分のパソコンで動作テストを続けることにした。
『Hand Dividing』 製作は順調。インターフェースもほぼできあがった。
あまりにも調子がいいので、生意気にも機能強化とエラーチェック機能まで組み込むことにした。
1月23日:『Hand Dividing』 完成間近。
1月24日:12日に応募した会社から返事が来ていた。一昨日受信していたのだが、
ここ1週間全くメールを見ていなかったので気づかなかった。危ない危ない。
Word文書で履歴書ファイルが添付されていた。
フォントサイズが小さめだったり大きすぎたりしたので、生意気とは思ったが修正させてもらった。
特許庁のサイトを見に行った。見るのに時間がかかりそうだなと思った。出直してこよう。
1月25日:履歴書を送った。面接を受けさせてもらえるそうなので、ソフト開発は一時中断してC++の勉強をすることにした。
バージョンアップまた遅れます。近々公開予定日を決めて発表するのでご勘弁ください。
1月26日:『働いてるぜ!』 ver1.6SP を使いつづけてきたが、あれ以来誤動作は見られなかったので公開に踏み切った。
でもまだ不安が残るのでベクターには出さない。
1月27日:『働いてるぜ!』 ver1.6SP をサイトに載せた。
1月28日:『Hand Dividing』 が一応完成。動作テストをした。
1月29日:引き続き 『Hand Dividing』 の動作テスト。ひとまず小さなファイルの分割は問題なさそうだ。
画像圧縮形式もまた作り出した。さっそく行き詰まった。
1月30日:画像圧縮形式の問題は朝一番で解決した。やっぱりリフレッシュは必要である。次の圧縮段階に移る。
作ってるうちに、また新しいアイディアが浮かんだ。今までの形式を 『CV6』 と名づけ、新しいのを 『CV4』 とする。
1月31日:『Hand Dividing』 で大きなファイルの分割テストをした。さすがに少し時間がかかる。でもHSPとは比較にならない速さだ。
一般ユーザーのマシンは私のよりはるかに高速だろうから問題ないだろう。
雪鈴工芸