acFilter


説明

AutoCADの「オブジェクト選択フィルタ」ウインドウへの自動記入をします。既に「オブジェクト選択フィルタ」ウインドウが表示されている場合は、リスト解除せずに項目を追加します。

※このメソッドはAutoCAD上で割り込みコマンドとして動作します。

 

書式

Object.acFilter(ObjectType,Property,EvalX,ValueX,[EvalY],[ValueY],[EvalZ],[ValueZ],[CloseDialog=True],[DialogClose=True]) As Boolean

引数 説明
ObjectType オブジェクトタイプを指定します。
ANDの開始は「** AND 開始」のように指定します。「**」の後ろに半角スペースが1個、「AND」の後ろに半角スペースが3個付きます。スペースの数は他の演算子も同じです。
EvalX Xの演算子を指定します。
ValueX Xの値を指定します。
EvalY 省略可能です。Yの演算子を指定します。
ValueY 省略可能です。Yの値を指定します。
EvalZ 省略可能です。Zの演算子を指定します。
ValueZ 省略可能です。Zの値を指定します。
CloseDialog 省略可能です。Falseを指定するとacFilterメソッドは「オブジェクト選択フィルタ」ウインドウを閉じずに終了します。

             

 戻り値

戻り値 説明
True 正常終了しました。
False 異常終了しました。エラーの詳しい内容ShowErrorメソッドで確認出来ます。

 

実行例1(フィルタ条件が1個の場合)

Set Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acFilter "円の中心", "=", "100", "<", "200", ">", "300"

実行イメージ(実際には自動的に「適用」ボタンを押してダイアログを閉じます)

 

 

実行例2(フィルタ条件が複数の場合)

Set Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acFilter "線分の始点",">","0",">","0",">","0",False
Acad.acFilter "線分の終点","<","100","<","100","<","100",False
Acad.acFilter "線種","=","Continuous"

実行イメージ(実際には自動的に「適用」ボタンを押してダイアログを閉じます)