窓の外 雨雲が冬の寒空を覆ってゆく
こんな日は昔を思い出す


雪の降らないこの町さえ
白く彩られた年の事
霞んでた あの日の出来事を
つなぎ合わせて 思い出す

降り注ぐ雨を浴びながら 次の言葉を待っていた
傘を持つ君の手が震えていた
今はただ触れられなかった 指先をなぞって
涙を結露に溶かすだけ


ほどなくして気温も上がり
いつしか冷たい雨に変わる
目を背けてた 過去の後悔に
振り返って 立ち向かう

降り注ぐ雨を浴びながら 崩れた頼りない肩を
抱き締めてあげれば 何か変わったかな
そして今君の泣き顔が 僕を締め付けて
弱い拳を握るしかできない


降り注ぐ雨を浴びながら サヨナラを聞きたくなくて
終わりを見れずに走り出したから
今はもうこの手を握って歯をくいしばっても
君は僕を見てやしない

君を思い出すから 雨は嫌いなんだ

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