まるで ここにいる僕を表すような
この上なくはっきりしない空
晴れそうで晴れなくて 雨が降るわけでもなくて
孤独な自分を 一層引き立てる

 『もうちょっと優しくあれたら』とか
 『もうちょっと表情豊かなら』とか
 自分を責め続けても もう手元に何もない

  いまさら後悔したって sa - ---
  君が戻ってくるわけもなく 振り向かせられるわけもなく
  後悔だけを握り締めて まだ立ち止まってる
  道を失い周りを見ても 歩き出せないままで
  雨は降らないが 頬をつたい落ちる雫があった

  君への想いは 空へと昇っていく


『笑うと顔がつぶれるね』なんて言われたから
君に恥をかかせまいと 笑顔を必死で抑えて
外に出ると無愛想になって
不安にさせてしまったんだね

 全てを失った僕は立ち止まるよ
 いつもの心も ひび割れた
 涙の水溜りに向かって 精一杯微笑んでみたけれど
 もう手元に何もない

  いまさら後悔したって sa - ---
  彼女が戻ってくるわけもなく 振り向かせられるわけもなく
  君がいない悲しさに 押しつぶされるばかりで
  『愛してたのに…』と悔やんでも どうしようもない
  伝えられなかった悔しさを 晴らせないままで


   空へと昇っていった君への想いが
   冷えずに暖かいまま固まって
   再びこの手に戻ってきた


  いまさら後悔したって sa - ---
  君が戻ってくるわけもなく 振り向かせられるわけもなく
  後悔だけを握り締めて まだ立ち止まってた
  道を失い空を見ると 暖かい雪が降っていて
  君への想いが手の中で溶けたとき 何故か涙が止まらなかった

  ただの雪に見えなくて 涙が止まらなかった
  さっきより 少し空が晴れていた

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