秋晴れのグラウンド
君と僕で二人だけ
君は僕の18m前 微笑みながら

僕だけを狙って ボール投げた

意地でも打ってやるぞと 右足引いて 思い切り打つ
高く飛んだボール あれじゃホームランだ


君は僕に叫んでた
「ホームランは 反則だ。」
君はニヤリ、そんな顔 何かしてくる

僕だけを狙って ドロップ投げた

意地でも打ってやるぞと 少し下がって 落ち際叩く
思い切り空を切った ボールは打てなかった
君が今日 最高の笑顔見せた 「やった、できた。」と 胸張り言う
ボールはまだ跳ねている 僕の心も跳ねている


今度は僕が叫んでた
「変化球は 反則だ。」
「おあいこ。」と君が言う 二人で笑う

日が沈んで空が 赤から紫へ変わってく
君は「最後ね。」と ボール投げた

最後なら打ってやると 体重乗せて 思い切り振る
高く飛んだボール またもホームランだ
君がまた 最高の笑顔見せた 「すごい、すごい。」と 拍手してる
ボールはもう止まってる 僕の心はまだ跳ねる

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