出発まであと十数分
この日が新しい自分の生まれる日
出発のための乗車券は
誰よりも大切な人に任せた
離れたくなんかなくて 1本遅れた乗車券を頼んだ
なのに 急いで帰って来ちゃった
『早くしないと 遅れるよ』
自分で意図的に遅らせたってのに
バカ正直な彼だから
いつだって私の事しか考えない
最後の最後まで送ってくれるから 手つないで歩いた
離さない手 二人の足 なかなか前に進まない
海の向こうは夢の世界 自分の目指した場所
だけど何かが足りない って言ったって もう遅い
離れたくないって叫んでみても
きっと 時間はもう戻らない 止まらない
愛しい人よ きっと帰ります いつの時もあなたを想い
空を見ては あなたを想い 海を見ては あなたを想い
なんて洒落た言い回しじゃない 素直になれないから
素直じゃなくても いつだって一番愛してるよ
海の向こうは夢の世界 自分の目指した場所
だけど何かが足りない って言ったって もう遅い
離れたくないって叫んでみても
きっと 時間はもう戻らない 止まらない
今日の青い空の下で これが私のシーユー・アゲイン
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