何かひとつが霞んでた昨日
夜明けへとタイヤを走らせて
何かひとつを追いかけた夜明け
水平線を君と眺めた

隣でまだ眠る君の顔を見つめている
この瞬間を僕はそっと抱きしめる

僕のこの手が ひとつだけ守れるなら
この寝顔を 怯えさせやしないよ


何かひとつを決意した今日
サービスエリアで空を見て
誰かひとりと重なった夕暮れ
色の足りない虹を見つける

疲れて前に伏せる君の顔を眺めている
車の中に柔らかさが満ちていく

僕のこの手が ひとつだけ切り裂けるなら
この天使を覆う 闇に目を澄ませるよ

何を捨ててでも 守りきる そう決意した日


何かひとつを抱きしめた夜更け
窓から見据えた星空が
誰かひとりと歩いてく明日に
無数の祝福を送るだろう

僕のこの手が ひとつだけ守れるなら
何を捨ててでも 君を抱いて歩くよ

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