微かな音色抱えて
サンダルが扉を蹴飛ばす
いつになく森のセミ達が
僕の耳を突き抜けてゆく

 意地悪な太陽が照らす
 手加減してくれたっていいのに Oh

汗が頬を伝って
また空へ昇って消える
循環は誰も決めてないけど
何故だか少し悲観する

 いつだかこぼした涙
 僕のカラダに戻ってきてたね Oh

  いつからかまわる 全てが回る
  垣根の上にいる小さな命も
  僕の命も回ってきてるのなら
  この世界の全てはリレーだって言えるんだ


蹴飛ばしたドアが僕を見て
恨めしそうにふてくされている
リレーした命の果てでも
僕の心に杭を打つ

 この命が尽きてもいつか
 また逢えるかなぁ? この僕に Oh

踏み潰された空き缶が
姿を変えて僕らを守る
循環は誰も決めてないけど
何故だか少しイライラする

  いつからか巡る 全てが巡る
  全てのモノはサイクルしてくんだ
  世界の全てはリレーだって言うなら
  みんな現在を全うすべきじゃないのかな


月が夜空で転んで
知らぬ間にまた日が昇る
想いを寄せる彼女も
いつかは循環してゆく

 世界の全ては回る
 一周の命を 大切に生きるんだ Oh

  いつからかまわる 全てが回る
  セミもドアも彼女も僕も
  世界の全てはリレーだって言うから
  一周の命を大切に生きるんだ
  一瞬の閃光のようにね

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